山行日:2024.6.20
コース:谷川岳ロープウェイ山頂(8:20)~熊穴沢避難小屋(9:00)~(10:15)谷川岳トマの耳(10:35)~西黒尾根~(12:10)ラクダのコル(12:20)~谷川岳ロープウェイ土合口(14:05)
先週に引き続き、どこか涼しい山に行きたい。思いついたのは河口湖北岸の黒岳。が、布団に入る前に気が変わって、谷川岳に行くことにした。谷川岳の夏は暑い。森林限界が低いため晴れると直射日光を受けて暑い。そして下山にかかり森林に入る頃にちょうどその日の最高気温が出るような時間帯にさしかかる。しかし、今はまだ6月の中旬。盛夏とは違う。最早西黒尾根を登りきることはできまい。必然的にロープウェイ利用で天神尾根を登るしかない。1番のロープウェイに乗り、下りで西黒尾根を使えば暑さに喘ぐ時間には降りてこられるのではないか。などと夢想し、出かけた次第。
結果は、登りで喘ぎ、下りでより激しく喘いで汗だくでなんとか下りきった、という感じ。最早、西黒尾根を歩くこと自体、かなり危険を感じてしまった。
ロープウェイの券売所に行くと、すでに多くの方々が並んでいた。皆さまそれなりの登山の服装をしていらっしゃる。券売は対面で行われており、一人一人に頂上まで行くのかや注意事項が述べられていた。俺は片道切符をくださいと言った。そして何も言われなかった・・・。寂しいね・・・。俺は完全街歩きの服装で、運動靴。激ヤセしていて、登山者には見えないのだろう。天神峠の散策客と思われたのかな。寂しいね・・・。
てな感じで、3番位のロープウェイに乗った。
天神平にて。
ショック。
俺は、今の今まで中央の山は白毛門だと思っていた。45年以上そう思っていた。朝日岳だったのね。死ぬ前に知れてよかった。
ロープウェイを降りてすぐに谷川岳の山頂が見える。
タニウツギと(左から)笠ヶ岳、朝日岳、白毛門。今日初めて知りました。
熊穴沢避難小屋を過ぎると日影はほとんどない。ギンギラギン。風が無く異常に暑い。なだらかに見えるが、今日登った感じでは相当急に思えた。何回か登ったことがあるが、そう思ったことは無かった。
爼倉とオジカ沢の頭。
タニウツギと川棚の頭(爼倉)。
暑くて連続して歩けないので、花の写真を撮るふりをして休む。しかし、しゃがんで立ち上がると立ち眩みがする。ヤバッ!
ヒーッ、暑い。なぜか女性の二人組、複数組と抜きつ抜かれつになる。暑いですなぁ~、と声をかける。
ヒッ~、肩の小屋手前の標識が見えるが、なんて遠いんだぁ~。
爼倉、オジカ沢の頭が下に見えだしたよ。
そして、肩の小屋に到着。休憩じゃぁ~。水のガブ飲み。
肩の広場にて。ミヤマキンポウゲ。
肩の広場にて。背後に川棚の頭。
肩の小屋の鐘。
寄贈者として、長谷川勇氏の名前が見える。北千住で「駒草山荘」という登山道具屋さんをやっていらっしゃいました。俺が高校生の時お世話になった。鐘は平標小屋、蓬峠小屋にもあるはずである。
肩の広場にて。さっき抜かした女性二人組がやってきて山頂に向かった。俺も歩かなくっちゃ。
ヤットコサの谷川岳トマの耳。ここからは朝日岳がマワルく見える。
茂倉岳、一ノ倉岳、オキの耳。
今日も、「もういいや、」でオキの耳には行かず。
オジカ沢の頭、万太郎山、仙の倉山。かすかに平標山も見えた。
万太郎谷。奥に苗場山。
山頂付近にて。さぁ下りましょう。
国境稜線と爼倉に一瞥をくれて、西黒尾根に向かった。
雪渓は6月としては驚くほど小さかった。
なんか名残惜しいね。風が吹き出し少しだけ涼しさを感じる。
マチガ沢源頭の雪渓。
たくさん咲いていました。
これも。
マチガ沢と西黒尾根(右側)。
こちらもたくさん咲いていました。
こちらも。ユキワリソウ。
これは数本見ただけ。なんですかコレ?
西黒沢。
西黒沢。
氷河痕跡付近。
同上。
いつもに比べて少なかった。
天気よすぎ。
これだけでした。
山頂を振り返る。いやぁ~、キツイ。足元はフラフラでした。
キチィ~。
ラクダの背に到着。山頂からのCT 0:55ところ1:35を要した。菓子パンは食えず、水のガブ飲み。
あれ、朝日岳だったんだね。
さて、そろそろ下りましょ。で、蛇紋岩に足を滑らせて足首をしたたかに打ち付ける。鎖場も右足の自由が利かず大苦戦。
そして最後のタニウツギを見て、
樹林帯に突入。はじめは日影になって涼しかったが、
下るに従いやっぱり異常な暑さとなり、ボロボロで舗装道に降り立った。
駐車場で下着とシャツを取り換えて帰途についた。
家に帰ってみると、青い帽子が潮吹きで白くなっていた。
こんなに晴れた谷川岳ははじめてだったかもしれない。天気に恵まれたのだろうか。雨降りよりはいいに決まってる。しかし、暑さに弱くなったのと足腰の衰えで、西黒尾根はもう危険領域に入ったような気がしてしまった。
コース:谷川岳ロープウェイ山頂(8:20)~熊穴沢避難小屋(9:00)~(10:15)谷川岳トマの耳(10:35)~西黒尾根~(12:10)ラクダのコル(12:20)~谷川岳ロープウェイ土合口(14:05)
先週に引き続き、どこか涼しい山に行きたい。思いついたのは河口湖北岸の黒岳。が、布団に入る前に気が変わって、谷川岳に行くことにした。谷川岳の夏は暑い。森林限界が低いため晴れると直射日光を受けて暑い。そして下山にかかり森林に入る頃にちょうどその日の最高気温が出るような時間帯にさしかかる。しかし、今はまだ6月の中旬。盛夏とは違う。最早西黒尾根を登りきることはできまい。必然的にロープウェイ利用で天神尾根を登るしかない。1番のロープウェイに乗り、下りで西黒尾根を使えば暑さに喘ぐ時間には降りてこられるのではないか。などと夢想し、出かけた次第。
結果は、登りで喘ぎ、下りでより激しく喘いで汗だくでなんとか下りきった、という感じ。最早、西黒尾根を歩くこと自体、かなり危険を感じてしまった。
ロープウェイの券売所に行くと、すでに多くの方々が並んでいた。皆さまそれなりの登山の服装をしていらっしゃる。券売は対面で行われており、一人一人に頂上まで行くのかや注意事項が述べられていた。俺は片道切符をくださいと言った。そして何も言われなかった・・・。寂しいね・・・。俺は完全街歩きの服装で、運動靴。激ヤセしていて、登山者には見えないのだろう。天神峠の散策客と思われたのかな。寂しいね・・・。
てな感じで、3番位のロープウェイに乗った。
天神平にて。
ショック。
俺は、今の今まで中央の山は白毛門だと思っていた。45年以上そう思っていた。朝日岳だったのね。死ぬ前に知れてよかった。
ロープウェイを降りてすぐに谷川岳の山頂が見える。
タニウツギと(左から)笠ヶ岳、朝日岳、白毛門。今日初めて知りました。
熊穴沢避難小屋を過ぎると日影はほとんどない。ギンギラギン。風が無く異常に暑い。なだらかに見えるが、今日登った感じでは相当急に思えた。何回か登ったことがあるが、そう思ったことは無かった。
爼倉とオジカ沢の頭。
タニウツギと川棚の頭(爼倉)。
暑くて連続して歩けないので、花の写真を撮るふりをして休む。しかし、しゃがんで立ち上がると立ち眩みがする。ヤバッ!
ヒーッ、暑い。なぜか女性の二人組、複数組と抜きつ抜かれつになる。暑いですなぁ~、と声をかける。
ヒッ~、肩の小屋手前の標識が見えるが、なんて遠いんだぁ~。
爼倉、オジカ沢の頭が下に見えだしたよ。
そして、肩の小屋に到着。休憩じゃぁ~。水のガブ飲み。
肩の広場にて。ミヤマキンポウゲ。
肩の広場にて。背後に川棚の頭。
肩の小屋の鐘。
寄贈者として、長谷川勇氏の名前が見える。北千住で「駒草山荘」という登山道具屋さんをやっていらっしゃいました。俺が高校生の時お世話になった。鐘は平標小屋、蓬峠小屋にもあるはずである。
肩の広場にて。さっき抜かした女性二人組がやってきて山頂に向かった。俺も歩かなくっちゃ。
ヤットコサの谷川岳トマの耳。ここからは朝日岳がマワルく見える。
茂倉岳、一ノ倉岳、オキの耳。
今日も、「もういいや、」でオキの耳には行かず。
オジカ沢の頭、万太郎山、仙の倉山。かすかに平標山も見えた。
万太郎谷。奥に苗場山。
山頂付近にて。さぁ下りましょう。
国境稜線と爼倉に一瞥をくれて、西黒尾根に向かった。
雪渓は6月としては驚くほど小さかった。
なんか名残惜しいね。風が吹き出し少しだけ涼しさを感じる。
マチガ沢源頭の雪渓。
たくさん咲いていました。
これも。
マチガ沢と西黒尾根(右側)。
こちらもたくさん咲いていました。
こちらも。ユキワリソウ。
これは数本見ただけ。なんですかコレ?
西黒沢。
西黒沢。
氷河痕跡付近。
同上。
いつもに比べて少なかった。
天気よすぎ。
これだけでした。
山頂を振り返る。いやぁ~、キツイ。足元はフラフラでした。
キチィ~。
ラクダの背に到着。山頂からのCT 0:55ところ1:35を要した。菓子パンは食えず、水のガブ飲み。
あれ、朝日岳だったんだね。
さて、そろそろ下りましょ。で、蛇紋岩に足を滑らせて足首をしたたかに打ち付ける。鎖場も右足の自由が利かず大苦戦。
そして最後のタニウツギを見て、
樹林帯に突入。はじめは日影になって涼しかったが、
下るに従いやっぱり異常な暑さとなり、ボロボロで舗装道に降り立った。
駐車場で下着とシャツを取り換えて帰途についた。
家に帰ってみると、青い帽子が潮吹きで白くなっていた。
こんなに晴れた谷川岳ははじめてだったかもしれない。天気に恵まれたのだろうか。雨降りよりはいいに決まってる。しかし、暑さに弱くなったのと足腰の衰えで、西黒尾根はもう危険領域に入ったような気がしてしまった。
コメント
コメント一覧
私は、夏の谷川岳には行ったことはありません。せいぜい、下で滝見程度です。それでも暑さはもろに感じましたね。
谷川岳は、初夏から夏にかけてはそんなに暑いところですか。「森林限界が低い」。確かに、あそこは陽をまともに受けながらの登山ですから。風があったとしても、涼しくは感じないのでしょう。
そろそろ夏の谷川岳、もちろん、今回のぶなじろうさんと同様にローウェイ利用、西黒尾根下りですけどね、行ってみようかななんて思っていました。参考になりましたよ。やはり、夏向きの山でないことがわかりました。行くのはやめますが、平標方面も同じようなものですかね。
たそがれさん、そう言わず一度夏の谷川岳を体験してみてくださいよ。さすがに平地で35℃越えの日にとは申しませんが。滝雲やブロッケンが見られるかもしれませんし。ただし、土日は凄い人数が天神尾根から押し寄せますから平日に限ります。平日に残念なのが、ロープウェイの始発が土日より1時間遅い8時なんですよ。暑さ除けに早く出発したいのに、そこが残念です。
平標山は、昔はよく行っていたのですが、最近はご無沙汰でどうなんでしょうかね。初めて行った時、暑くて水を飲みすぎて水切れでとても苦しかったことを思い出します。なので、日陰は多いと思いますが、暑さはそれほど変わらないのではないでしょうか。