山行日:2018.11.10
コース:秩父鉄道浦山口駅(8:50)~大谷地区~日向地区・藪入り~練馬区キャンプ場(10:00)~伊勢岩ノ頭1040m付近・高ワラビ尾根合流(11:30)~武士平分岐(12:00)~小持山(13:05)~大持山(14:00)~ウノタワ(14:30)~横倉入林道(15:20)~名郷バス停(16:10)=バス=西武鉄道飯能駅


昨年同じ時期に高ワラビ尾根を歩いて紅葉が美しかったので、二匹目のドジョウを狙って高ワラビ尾根の支尾根を歩いてみた。小持山から先は腹案もあったが、鈍足に拍車がかかって、一般ルートで名郷に下った。
肝心の紅葉は1000m以下で見頃、それより標高が高いと散り残り紅葉。1200mでは落葉であった。


秩父鉄道羽生駅と熊谷駅で大量の埼玉県内の高校生が乗り込み、大混雑。どうやらテニスの大会があるようだ。高校生は広瀬野鳥の森駅で下車。平和が訪れた。


浦山口駅で降りた登山者は意外にも俺だけだった。菓子パンを食い、クソをして、タバコを吹かす。ルーチンワークだ。

車道を歩き、去年登った高ワラビ末端の取り付きをスルー。浦山ダム脇からトンネルをくぐり、ダム湖沿いにしばらく歩く。

大谷集落の所で、左手の林道に入る。神社記号の所から藪入りしようと考えていたが、気が変わりもう少し先に行ってみた。


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日向地区より浦山川対岸の山。



上の写真からすぐ先に消火栓があった。浅い沢の切れ込みの所だ。ふと見ると薄い踏み跡があり、ここから藪入りした。薄い踏み跡を辿ると、



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閑散とした練馬区のキャンプ場に出た。


まぁよい。一服しようではないの。


バンガローの裏手に目的の尾根が続いていた。キャンプ場との境界には大量の粗大ゴミが草に埋もれかかっていた。日本らしい光景である。粗大ごみをふんずけて尾根に乗る。

はじめは杉林。踏み跡はあるような、ないような。鹿か猪の足跡が着いていた。歩き難い事はない。650m付近の急斜面に難儀する。落ち葉の下が濡れていて、滑る滑る。木の幹や根っこを掴んで登る。


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杉林が尽きると、ウヒヒ的に、色付いていた。



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クククッ・・・。



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1000m付近で現れた岩場。



計画段階から、1000m付近等高線密度はイヤラシイなと思っていた。案の定岩場が出現した。登れそうなので取り付いてみたが、かなりヤバかった。湿った落ち葉と岩で滑る事。退却も考えたが、退却寸前で登れるルートが見つかる。木が折れない事を確認し木につかまり、岩が剥げない事を確認し岩を掴み、木の根が抜けない事を確認し掴んだ。下を見ると、落ちたらおだ仏のような気がする。右足の自由が利かないので、手でズボンのスソを掴んで引き上げた。まぁ、そうは言っても普通の健常者なら問題が無いのかもしれない。俺は結構青ざめていた。

ようやく安全地帯に達したが、慎重に。

登りきると、そこは高ワラビ尾根の本尾根だった。そして、小さなプレートに「伊勢岩ノ頭・1040m」と書きこまれていた。

ここからも岩がちだった。昨年は何の苦労も無く登れたのだが、今回は落ち葉が濡れていて、かなり気を使う歩きとなった。


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伊勢岩ノ頭を越えて。



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散り残り紅葉。



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たまに、こう言ったヤツも。ここいら辺までは、すこぶる天気が良かったのだが。



武士平分岐を見送って、小持山の最後の急登でバテた。
しかも、急速に雲が増え始めた。


小持山には単独氏と4人組がいた。



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小持山付近より、浦山側。




小持山と大持山の中間ピークで握り飯を食った。展望ピークだが、誰も居なかった。


大持山にも誰も居なかった。雲が広がり青空0となる。長沢背稜は完全に雲に覆われていた。長居は無用。というか、名郷の16時12分のバスに間に合わないかもしれなくなっていた。このバスを逃すと次は17時43分。急がねば。



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ウノタワへ下る。



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ウノタワ到着。散り残りのみ。ただし、浦山側の紅葉は素晴らしかった。


時間が無いので、山中に下る事にする。



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ウヒヒヒッ・・・・。



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こんな写真を撮っている場合ではないのに。



山中への道も滑った。スピードが上がらん。



ようやく林道に辿り着いたのだが、林道も湿っていてツルツル。腰が引けて小股で歩く。妻坂峠からの道を合わせて、時計を見て愕然とする。ひぇ~、バスに間に合わん!ころんでもいいから走るゾ!白岩からの林道を合わせて、時計を見て一安心。

名郷16時12分にギリギリセーフ。

バスには、めずらしくも4人が乗っていた。

さわらびで、大量の登山者が乗り込んで、東京の通勤電車なみの混雑となる。



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正確性に欠けます。