山行日;2016.11.13
コース:行道山バス停(9;40)~行道山浄因寺~石尊山(10;40)~両崖山(12:15)~織姫公園もみじ谷~織姫神社(13:20)~鑁阿寺~東武伊勢崎線足利市駅(14:10)


昨日、安行でも紅葉が進んでいる事に驚愕した。
まずいねぇ~。
大子に行くか、足利に行くか迷った。

最近気付いた事なのだが、実は山の紅葉よりも平地の紅葉の方が早いのではないかと。もちろん、高い山から低い山へと紅葉は降りて行くのだろうが、低山の紅葉は麓よりも遅いのではないかと。

だとしたら、足利もみじ谷の紅葉はより早く訪れるのではなかろうかと。

そんな妄想から、取り敢えず今週は足利の低山に行く事にした。フライングの恐れは充分にあったのだが。


家を出て、電車にのって。途中でSDカードの事が気になって、カメラをまさぐり出したら、案の定SDカードが入っていなかった。
自宅へ戻る。1時間のロス。足利で次の「行道山行き」のバスに間に合うだろうか。

越谷で急行を待つ。「新栃木」「南栗橋」「館林」「久喜」行きの電車が来たら、本日の計画はオジャンである。なんと、運の良い事か、「太田」行きが来たではないか。

足利の駅で走って、なんとか9:05発「行道山」行きのバスに間に合った。本日バスには登山者10名が乗り込み、座席は全て埋まる盛況。結構な事ですなぁ~。


行道山バス停は谷間にある。ここから車道を呑気に歩く。天気はすこぶる良い。

行道山浄因寺の麓に着いた。
ここからモノレールがあるのだ。これまで乗った事が無かったのだが、なんとなく乗ってみたかった。
500円也。
周辺の環境整備に使われるとの事。また、清心亭の入場費が含まれているとの事。



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浄因寺へのモノレール。乗客は俺一人。


「このモノレールは林業用のものでありますか」
「いえ、ここの為に特別にしつらえたものであります」

とのことだが、どう見ても林業用の改造のように見える。
スピードは、ほとんど歩きの速度。脇を歩いている人をスイスイ追い越していくと言う事は全くない。でも、乗って満足。少し恥ずかしかったけれど。


浄因寺の紅葉には、完全にフライング。ここのシンボルイチョウの葉は、まだ青みが残っていた。


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浄因寺付近。


清心亭には、解説員様がいらっしゃる。色々とウンチクを述べられるのだが、俺のツルッとした脳には殆ど歩留まりなし。

「葛飾北斎は、ここにきたのですか」
「はい、絵の研究から実際にここに来なければ判らない事が表現されております。また、麓の方が海外に肉筆画を売られた記録が発見されておりますので」


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浄因寺のイチョウは、まだ青みが残る。


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カエデは赤いものと青葉が混在。今後もっと赤くなる事でしょう。


浄因寺から石尊山へ向かう。


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まことに小さな寝釈迦。


寝釈迦には多くの人々がいた。写真だけ撮ってオサラバ。


ほどなく石尊山に到着。ここにも大勢の人々が。男体山に白い筋が見えた。焼きソバパンを食ってオサラバ。

稜線上にカエデなし。

毘沙門堂のカエデは全くの青葉。通過。



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両崖山到着。少し下った所で、雑木紅葉。カエデは赤くなりかけ。


両崖山を下り、10分ほどの所の岩場で休憩。握り飯2個を食う。


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両崖山方面を振り返る。暑くて汗ダクとなっていた。


ユルユルと下ると、しだいに公園化してきて、下に織姫公園モミジ谷が見えてきた。少しクスンではいるが、まっ赤に紅葉していた。



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もみじ谷。ヒヒヒッ・・・。


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ヒャ~。


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クククッ・・・。



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淡いのもいいじゃぁないの・・・、フフフフッ・・・。


今年のもみじ谷は、多少くすみが感じられたが、下に降りて逆光で見るととても美しかった。


尾根上にあるレストハウスで蕎麦を食おうと思っていたが、のぞくと超満員。あきらめました。


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織姫神社参道。プハ~。


織姫神社参道は、青葉混在ながら中々の紅葉。


車道に降りて、お次は鑁阿寺へ向かおう。



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鑁阿寺。少し時季が早すぎた。これから見頃を迎えるのだろう。


鑁阿寺は国宝でありながら、拝観無料のお得なお寺。紅葉も当れば相当のもの。



という訳で、浄因寺、鑁阿寺はフライング。もみじ谷はほぼベストだったかもしれない。


朝のドタバタはあったが、満足して特急両毛号に乗り込んだ。