行った日;2016.8.14
コース:秩父鉄道親鼻駅(8;40)~県道82号線(戦場通り)~強石橋(9;05)~強石地区~321m峰・竜ヶ谷山(9;45)
コース:秩父鉄道親鼻駅(8;40)~県道82号線(戦場通り)~強石橋(9;05)~強石地区~321m峰・竜ヶ谷山(9;45)
皆野町の龍ヶ谷城は、以前から行ってみたかった。それは、遺構状態が良好な中世山城と評価されていたからだ。
親鼻駅から国道140号、県道82号と歩く。寄居・皆野有料道路をくぐり、しばらく歩き三沢川を強石橋で渡ると、左手に舗装道路がありこれに入る。
強石橋を渡った所左手にあった龍ヶ谷城の案内板。
強石地区の数件の家々が一旦つき、再び一軒の家が現れる。
その家の脇に、標識があった。
ムクゲの小道を上がると、すぐに再びアスファルトの小道に出会う。これを少し登ると、もう一軒民家があった。城跡へのルートが判らず、民家の前をウロウロしていると、犬に吠えられた。あまりに激しく吠えたせいか、民家のオバチャンが表に出てきて、「お城ですか?」と聞いてきた。「あぁ、そうです」と答えると、民家の青いトタンの建屋の前を指して、「あっちですよ」と教えてくれた。
そこには、小さな矢印形の木製の標識があった。但し、字は消えて全く見えない。
オバチャンによると、結構この城の訪問者は多いらしい。「山頂から北側に抜けられますか?」と聞くと、「道はあるらが、相当荒れているので、こちらに帰ったきた方がいいよ」との事。
山道となり、お堂が2つ現れて、龍ヶ谷山321m峰の南の尾根に乗った。
足場は良いのだが、蜘蛛の巣がヒドイ。蜘蛛の巣を払いながらの登りとなる。蜘蛛の巣が多すぎて、中々前に進めない。やがて龍ヶ谷城の遺構と思われる、堀切や帯状の削平面が目に着くようになる。西側は非常な急斜面で、東側に遺構が集中している。
尾根上の堀切。
本郭下の削平地。
そして、龍ヶ谷山・321m峰に到着。本郭跡との事だが、意外に狭い。
まずは、体中に纏わりついた粘った蜘蛛の巣を引き剥がす。お茶をガブ飲み。タバコを吹かす。
本郭のすぐ下に詳しい案内図があった。
どうやらここから東側に伸びる尾根に遺構が濃厚にある雰囲気だ。そちらに向かおう。
本郭から東に向かってすぐの所に標識があった。
「スポーツ公園→」は北の尾根か?であれば、当初予定のコースで261.9m峰に向かうつもりであった。
「ハギノソリ峠」は東の尾根か?
「ハギノソリ峠」は東の尾根か?
これが「スポーツ公園→」ルートのようだ、急な片斜面にロープが渡されている。多分、急な下りはじめだけだろうが、自分には無理と判断して、ここを下るのはやめた。
「ハギノソリ峠」がどこにあるかは知らないが、取り敢えずそちらに向かってみよう。
一段とヒドクなった蜘蛛の巣を払いながら細い東の尾根を辿る。
この堀切を渡るのに苦労した。
樹間より。右に長瀞町の盆地。左の山は宝登山か。
尾根南側の削平地。
尾根を切断した堀切。
ここらあたりで、顔面に蜘蛛巣が巻きつきギブアツプ。
素晴らしい遺構の数々ではあったが、心が折れた。それほどひどい蜘蛛の巣であった。
素晴らしい遺構の数々ではあったが、心が折れた。それほどひどい蜘蛛の巣であった。
山腹を巡る事もやめ、来た道を戻った。
御馳走を目の前に、今日も敗走。
親鼻駅近くのうなぎ屋で、カツ丼を食って、ピールを飲んで、帰途に着く。
寒くなったらもう一度来よう。
そう思わせるに充分魅力的な藪城、いや蜘蛛の巣城であった。
そう思わせるに充分魅力的な藪城、いや蜘蛛の巣城であった。
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