行った日:2015.5.23
コース:JR白岡駅(8:30)~白岡八幡宮(白岡市白岡)~正福院~興善寺~篠津久伊豆神社(白岡市篠津)~小久喜久伊豆神社(白岡市小久喜)~寿楽院~黒浜沼~黒浜久伊豆神社(蓮田市黒浜)=バス=江ヶ崎久伊豆神社(蓮田市江ヶ崎)~宝国寺(岩槻区鹿室14:30)=バス=東武野田線岩槻駅


そろそろ長距離歩きをしないと、腰にくる。
遠出はできないので、近場で寺社巡りをしてみよう。どうせなら、武蔵七党の野与党関連の寺社めぐりとした。


JR白岡駅を出ると、いきなり白岡八幡宮の→があり、これに従う。


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まずは、白岡八幡宮。
849年に創建の超古い神社。


地元の人々が、朝早くから掃除にいそしんでいる。


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源頼朝が鬼窪某に社殿の造営を命じている。鬼窪氏は野与党の有力者。



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はやくも、こんな花が咲いていた。



白岡神社から北へ少し行って、浅い谷を渡ると、



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正福院があった。


正福院は849年、慈覚大師円仁により草創。白岡八幡宮の別当寺といわれる。
恐らくはお寺の前が古代海だったようで、お墓のそばに貝塚があるらしいのだが、みつからなかった。



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正福院にて。


一旦、道を少し戻り、興善寺に向かう。


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興善寺山門。


興善寺も、平安初期に慈覚大師により開かれたお寺と伝わる。板碑などがあると言う事であるが、見つからなかった。鬼窪氏ゆかりのお寺ともいわれる。


興善寺の先に、



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篠津久伊豆神社があった。



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篠津久伊豆神社は、(北)鬼窪氏関連の神社か?篠津は、(元)荒川の河川交通の要衝とも考えられる。
野与党発祥の地か~。



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なるほど、彫り物が結構凄い。


ここから、またまた道を戻る。



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小久喜久伊豆神社に到着。



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小久喜久伊豆神社は、白岡八幡宮に比較的近い位置にある。



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寿楽院。ここは、1500年代に鬼窪氏により建立された。


寿楽院から一路南下。蓮田市に入る。



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訪れてみたかった黒浜沼に到着。かつては広大な沼だったようだが、今は周辺が開拓されて、沼は著しく小さくなっているようだ。



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黒浜久伊豆神社。



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時間が押している。黒浜久伊豆神社のそばにバス停があった。しかも、すぐにバスが来る時間だ。江ヶ崎までバスに乗った。



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江ヶ崎久伊豆神社。江ヶ崎氏の根拠地と思われる。


建物は、コンクリート製で少々ものたりない。集会所が無いのも寂しい。そのかわり、めずらしくも宮司さんがいらっしゃるようだ。
犬に吠えられた。



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創建はあまり古くない。が、室町期に入っても穏然と野与党の影響力が残存している証拠とも言える。


ここから、旧岩槻市に向かう。
明らかに下り坂となり、その先が市境となっていた。少し登ると宝国寺というお寺があった。


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宝国寺(岩槻区鹿室)から蓮田市の江ヶ崎を望む。



確かに黒浜の低地に岬のような高みが見える。多分あそこが江ヶ崎なのだろう。



慈恩寺まで歩こうと思っていたが、時間切れ。ここからバスを乗り継いで、越谷駅に向かった。