山行日:2012.11.4
目的地:榊山の尾根を登る。
コース:大日向(6:00)~1181m榊山(8:10)~1223m付近(8:30)~1358m付近(8:50)~1590m付近(9:50)~1700m長沢背稜・都県境(10:20)~長沢山(10:25)~(12:45)酉谷山(13:10)~小黒(13:35)~熊倉山分岐(14:10)~1200m崩壊地(15:00)~クイナ沢出会・東谷林道(15:50)~大日向(16:30)
目的地:榊山の尾根を登る。
コース:大日向(6:00)~1181m榊山(8:10)~1223m付近(8:30)~1358m付近(8:50)~1590m付近(9:50)~1700m長沢背稜・都県境(10:20)~長沢山(10:25)~(12:45)酉谷山(13:10)~小黒(13:35)~熊倉山分岐(14:10)~1200m崩壊地(15:00)~クイナ沢出会・東谷林道(15:50)~大日向(16:30)
あれから2日経ってしまった。しかもビールを飲んだ今、記憶力の乏しいおいらに正確な記録は書けないだろうな。
以前、グミの滝から三つドッケに行った時、参考にさせて頂いたHPが「藪山、岩山、花の山」だった。その時目にした記事が榊山から長沢山・酉谷山・小黒の周回コースだった。以来、このコースにいつかは行ってみようとの思いが潜伏し続けていたのである。長沢背稜に対抗して、東谷背稜もしくは大血川背稜と名付けたくなるのである。
「藪山、岩山、花の山」のHPは、かなり楽しげなコースが紹介されているのだが、最近の更新が無いのは非常に残念なのである。再開を望んでおりますです。
「藪山、岩山、花の山」のHPは、かなり楽しげなコースが紹介されているのだが、最近の更新が無いのは非常に残念なのである。再開を望んでおりますです。
しかし、実際に行ってみて、おいらのレベルを越えていた。次の機会は無いだろうとの気持ちが正直なところである。
大日向の道をはさんで観光釣り場の反対側のトイレの駐車場で焼きソバパンを食っていた。まだ夜明け前である。一台の軽トラがやってきて、オッサンが観光釣り場の建屋に入っていった。おいらは便意を催し、トイレへ駆け込んだ。スッキリした気分でトイレから出るとオッサンがいた。
「釣りかね?」
「山登りです」
「何処へいくんかね」
「長沢山から酉谷山へ」
「車は20m先の駐車場へ留めとくれ。ロープをはずしてな」
「判りました」
「山から下りたら、必ず知らせておくれ、心配するから」
「釣りかね?」
「山登りです」
「何処へいくんかね」
「長沢山から酉谷山へ」
「車は20m先の駐車場へ留めとくれ。ロープをはずしてな」
「判りました」
「山から下りたら、必ず知らせておくれ、心配するから」
という訳で、観光釣り場の駐車場に車を留める事になった。確か前回は、このオッサン、トイレ前に駐車するように言ったはずだが・・・・。
東谷林道のゲートには、この先1kmで車・歩行者伴通行止めの張り紙がしてあった。オッサンは何も言っていなかったよなぁ~。帰りが心配である。
数百mで林道が工事中。この事か!迂回路があり、簡単に通過。その先に今では薄くなった標識があり、ケンカ平へ向かう。
川を渡りすぐに目的の尾根と思われる末端640m付近に着いた。いきなりの急斜面である。まぁ尾根の末端では良くある感じ。しかし、登るほどに傾斜が増す感じ。しばらく行って余りの急斜面に行き詰った。下を見て震え上がった。とんでも無い高度感。今の状況は土壁いやドロ壁にへばりついている感じ。最早下る事は不可能。足がワナワナと震えた。「藪・岩・花」の方はアッサリ急斜面とだけ書いていたように思う。これ程とは思いもよらなかった。焦った時にはタバコを吹かすものだが、今はそうもいかない。
登るしかないか。目の前にある細い木を掴んだら、ミシリと音をたてて折れた。枯れ木だった。どうしよう。少しだけ顔を出している細い根っこにしがみついた。根っこを掴みながらの登りとなる。足に力が入らないよぉ~。根っこが見当たらない時は斜面に足をけり込んだ。幸い固い登山靴を履いていた。土も柔らかかった。
そんな登りが100m以上続いただろうか。少しだけ傾斜が緩みタバコを吹かす。後戻りはできないな。歩きだすと、再び急斜面になった。震えながらの登りが950m付近まで続いた。また、一服。地図を見た。う~んこの先、もう何回かこんな斜面がありそうな気配を感じる。
少し傾斜が緩み、先の不安があるものの取り敢えず安全地帯に辿り着いたようだ。右天然林。左杉林。鹿よけのネットや杉の根元の保護カバーなどが現れ、林業関係者がこんな所で作業しているのだなと感心する。
数百mで林道が工事中。この事か!迂回路があり、簡単に通過。その先に今では薄くなった標識があり、ケンカ平へ向かう。
川を渡りすぐに目的の尾根と思われる末端640m付近に着いた。いきなりの急斜面である。まぁ尾根の末端では良くある感じ。しかし、登るほどに傾斜が増す感じ。しばらく行って余りの急斜面に行き詰った。下を見て震え上がった。とんでも無い高度感。今の状況は土壁いやドロ壁にへばりついている感じ。最早下る事は不可能。足がワナワナと震えた。「藪・岩・花」の方はアッサリ急斜面とだけ書いていたように思う。これ程とは思いもよらなかった。焦った時にはタバコを吹かすものだが、今はそうもいかない。
登るしかないか。目の前にある細い木を掴んだら、ミシリと音をたてて折れた。枯れ木だった。どうしよう。少しだけ顔を出している細い根っこにしがみついた。根っこを掴みながらの登りとなる。足に力が入らないよぉ~。根っこが見当たらない時は斜面に足をけり込んだ。幸い固い登山靴を履いていた。土も柔らかかった。
そんな登りが100m以上続いただろうか。少しだけ傾斜が緩みタバコを吹かす。後戻りはできないな。歩きだすと、再び急斜面になった。震えながらの登りが950m付近まで続いた。また、一服。地図を見た。う~んこの先、もう何回かこんな斜面がありそうな気配を感じる。
少し傾斜が緩み、先の不安があるものの取り敢えず安全地帯に辿り着いたようだ。右天然林。左杉林。鹿よけのネットや杉の根元の保護カバーなどが現れ、林業関係者がこんな所で作業しているのだなと感心する。

杉林が切れると見事な紅葉が。多少、心のゆとりが芽生える。

1181.0m 榊山山頂付近。三角点標柱があった。展望なし。薄暗い山頂であった。

所々で紅葉が。
廻りは紅葉しているのだが、尾根上に照葉樹が茂り、杉林が邪魔をする。
小ピークを越えながらの登りとなる。藪めいた所は無い。
小ピークを越えながらの登りとなる。藪めいた所は無い。

時折、なごませてくれる。

紅葉がつき、明るくなる。

そして、なんとか都県境の尾根に辿り着いた。登りの後半は、急斜面があるとは言え震え上がるような所はなかった。
助かったとの思いが強かった。
さて、ここまで4時間半もかかってしまった。長沢山へ西へと向かう。
さて、ここまで4時間半もかかってしまった。長沢山へ西へと向かう。

展望の無い長沢山に到着。山頂には雲取山テン泊という御夫婦がいらっしゃいました。
ご夫婦、三つドッケへ御出立。おいらもタバコを一本吹かせて直ぐに出発。時間が押している。
長沢山と水松山の間の巻き道で、登山道を失う。磁石で稜線を目指すと、登山道を発見。何やってるんだか!自分にあきれる。

滝沢山のヘリポート。両神山の後ろに白い山嶺が見えた。
滝沢山のヘリポートで御夫婦に追いつく。他に若者が。若者はヘリコプターでここまで来たらしい。なんでも鹿の駆除だそうだ。そういえばここまで2名のハンターとスライドしていた。犬の声もけたたましかった。鹿の姿は皆無だった。

酉谷山の160mの登りで完全にバテた。
ここで遅い昼飯とする。御夫婦は現れなかった。ヨコスズ尾根を下ると言っていたので、時間の関係上酉谷山はカットしたのだろう。妥当な選択だと思う。

酉谷山からの富士山。
おいらも最早ゆっくりできない。小黒の下りで暗くなったら非常にヤバイのである。

小黒の登り。スズ竹は壊滅状態。はじめてここに来た時の面影は最早無きに等しい。笹藪が懐かしくすら感じられる。

小黒山頂。ここもスッキリ。いいのか、悪いのか?

兎に角急いで下る。
「夜話会・昭和57年」の標識で左斜面を下る。トラロープ起点の木はすでに朽ちかけ、危険極まりない。びくびく下る。

熊倉山の尾根に乗り一安心。
東大の標識で、ここも左へ下る。
この先の崩壊地が心配である。
この先の崩壊地が心配である。


恐れは当たってしまった。今年の正月に訪れた時よりも状態が悪くなっていた。
崩壊地の細いバンド状を伝わる。その先もまたまた崩落。もう一つ崩落。なんとか通過。
このルート磁石は通用しない。見えずらい道型を捜しながら下るしかないのだ。尾根を単純に下っていないし、間違って下ると東谷にハマり、下りきれないかもしれない。という恐怖が付きまとうのである。
見極めずらい道型は谷に傾斜し、歩きづらい事この上ない。
そしてとうとう、やっちまった。道型を失った。まずいねぇ。あと5分この小尾根を下って道型に出なかったら登り直そう。
運よく道型が右の山腹から合流してくれた。助かった。
ドラム缶脇を通り、最後はロープを伝い、崩壊地を渡る。
そしてとうとう、やっちまった。道型を失った。まずいねぇ。あと5分この小尾根を下って道型に出なかったら登り直そう。
運よく道型が右の山腹から合流してくれた。助かった。
ドラム缶脇を通り、最後はロープを伝い、崩壊地を渡る。

そして、なんとか、クイナ沢出会、東谷林道に辿り着いた。
大日向観光釣り場に着くと、すでに人の気配は無く、下山を知らせる事はできなかった。
このコース、もう一度訪れる事はないだろう。
コメント