山行日:2011.1.10
目的地:明智平~古峯神社
コース:明智平~ロープーウェイ(9:40)~茶の木平東端(細尾峠分岐)(11:10)~篭岩(11:40)~(12:50)細尾峠(13:10)~国道(14:10)~細尾(14:40)~清滝(14:50)

収縮した革靴に見切りをつけた。20年使用でビブラムを2回張り替えたものである。しかし、足の親指が痛くて仕方がないのである。年末についに新しい靴を買ってしまった。店の店員に6万円もするやつを進められたが、とんでもない。2万円台のヤツである。店員は、「この靴では足が冷たいですよ。」と言っていた。安物買いのオイラとしたら、これで充分だと思う。アルプスの冬山など登る事は無いのだから。

新しい靴の履き慣らしに行こう。雪が全然無ければいやだなぁ。少しは雪があって欲しい。という訳で、明智平から古峯神社への禅頂行者道に出かけてみた。
少々甘く見すぎていた。ストックなし。ワカンなし。オーバーズボンなし。で出かけたのだ。

東武日光駅で降りた登山者は、先週に比べ激減していた。湯元行きのバスはガラスキ。明智平で降りた人間はオイラのみ。
ロープウェイ乗り場は閑散としている。売店のソバ屋のネイさん達がおしゃべりに花を咲かせている。
ロープウェイに乗ろうとすると、切符売りのネイさんが、10分待ってください、との事。外に出て、タバコを吹かせてから、切符売り場兼改札口に出直すと、お兄さんが、これから試運転をするので10分待ってください、との事。おいおい、始発は9時ではなかったのカイ。結局出発は9:30を大分過ぎてしまった。

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ロープーウェイで2分の空中散歩。390円。20分待たされたら、歩いても同じであった。


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ロープウェイ山頂駅より。奥の方は曇っている。

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女峰山は晴れている。

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男体山も晴れている。

駅舎の先の登山道にはロープが張られていた。どうしたことか、駅舎の兄さんが、くぐって行ってください、と言うので、ハイと返事をし、ロープをくぐった。

いきなりの雪だった。作業衣の綿のズボンが雪まみれになる。最初の小ピークでスパッツを着けた。歩くに従い、雪は深くなった。

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道標はあっても道が見えない。

やがて、足は膝までもぐりだした。そして、モモまで・・・。古い足跡を見つけた。笹がいくらか出て居る所を歩いている。足跡を追う。が、見失う。笹も隠れ急斜面となると、振り出した足がズブズブと潜り、全く高度を稼げなくなった。シュカブラの上は潜らないので、シュカブラを辿るが、5歩目にはズボリと股まで潜る。茶の木平まで遠いのぉ~。ワカンを持って来るべきだったのぉ~。

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ウサギの足跡しかないワサ。


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樹間からの男体山に慰められる。


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茶ノ木平付近にようやく到着。ロープーウェイ跡の展望所まで行こうと思っていたが、とても無理。細尾峠への分岐標柱を見つけ、そそくさと細尾峠に向かう。

ここまでに時間がかかりすぎている。ここで古峯神社は無理だと悟った。装備不良だった。細尾峠に向かっていると、モモ裏に何かが当たる。綿のズボンが凍りついていたのだ。ありゃまぁ。まずいねぇ。戻るか。しかし、細尾峠に行くのも時間的に大して変わらんだろう。取り敢えず、細尾峠に向かう。

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篭岩の石仏も寒そうねぇ~。

篭岩の先1453mピークからの下りは、少々アセッタ。尾根幅が広がりルートが判りずらい。2.5万図も持ってこなかった。昭文社の地図に磁石をアテる。が、いかんせん荒いねぇ。時折赤テープを見かけて安心したりもした。赤テープを完全に見失った。派生する小尾根が多いのぉ~。幸い弩ピーカンだったので、広い尾根の端から端まで横切って地形を観察し下ったりした。

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少し雪が減り、潜ることは無くなった。

運よく道型を発見し下った。

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道が見え出し、鉄塔を2基越え、細尾峠に降り立った。


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細尾峠には、日光修験の御札があった。日光山中で日光修験道の御札は初めて見た。

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日光修験道の他、多数の御札が散乱していた。那須修験道も見られた。意外にも定番の熊野修験道が見受けられなかった。雪の下にでも埋まっているのかもしれない。

細尾峠で立ったまま握り飯を食った。すでに13:00であった。古峯神社のバスは15:50だ。今日のペースでは、とても無理。厭だが、車道を下るしかあるまい。

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細尾峠を少し下った所にあった。遠いのぉ~。

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旧道の日蔭は凍りついている。

くねくねした車道を歩くのは厭だ。車は1台も来ない。誰か乗せてくんないかなぁ、などという甘い考えは通用しなかった。

くねくねが余りにもヒドイので、短絡しながら下った。藪に入り駆け下る。と、道路の手前の落ち葉に足を置くなりズボリとハマリ、かえるがノビタように前のめりに転倒した。肩に激痛が走った。しばらく車道にうつ伏せになっていた。右肩は昨年来、痛いのだ。50肩か・・・。兎に角、間接が弱い。膝、腰、肩と全て右側が悪い。取り敢えず、短絡はやめた。すると、国道122号に出た。

昭文社の地図には旧道は「冬季通行止め」と書いてあったが、本日はゲートが開いていた。そういえば、15年位前には、真冬に細尾峠まで車で上がったよな。

国道をトボトボ歩く。
もうすぐ細尾と思った頃、バスがおいらの脇を走り抜けた。バスはすぐそこの信号で一度止まり、再び走りだした。あ~ぁ。信号の手前にバス停があった。30秒、いや20秒遅かった。クソッタレと思った。

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今日下った尾根

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細尾付近から男体山。こんな写真を撮っているからバスに乗れなかったのだよ。


清滝三丁目のバス停で時刻表を見ると、35分待ちであった。再び歩いた。
古河電工の正門前にうどん屋があったので、そこに入った。客は他に、爺さんが一人。ラーメンはすぐできるかと聞くとハイと言うので注文した。そして、ラーメンが爺さんの所へ運ばれた。すると、爺さんが「アンタ急いでいるんでしょ。」と言い、店員に自分のラーメンをおいらの所へ運ぶように言った。おいらは、断ったが、爺さんがどうしてもと言うので有難くいただいた。余りにもラーメンが早く来たので、バスの時刻には早すぎる位に食い終わってしまった。しかし、爺さんの手前(おいらは急いでいる事になつている)、おいらは爺さん礼を言い店を出た。

そして、また歩いた。

すると、一台の車がおいらの脇に停まった。婆さんが「何処まで行くのか。」と聞くので、「日光駅まで」と答えた。婆さんは車に乗るように言うので、ありがたく乗せて頂いた。婆さんは清滝在住。これから日光駅近くまで、精米に行く所だといっていた。清滝にはコイン精米所が無いそうだ。

細尾までは、ひどい目にあったが、清滝からは良い回転になった。東武日光駅では、10分後の臨時特急列車に乗れた。


最後は、良いフィナーレを迎えたが、いい歳こいて反省すべき点が多すぎた。
それにしても、清滝には親切な方が多かった。