山行日:2010.4.18
目的地:上州武尊山
コース:武尊牧場スキー場トップ(8:40)~武尊避難小屋(10:10)~中の岳岩場の基部(11:50敗走)
~武尊牧場スキー場駐車場(14:20)


今シーズン、何度か計画を立てた上州武尊山。今日は、晴れそうなので行ってみよう。雪のある時期としては約15年ぶりくらいか。

霧のかかった関越道をノソノソと走る。深谷あたりで霧が晴れ、純白の浅間山が見えた。今日は期待が持てそう。しかし、赤城Pを過ぎると武尊山には雲がかかっていた。武尊牧場スキー場に着くと、薄日は射していたが、小雪が舞ってきた。

1回券2枚を購入し、スキー場トップへ。スキーにシールを貼り出発。
風が強い。牧場から広い尾根を進む。傍らをご夫婦らしき二人組みが歩いている。他にも足跡多数あり、道に迷う心配はなさそうだった。15年前はクラブ山行で行った。足跡無しでセビオス岳の尾根まで不安だったのを覚えている。

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ブナの卓越した森を行く。しっかりした踏み跡があり、迷うことは無かった。

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ブナと岳樺の勢力争い。

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やがてブナが消え、岳樺と針葉樹の争いに変わった。

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針葉樹が卓越してきた。

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そして、武尊山避難小屋に到着。近くにテント3張。女性がテントから顔を出し、二言・三言。

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天気は回復してきた。

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激しく波打つセビオス岳の尾根を行く。

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山頂近くの峰が見えてきた。

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中の岳の岩場が近づいた。あの岩の右手に回り込もう。

中の岳の岩場の基部を巻こうとした時、左足がツルリと滑った。雪が強風に飛ばされ、氷が露出していた。どんどん雪が飛ばされ、氷が露出してくる。上からスキーヤーが華麗に滑り降りてきた。朝見かけたご夫婦が、アイゼンを利かして傍らを通り過ぎて行った。おいらは、ビクビクとスキーを外した。スキーアイゼンは携行していたが、アイゼンは持ってこなかった。おいらの実力で、この氷の急斜面はスキーアイゼンでは危険と判断し、下山することにした。

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木のある所に移動しシールを剥がす。シールには氷がこびりついていた。これじぁ疲れるワイ。

再びスキーを装着し、滑降開始。なだらな森で昼飯を食った。穏やかなものだった。

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午前中は霞んでいた日光白根がくっきりと。

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武尊山の前衛峰、中の岳を振り返る。


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この後、小さな登り・下りに苦しめられる。


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武尊牧場の一角に出る。

スキー場の弩グサレ雪をいやいや滑り帰着。朝、真っ白だったゲレンデは土くれていた。スキー場は、今日が最終日だった。

あいも変わらず、渋滞の関越道をのろのろと走り、帰宅した。
敗走癖が、再発しなければよいのだが・・・。