プログを開設し、一年がたとうとしている。これまで、中禅寺湖南岸尾根の記事を3回も投稿してしまった。今回で4回目だ。

目立つ山頂は無い。
しかし、何度でも行きたくなる尾根道だ。
美しいのに人がいない。
なぜだろう。
不思議だ。
鹿糞が多いからだろうか。


上野島ルートの上部はまさに天上の楽園だった。


イメージ 1
笹原と疎林の中をあちこち歩き回った。


イメージ 2
雪消えした温泉ヶ岳~白根山~錫ヶ岳の県界尾根。


イメージ 3
右から、男体山・太郎山・山王帽子山・於呂具羅山。


イメージ 4
喜び勇んで滅茶苦茶に歩き回っていると、左手に社山との鞍部が見えた。


イメージ 5
振り返ると、社山・黒桧岳の道標があった。ついに、登山道と合流した。

タバコを吹かし、喜びに浸る。

社山に行こうか、黒桧岳に行こうか。
黒桧岳に行こう。


イメージ 6
黒桧岳に続く美しい尾根には、足尾側から雲が上がってきている。中禅寺湖南岸尾根が、日光への雲の侵入を何とか堰き止めている。

先を急ごう。


イメージ 7
途中、シロヤシオの大群落が咲き誇っているが、うまく写真に撮れない。


イメージ 8
先行者がお一人。この方の足跡以外は、羊蹄類のものだけ。
雲が押し寄せてくる。


イメージ 9
お気に入りの草原で、昼飯とする。
幸い、雲は切れてきた。


イメージ 10
おいらの食料の全て。

青い水筒は、かつて北千住にあった駒草山荘で購入したもの。高校生の頃に買ったのだから30年以上の付き合いだ。駒草山荘で買った登山用具の最後の生き残りだが、最近ホーローが浮き出し、よく見るとデコボコだ。
駒草山荘のオヤジは親切だった。谷川連峰の各小屋に懸かる鐘は駒草山荘のご主人の寄贈によるものだ。
この水筒は大事に使おう。

鹿が1頭現れたが、こちらの姿を確認すると、疎林の中に走りこんでいった。




黒桧岳に着くとなんと、20人ほどの団体登山グループと鹿がいた。人の数にも驚いたが、この人の群れの中に鹿が紛れ込んでノホホンと草を食っている姿にあきれた。
こいつには、以前にも会ったことがある。全く人を恐れないふとどきな鹿である。
20人の団体が去ると、鹿とおいらだけが残された。
気味が悪いので、普段余り行かない本当の黒桧岳の山頂に行った。ここで休憩。


イメージ 11
そろそろ下山しようと、ニセの黒桧岳に戻るとまだ鹿がいた。20人が居たときはノホホンとしていたが、今度はおいらを睨みつけている。こちらも負けじと豪快な放屁をかましてやった。すると、ヤツは目をそらさずこちらににじり寄ってくる。
たまらず、森の中に退散。おいらが鹿で、鹿が人間か。

登山道に復帰し、山を下る。


イメージ 12
石楠花の咲く暗い道を下る。


イメージ 13
シロヤシオのじゅうたん道を下る。


イメージ 14
そして、明るい中禅寺湖畔に辿りつく。


イメージ 15
千手ヶ浜では九輪草が咲いていた。


イメージ 16
ズミの花を愛でて、船着場より、船に乗り立木観音に戻った。


高速道路で大渋滞にはまり、疲れ果てて帰宅。

それでも、中禅寺湖南岸尾根上野島ルートに大満足した一日であった。このルートを紹介してくださったブログ管理者の方にお礼を申し上げます。

あっ、宿堂坊山のことをすっかり忘れていた。