山行日:2008.9.15
目的地:那須旭岳
コース:甲子温泉(8:00)~甲子山(10:00休)~旭岳(11:20休)~甲子山~甲子温泉(15:00)
目的地:那須旭岳
コース:甲子温泉(8:00)~甲子山(10:00休)~旭岳(11:20休)~甲子山~甲子温泉(15:00)
今年の3月「雪遊び」と言うホームページを開設しているイガクミさんと那須大白森山で出会った。彼女は鎌房山の山頂で「赤崩れ山だ~。」と叫んでいた。その隣の観音山にも行ったという。観音山は無理としても、赤崩れ山(旭岳)には行きたいものだと思った。旭岳の山容は個人的に、那須連山随一の美しさだと思うのだが。
今日も寝坊気味で甲子温泉を出発したのは8時であった。白河の町から全く那須の山は見えなかったが、薄日が差してきた。温泉神社を過ぎると、緩い坂の九十九折れの道だ。足の弱いおいらにはうれしい。
猿が鼻を過ぎると背中のあちこちが痛痒くなった。背中を掻きながらの登りとなった。シャツの中から巨大な蟻がてできた。
痒さからようやく開放されると甲子山に着いた。曇天の中、旭岳が現れた。ルートとなる尾根を観察すると、恐るべき急斜面に見える。
猿が鼻を過ぎると背中のあちこちが痛痒くなった。背中を掻きながらの登りとなった。シャツの中から巨大な蟻がてできた。
痒さからようやく開放されると甲子山に着いた。曇天の中、旭岳が現れた。ルートとなる尾根を観察すると、恐るべき急斜面に見える。

甲子山の登りよりようやく旭岳が見えてきた。
甲子山を小さく下るとすぐに案内板があり、新道と旧道に分かれていた。「入っちゃいけないよ」の赤紐で旧道を塞いでいる。人気の無い事を確認し、旧道に入った。すぐに赤土の急斜面となる。補助用のトラロープが延々と張られ、何とか登る。
ここで、思い出した。15年ほど前、茶臼岳から縦走し、坊主沼で1泊。朝起きると季節外れの大雪で、このトラロープにしがみついて下ったことを。そのとき手が冷たく、つらかった事。そうそう、茶臼岳では、人事部長に偶然会ったことも。
そんなことを考えながら登っていると、分岐らしきところに着いた。どうやら左は旧道で坊主沼への道のようだ。しかし、今はヤブに覆われ、廃道寸前のようだ。と言うよりも、公式には廃道なのだが。一方、右の道はしっかりしている。15年前は確かこんなはっきりした踏み跡は無かったはずだが。
右の道を選択し、登り出すと、なんと刈払いまでしてあるではないか。道のない山としてやってきたのだが、思ってた以上に簡単に山頂に着くかもしれないと、内心ほくそえんだ。が、すぐに、赤土の急斜面となり、木の枝、草、トラロープにしがみついた。踏み跡こそしっかりしているが、山頂までそんな登りだった。
ここで、思い出した。15年ほど前、茶臼岳から縦走し、坊主沼で1泊。朝起きると季節外れの大雪で、このトラロープにしがみついて下ったことを。そのとき手が冷たく、つらかった事。そうそう、茶臼岳では、人事部長に偶然会ったことも。
そんなことを考えながら登っていると、分岐らしきところに着いた。どうやら左は旧道で坊主沼への道のようだ。しかし、今はヤブに覆われ、廃道寸前のようだ。と言うよりも、公式には廃道なのだが。一方、右の道はしっかりしている。15年前は確かこんなはっきりした踏み跡は無かったはずだが。
右の道を選択し、登り出すと、なんと刈払いまでしてあるではないか。道のない山としてやってきたのだが、思ってた以上に簡単に山頂に着くかもしれないと、内心ほくそえんだ。が、すぐに、赤土の急斜面となり、木の枝、草、トラロープにしがみついた。踏み跡こそしっかりしているが、山頂までそんな登りだった。

これが別名「赤崩れ山」の由縁か。山頂への道より。
ようやく山頂に着いたが、曇天で景色はさえない。それでもスダレ山から三本槍の尾根、二股山、小白森、大白森、鎌房山などが見えた。旭岳の北側に延びるゴツゴツした尾根がどうなっているのか見たかったのだが、山頂からは見えなかった。
昼飯を食っていると、三本槍の方で怪しげな黒雲がわいてきたので、山頂を後にする。この後が地獄だった。登るに苦労した道は、下るにはその数倍の労力を要した。何しろ道が急で赤土なので、降りにくいことこの上ない。しかも赤土は粘土化している。腰を引き、つかめるものは何でもつかまなければ下れない。ところが、トゲ棘のアザミ?が多く、そうも言っていられない。つかむ物を探すだけで時間が過ぎていく。そして、とうとう足を滑らせて転んだ。あわてて脇の草をつかんだが、アザミだった。洒落にならない。結局、登りに要した時間以上に降りに時間がかかった。
甲子山に着けば、道はハイウェイ並だ。何せこの登山道は国道289号線なのだ。アット言う間に甲子温泉に帰着した。
昼飯を食っていると、三本槍の方で怪しげな黒雲がわいてきたので、山頂を後にする。この後が地獄だった。登るに苦労した道は、下るにはその数倍の労力を要した。何しろ道が急で赤土なので、降りにくいことこの上ない。しかも赤土は粘土化している。腰を引き、つかめるものは何でもつかまなければ下れない。ところが、トゲ棘のアザミ?が多く、そうも言っていられない。つかむ物を探すだけで時間が過ぎていく。そして、とうとう足を滑らせて転んだ。あわてて脇の草をつかんだが、アザミだった。洒落にならない。結局、登りに要した時間以上に降りに時間がかかった。
甲子山に着けば、道はハイウェイ並だ。何せこの登山道は国道289号線なのだ。アット言う間に甲子温泉に帰着した。
結局、旭岳は登山道が「赤崩れ」だった。

雪の旭岳はなお美しい。
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