カテゴリ:中央線沿線・富士五湖周辺 > 秀麗富嶽十二景

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山行日:2019.1.2
コース:JR中央線笹子駅(8:10)~道証地蔵(9:00)~すみ沢~すみ沢直登コース~行き詰り退却~すみ沢迂回コース~すみ沢~鎮西ヶ池~(12:10)滝子山(12:40)~1590m三角点峰~女坂~(13:20)檜平(13:40)~林道(14:50)~藤沢地区~JR中央線初狩駅(15:30)



バカは風邪をひかないと言うが、バカでも稀に風邪をひく事がある。年末の2日間、寝込んだ。2日も寝込むと、今度は腰が痛くなってくる。負のスパイラルの始まりだ。
風邪と腰痛を天秤にかけると、やっぱり腰痛の方が断然重いのである。風邪は抜けきっていないが、山歩きにでかけよう。風邪っぴきで滝子山は少々荷が重いと思ったが、再考も面倒で、当初の予定通り笹子駅から滝子山を目指す事にした。


笹子駅で降りた登山者は4~5名居たようだが、皆様どうも南面の山に向かわれる様子。俺は、クソして、タバコを吹かせてから出発。
寒い、寒い。
国道を下り気味に東進。案内に導かれて中央高速道路をくぐった。ダラダラと車道を登って、


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道証地蔵。ここよりすみ沢に下る。



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すみ沢沿いのダラダラ道を歩く。沢は寒々としているが、この辺では寒さは無くなった。フリースを脱ぐ。



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ホントに寒くないのヨ。



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寒くないのに寒むそう。全然寒くないのだ。



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すみ沢の直登コースと迂回コースの分岐に到着。直登コースには「難路」と書かれていた。直登コースを見るに、道は明瞭。こちらを選択。



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ここいらまでは、楽勝。



ムムッ、黄色い砂状の傾いた道だ。靴を蹴り込んで何とか通過。先を見るとやはり明瞭な道があった。進む。
ありゃぁ、またしても傾いた砂地。すみ沢の川床まで、結構あるじゃぁないの。ケツを落として、何とか通過。しかし、またまた・・・。ウへッ!
諦めよう。
戻る。

下り加減での戻りに手こずる。迂回ルート分岐まで長い事。結局30分近いロスとなった。
迂回ルートは、すみ沢の大高巻き。ズンズン山腹を登ってからトラバース。曲沢峠からの道を合わせると、その先ですみ沢に戻った。この先、怖い所無し。

小尾根にユルユルと上がって、水溜りのような鎮西ヶ池をやり過ごす。最後にチョット急登すると、



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滝子山に着いた。三角点は1590mのようだが、山頂には1610mと書いてあった。



先着の方、一名のみ。


肝心の秀麗は、東側に雲がまとわりついていた。まぁ、これはこれで、いいか・・・。
でも、チョットだけ粘ってみた。



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あまり変らんか。




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全然変わらんは。



30分滞在で、オサラバ。



三角点峰を経由して、女坂、檜平に下った。



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いい感じの尾根道を下る。



檜平から九十九折れを急降下。
沢に出て、沢沿いに下る。


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この先で、林道に出て、



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藤沢地区に降り立った。すでに秀麗は雲に覆われて。




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初狩駅にて。特急の通過と滝子山。



初狩駅では座れたが、帰省のUターンなのか、コミコミで高尾駅に到着。

山行日:2018.11.3~4
コース:11/3 JR中央線甲斐大和駅=バス=上日川峠バス停~福ちゃん荘(泊)
    11/4 福ちゃん荘(6:00)~介山荘・大菩薩峠(6:40)~石丸峠(7:40)~牛の寝(9:10)~狩場山(9:30)~大マテイ山(10:20)~鶴寝山(11:10)~松姫峠(11:30)~奈良倉山(12:20)~戻る~松姫峠(13:00)=バス=小菅の湯=バス=JR青梅線奥多摩駅



山小屋に予約を入れたのはいいが、天気予報がどんどん悪い方へ転がっている。いつの頃からか、山小屋も「予約」が当たり前になってしまった。予約なしで泊まれた頃が懐かしいのは俺だけであろうか。最早、テントも担げないし、長距離高速歩行もできないとなると、リスク承知で山小屋に予約を申し込まねばならない。悲しい現実である。



11/3
甲斐大和駅で下車すると、麓のここいらも黄葉が始まっていた。天気はよろしく無いし、山の上では紅葉は終了、なんてことはないだろうか。心配になってくる。

上日川峠行きのバスの午後の便はガラガラだった。
上日川峠に着くと、相変わらず驚くほど多くの人々がいた。今日はここから20分歩くだけだ。
薄暗い森は、すでに紅葉最終晩の趣があった。
なんだか冴えない気分で、福ちゃん荘に入場。晩飯までピールを飲んでダラダラと過ごして、就寝。



11/4
5時半に起きて、クソだけして出発。ああっ、もちろん煙は吸った。

ダラダラの坂を介山荘に向かう。大菩薩嶺にはなんら興味無し。
歩いていると、首筋に雨滴を感じる。霧雨だ。霧雨は降ったリやんだり。雨具を付けるほどではないが、11月の2000m弱で濡れるのはイヤだ。もう少ししっかり降ってくれれば、すぐに帰るのになぁ~。

介山荘脇の便所で、もうひとクソ。

熊沢山を小さく巻いて、笹原を石丸峠に下る。道が滑って往生する。


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石丸峠。また、微妙な霧雨だ。


取り敢えず、牛の寝を目指して下る。


急坂を下って1500m以下になると、


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やや、結構な紅葉ではないの!


薄暗いが、なかなかの紅葉であった。霧雨もほぼあがった。



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おおっ、いけてるわ!1400m以下では最終晩とは言え、見応えがあった。




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杉林が全く無く、紅葉の森が続いた。




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「牛の寝」の標識。



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「牛の寝」付近。尾根幅が広がり、得も言われぬ風情であった。



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「牛の寝」付近。ウワサ通りの素晴らしい紅葉だ。



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登山道を外れて、狩場山付近。



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大マテイ山付近。


ブナの大木の森を縫って、鶴寝山を越えて、

松姫峠の車道に出た。思いがけず、早めに着いたものだ。バスの時刻表を見ると、「小菅の湯行き」が13:15となっていた。予定では鶴峠からバスに乗る事としていたが、このまま行くと「鶴峠」で2時間以上の待ち時間となりそうだ。
取り敢えず奈良倉山に向かう。


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奈良倉山へ。


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奈良倉山からの展望。秀麗は見えるはずもなく。


奈良倉山は大月市の「秀麗富嶽十二景」の一つに選定されている。紅葉見物と同様に秀麗見物でもあったのだが、こちらはご覧のあり様。先週の滝子山に引き続き2連敗。

秀麗無しでは長居は無用。どう考えても松姫峠からバスに乗った方が早く帰れそうなので、松姫峠に戻る。


バスの発車15分前に松姫峠に戻る事ができた。濡れた着物を取り換えてバスに乗る。

「小菅の湯」では、湯に入らずに蕎麦を食った。

なぜか、「上野原行き」のバスと「奥多摩行き」のバスがやってきた。
どっちに乗るべ~か。
恐らく上野原駅から電車に乗っても混み込みではあるまいか。多少時間がかかっても始発の奥多摩駅から電車に乗って、居眠りでもしながら帰ろうではないか。そうしよう。



「牛の寝通り」の紅葉は想像以上に凄かった。全く陽が射さないのに凄いのだから、かなりのものだろう。杉林は奈良倉山の一部のみて、二次林ではあろうが自然林が延々と続く。石丸峠を下りきると、1400m~1300mを維持し続けるので、タイミングが合えば長時間紅葉にまみれる事ができる。人通りも多くない。
晴れた日にリピートしたいのぉ~。

山行日:2018.10.28
コース:JR中央線甲斐大和駅=バス=景徳院入り口バス停(8:30)~曲り沢峠(10:00)~すみ沢源流~(11:30)滝子山(11:50)~女坂~藤沢~JR中央線初狩駅(14:15)


1泊で牛の寝通りを予定していたが、晴れるのが日曜のみとの事で、急遽滝子山に変更した。最も楽そうな景徳院から登る事にした。


甲斐大和駅前のバス停には群衆が群れていた。
係員の指示がヒドイ。どうヒドイかは面倒なので記さない。
俺は途中下車組としてバス扉前で待機させられた。補助席が全部埋まって、乗車が許された。
積み残された人数は凄いものであった。

バスのギアを入れ替えるたびに、カックンと激しく揺れる。運チャン曰く、「重すぎてまともに走らん」と。

景徳院で降りたのは俺だけ。



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景徳院。景徳院は、武田勝頼の冥福を祈るために、徳川家康によって建立されたと。



景徳院で滝子山の道が見つからん。
ガイドを引っ張り出して、練成館脇より登る事を知る。(全然調べないで来ている)


少し登ると早くも紅葉の気配。


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1000m付近。



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ムフッ・・・。



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1200m付近。


写真撮りに夢中になっていると、オッサン二人が登って行った。



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クククッ・・・。



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ヒヒヒッ・・・。



曲り沢峠からすみ沢源流部の道を選択。「紅葉が美しい」とあったからだ。



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すみ沢源流部。ウワサにたがわぬ黄葉。



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すみ沢源流部。たまりませんのぉ~。




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すみ沢を離れて。



すみ沢源流部から尾根に乗り上げると。


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ブナ、ミズナラの黄葉。


このころより雲量が増える。



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滝子山に到着。清八、本社ヶ丸方面に雲がかかり、秀麗は拝めず。



どこから登って来るのか?、かなりの人々が山頂にタムロしていた。

菓子パンを食ってオサラバ。


人のいない三角点峰で煙をバキューム。


急な坂をエッチラオッチラ下る。男坂・女坂分岐では、躊躇なく女坂を選択。


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檜平。渋めの黄葉。


山腹をイヤと言うほど九十九に折れて、沢筋に出る。

沢筋を下りきって、



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何だこりゃ。



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コンクリ道より、チラリと滝子山。午前の晴天がうそのように曇ってしまった。



初狩駅で下着を取り換えて、電車に乗車。初狩駅ではすいていたが、高尾駅に着く頃には満員。


紅葉は良かった。が、秀麗を見る事ができなかった。また来ようかとも思うが、滝子山は結構キツかった。

山行日:2018.10.7
コース;富士急河口湖駅=バス=天下茶屋(9:50)~御坂峠の稜線(10:10)~トラバース道~(11:40)清八山(12:00)~清八峠~JR中央線笹子駅(14;20)


前日、久々に南アルプスに向かった。立川駅で小淵沢行きの電車に乗り継いだ所で踏切事故発生。電車は豊田駅で長々と止まっていた。車内放送で「復旧見込み11;30」との事。諦めた。自宅へ引き返す。

自宅へ帰り、明日はどうするか。
少しは紅葉も見たい。となれば、最低でも1500mの標高が必要だろう。電車・バスで日帰りとなると、中々思いつかないものである。
やっと捻り出したのが清八山であった。


河口湖駅前には大勢の人々がいた。外人さんも多い。「天下茶屋」行きのバス乗り場には外人さんはいない。満席のバスは、三ツ峠登山口で大量の乗客をはき出した。残ったのは俺と爺さん一人だけ。



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天下茶屋にて。



バスに乗っていた爺さんはタバコを一本吹かせてから出発していった。俺は写真などを撮っていて、出発は遅れた。


登りはじめると、やけに暑かった。シャツの袖をまくりあげた。先行の爺さんがヒーヒー言って登っている。すぐに追いつくも、爺さん、道を譲る気なし。蹴飛ばしてやろうか。そうもいくまい。




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申し訳程度のハウチハカエデ。



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大汗かいて稜線に登り着いた。ここが御坂峠と思っていたが、どうもそうではないようだ。清八山とは反対方向に行かなければならないようなので、パス。



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切り取り紅葉。



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あまり紅葉していないので、近道のトラバース道に入った。伐採地より三ツ峠山。




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三ツ峠~清八山の稜線に到着。




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ツツジ紅葉が点在。




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汗ダクで清八山に到着。誰もいない。



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清八山から南アルプス。




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清八山にて。もう一枚撮ってオサラバ。



本社ヶ丸に寄るつもりだったが、紅葉があまり期待できそうも無いので、清八峠から直接笹子駅に向かった。



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本日一番色付いていたカエデ。



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北面の尾根筋にたくさん咲いていた。



傾斜が緩み、伐採地に入った。杉の幼木薮だ。岡山の山以来の杉薮。密植で足元が見えない所もある。おまけに地面は粘土化してツルツル。杉の葉を掴みながら下る。あとは、長い林道をタバコを吹かしながら下った。



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国道(甲州街道)入り口にて。これが一番紅葉らしかったかもね。

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山行日:2018.6.2
コース:JR中央線笹子駅=バス=新中橋バス停(9:10)~(10:40)笹子雁ヶ腹摺山(11:10)~1357m米沢山(12:00)~(12:40)お坊山(13:00)~大鹿峠(13:20)~コンクリ道(14:00)~道証地蔵~笹子駅(15:00)


梅雨入り前の好天予報。ならば、富士山を見に行こうと、笹子雁ヶ腹摺山に向かった。

中央線甲府行きは、混雑。藤野あたりから少しずつ降りる人がいたが、笹子駅で大量の人間を排出。俺もその一人。まさか行列作ってあるくんじゃぁあるまいね。
そんな心配は無用だった。
新中橋バス停から歩き始めたのは、俺のほかにオッサン3人組だけだった。

バス停の脇から登る。バス停の位置が変わり、バス停の目の前が登山口になっている(これ、たそがれさんのブログで知っていた)。
オッサン3人組が先行。
沢筋からすぐに尾根筋に道が続く。すると3人組が、立ち止まっていた。「手前に分岐ありませんでした?」と聞かれるも、「初めてなもんで、判りません。」と答えた。オッサン3人組は「おかしい、おかしい」と言って下って行った。
俺も不安になり、地図を確認。なるほど、地図は沢筋を辿る道になっている。しかし、いずれこの尾根に乗り上げているようだ。道ははっきりしているので、俺は尾根通しに登った。途中小さな祠などがあり、昔から使われてる尾根のようだ。多分、3人組のオッサン達の行動が正しい登山者の姿勢なのだろうと思う。何か事が起これば、俺は非常識な登山者なんだろうな。


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けっこう花が咲いていて、飽きずに登れる。急斜面では小さなジグザグとなり、それほど苦にならない。
やがて、沢筋からの道が合流した。



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おおっ、ドウダンではないか。1200付近。



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ムヒヒヒ・・・。



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かなりの本数がまとまってる。予想外の展開に足が前に進まなくなる。




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樹間から三ツ峠が見えた。が、こりゃぁ、富士山は厳しいか。



やがて、上部鉄塔に着いた。富士山が見えん。たそがれさんのブログでは、ここが富士山の展望地とあったよなぁ~。やっちまったなぁ~。

取り敢えず山頂に向かう。


笹子雁ヶ腹摺山に到着。木々が生い茂り展望悪し。4~5人の高齢Gがいた。俺は離れたベンチに座り菓子パンを食って、煙をバキューム。高齢Gが去ったので、山頂から飛び出していた三角点に足を掛けて、背伸びをすると、何と富士山の頭がほんのチョットだけ見えるではないか!

一目散に下の展望地に向かう。



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ホホッ~、見える、見える。


さらに下る。



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秀麗じゃ~。



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もう一丁。


諦めていただけに、嬉しさ倍増。安心して笹雁山に戻る。


もう一本煙を吸って、お坊山に向かった。



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ドウダンの尾根はつづく。


一旦、大きく下って、登り下りを繰り返す。



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ああっ、雲がかかった。米沢山の登りから。



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米沢山にて。



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お坊山手前にて。ヤマツツジ落花。



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お坊山山頂から、今日辿ったポコポコ。



お坊山の山頂には、最近切ったと思われる木の残骸があった。多分富士山が見えるのだろう。余計な事をする人はあとを絶たない。

ところで、「お坊山」の読み方はどうなのだろう。歩く前は「おぼうやま」と読んでいたが、山頂でもしや「おぼうさん」ではあるまいかと。

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お坊山を越えて。



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大鹿峠から笹子に向かう下りはほとんどトラバース道。最後にチョコッとくだるとコンクリ道に出た。長い林道を国道まで下った。

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