カテゴリ: 旧谷和原村のこと

行った日:2017.8.5
コース:上野駅(9;40)~不忍池~旧岩崎邸庭園~根津神社~六義園~旧古河庭園~飛鳥山公園(旧渋沢庭園)~江北橋~東武スカイツリーライン竹の塚駅(16:30)



「でっか字まっぷ東京」を携えて、上野駅で下車。
まずは、不忍池に向かおう。





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台東区上野不忍池。



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不忍池。


お次は、


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台東区池之端。旧岩崎邸庭園。


不忍通りを北上。


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文京区根津。根津神社。



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根津神社。


道に迷って、なぜか東大地震研究所前などを通過し、本郷通りに出て北上。



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文京区本駒込。六義園。



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六義園。



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六義園。



本郷通りをなおも北上。



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北区西ヶ原。旧古河庭園。



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旧古河庭園。



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旧古河庭園。



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旧古河庭園。



本郷通りをさらに北上。



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北区王子。飛鳥山公園内旧渋沢庭園。



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飛鳥山公園。


飛鳥山公園の北端におかしな乗り物があった。無料との事で乗ってみた。



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エスカレータがわりのモノレール。


モノレールを降りると、目の前がJR王子駅。


豊島橋で隅田川を渡り、足立区に入る。



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江北橋で荒川を渡り、


尾久橋通り、環七、尾竹橋通りと繋いで、東武スカイツリーライン竹の塚駅まで歩き、ダウン。ここで鉄道に乗って帰宅した。

茨城県南部、つくばみらい市。合併前の旧谷和原村。さらに合併前の旧福岡村。さらに合併前の・・・村。さらに村内の・・・地区。ほとんど新住民の移入は無いそうである。そんな集落に住むおばさんは、地区の方言と標準語?を自由に使い分けする事ができる。聞き及んだ方言をオバサマ自ら標準語に変換して頂いた。代表的な茨城北部・中部の方言とは、大分違うように感じる。ここに、できるだけ多く、記録してみたいと思った。

[あ]
アッペタケ どこにでも生えるキノコ=つまらないもの
アテスツチポウ =チョウロク あてずっぽう
アラス ちらかす 例:おかずアラス・あっちこち箸をつけて食いちらかす
アラマシ もう少し
イッコク 頑固
イジカンデ 意地でも
イジャケル=セワヤケル 頭にくる
イナリッコ 節分の行事
イモオコシ 芋堀
ウックレル=ブックレル=パタグレル こわれる
エガイ でかい 大きい
オコシンサマ 庚申様
オサマル 疲れる
オッコクル 運ぶ
オツケ おみ御付、味噌汁
オヒャラカス からかう
オロヌク たくさん出た芽を間引く
 
[か]
カシキ 台所仕事
カセル 食わせる 
カッツァグ 騒ぐ
カッタデル かき回す
カッパグ 割り込む、すくう 例:シャベルで土をカッパグ
ギョン=ギオン 祇園、夏の行事
ゲーボワルイ はずかしい
ゲーレッぺ びりっけつ
ゴジャッペ ばか
コセル こしらえる、作る
コデランナイ どうしようもない

[さ]
ザッカジ=ゴジャッペ
ザッコ ヤマベ、フナなどの小魚
サシコム=ハッコム 夢中になり、周りが見えていない様子
サヤッポ でしゃばり
シクレ 日暮れ
ジッコ 婿をもらった人
ジハシリ 手伝い
ジナル 怒鳴る
シャラカス どかす
ジャンボ 葬式
ジャンボ廻り 左廻り
ジュークヤッコ 十九夜の行事。御婦人の集まり、安産祈願の集まり
セキ 場所
セセウルセー 
セセカセル 急がせる あわてさせる
セヅ 時間、節  例・昼のセヅ・昼食時
セワヤケル 頭にくる
ソソラッポイ 上の空で

[た]
チクラッポ でたらめ、うそ
チューハン 3時のおやつ
チョドッテロ じっとしていろ
チョーロク あてずっぽう
ツース 通す
デゴジャレ まともでない、いいかげん
デーシ様 大師様
(ン)テ 例 クボンテ・久保さんのうち(家)では
テラ 人 例 あんテラ・あの人 
トッツカナイ とどかない
ドブグサレ 汗まみれ

[な]
ナス 生む 例 鶏が卵をナシた。
ナゲンチン 菜っ葉を使ったけんちん汁のようなもの
ナビル 擦る
ヌケジリ 仲間はずれ
ノクトイ 暖かい
ノデ 荒っぽい
ノラボー 畑で守をされながら育った子供

[は]
パタグレル=ウックレル=ブックレル 壊れる
ハラクチタ 腹いっぱいになった
ヒネコピタ 年老いた、老けた
フルメタ 震えた
ホーロク 振る  ホーロッテ 振って
ヘクサムシ カメムシ
ヘランカ 女子用の体操用の短パン

[ま]
マグレル 紛れる どこかへいっちゃった
マトマル まともに ちゃんと
ミドモナイ みっともない
モリケシ もう一杯 もう一膳

[や]
ヨバレル 御馳走になる
ヨググソ 臆病

[ら][わ]
ワゲシ 若い衆


[その他]
語尾 [ダッぺ]の他に[ダヘ]を多用。[へ]は県央、県北で聞かないような気がする。
女性が自分の事を[オレ]と表現する。(若い人は全く使っていないようだ。)

新語を採取しだい、追加していくつもりです。 

前回、聞き及んだ茨城県南部の方言

・ジハシリ   手伝い
・デゴジャレ  いいかげん
・チクラッポ  でたらめ
・ノデ     荒っぽく
・ジッコ    婿をもらった人
・カッタデル  かき回す
・ジャンボ   葬式
・ジャンボ廻り 左廻り
・ノガッポイ  かゆい
・ドブグサレ  汗まみれ
・フルメタ   ふるえた
・オサマル   疲れる
・セワヤケル  =イジャケル
・マトマル   まともに ちゃんと
・シャラカス  どかす


新たに聞き及んだ茨城県南部の方言
・ザッカジ
・チョ(-)ロク
・カシキ
・オッペス
・チョドテロ

なかなか味がある。

前回聞き及んだ茨城県南部の方言。

・ヒネコピタ    老けた
・パタグレル    壊れた      このパタグレやろーめが。
・ウックレル    壊れる
・ブックレル    壊れる
・サシコム     夢中になる    こいつめ、サシコミやがって
・ハッコム     夢中になる
・カッツァグ    騒ぐ
・ワゲシ      若い衆
・ゲーロメチキショ カエル
・ネゴメチキショ  猫


その後、聞き及んだ茨城県南部の方言。


・ジハシリ
・デゴジャレ
・チクラッポ
・ノデ
・ジッコ
・カッタデル
・ジャンボ
・ジャンボ廻り
・ノガッポイ
・ドブグサレ
・フルメタ
・オサマル
・セワヤケル
・マトマル
・シャラカス

県北、はたまた他県で通じるのだろうか?それにしてもジャンボには驚いた。アフリカか!

結構多くの所に住んだので、各地の方言を聞いてきた。

語尾で驚いたのは、大分。
チッとかチャが使われていた。うる星やつらが実在していたのだ。


口癖的方言もある。
茨城県石岡市。
「カマンメー」と「イジャケル」は一日に10回は聞いたような気がする。

岡山県倉敷市。
「オエンノー」は一日10回
「ボッケーノー」「ボレーノー」「ボッコ~」も各10回。

これらの言葉のニュアンスは毎日聞いているので何となく判ってくる。
挨拶的、相槌的要素も大いにあるような気がする。


会話の中で困った事も時には起こる。
大分市。
ぶなじろう「スパナとメガネ貸してくれる。」
Eさん  「後でナオシテおいてね。」
ぶなじろう「今直さないと。」
Eさん  「・・・・。」
   (大分でナオスは、かたずける。)

倉敷市。
Oさん   「ぶなじろうさん、原料がミテました。」
ぶなじろう「満ちた?原料が溢れたのかい?」
Oさん  「いえ、ミテました。」
ぶなじろう「・・・?」
   (倉敷でミテタは、無くなった。)


ところで、最近茨城県南部のオバサマとの会話で、オバサマに意味不明の単語を連発され往生した。
・ヒネコピタ
・パタグレル
・ウックレル
・ブックレル
・サシコム
・ハッコム
・カッツァグ
・ワゲシ
・ゲーロメチキショ
・ネゴメチキショ
いちいち、単語の意味を聞きながらお話した。
でも、楽しい会話であった。
茨城方言の保存を希求するもである。

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