カテゴリ: 日光・滝ヶ原峠、夕日岳、茶の木平

山行日:2019.11.9
コース:東武日光駅=バス=細尾リンク入り口(8:00)~三宿沢廃林道~930m付近三宿沢渡渉・尾根取り付き~大木戸山(9:50)~三ノ宿山(10:40)~1158峰・滝ヶ原峠分岐・やしおの湯へ(11:30)~(13:00)やしおの湯(13:30)~日光高校グラウンド脇・九桜川~日光植物園~田母沢御用邸~神橋~東武日光駅(14:50)

今春、アカヤシオ見物で、本コースを歩いた。秋はどうなるのであろうかと再び歩いてみた。なお、紅葉の状態次第では薬師岳方面に向かう事も考えていたが、結局は三ノ宿山・やしおの湯に向かった。そして、おもいのほかすばらしい紅葉に出会う事ができた。


今シーズン、はじめて寒いと感じた歩き出しだった。
細尾リンク手前の薄暗い杉林の廃林道をノソノソと登った。


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伐採地に出ると、上部だけ陽の当たった尾根筋が見えた。おおっ、なんか期待できそう。


廃林道が尽きた所で三宿沢を渡渉し、登りやすそうな所に見当をつけて山腹に取り付く。
(廃林道は2.5万図とは異なり、930m付近まで伸びている。但しアナログ高度計の指示値だが)


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すぐに尾根に乗る事ができた。期待感が高まるのぉ~。


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早速、お出ましか! ムフッ・・・。


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おおっ、いい感じた。


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1100m小尾根合流付近。ツツジ紅葉。



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大木戸山山頂付近。ツツジ紅葉。付近の様子を窺い、三ノ宿山に向かう事に決定。


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大小松尾根分岐付近にて。


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三ノ宿山への下り。


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ヒヒヒッ・・・。


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大小松尾根上部の様子。


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三ノ宿山基部にある山の神。


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三ノ宿山の登りにて。


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三ノ宿山山頂付近の落葉松。


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すぐに下る。フフッ・・・。


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赤いのが好き。


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足が前に進まなくなる。


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ムフッ・・・。


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だぁ~れもいない山で紅葉にまみれて。


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1158m峰から南にやしおの湯に下る。


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落ち葉と枯れ枝の残骸で、道は不明瞭。


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数度にわたり、磁石で方向を定める。


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一般道扱いのようだが、下りは結構難しい。



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樹間から男体山。


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やしおの湯に到着。


バスは20分待ち。ちょうどよい。バス停のベンチに座って握り飯を食う。
が、定刻になってもバスは来なかった。風呂から出てきたオッサンに道路状況を聞くと、かなり混んでいたとの事。バス会社に電話を入れると「市内渋滞のため、現在当該バスは安良沢付近を奥細尾に向かっている。折り返しやしおの湯に向かう」との事。

ムムッ・・・、これはいかん。
歩こう。バスには期待できんのぉ~。九桜沢から日光市街に向かおう。

九桜沢で何故かススキ薮につかまる。もがいて、もがいて、なんとか道に出た。
大谷川を渡って、日光植物園に出て、車道を歩く。おおっ、帰り車の大渋滞だ。秋の日光恐るべし。

なんとはなしに、田母沢御用邸を見物したくなり、550円を支払って入場。特に感慨も無く、出場。
田母沢御用邸を出ると、「やしおの湯経由日光駅行き」のバスが渋滞にはまっていた。
俺は歩いた。
バスを引き離したぞ。ヒヒヒッ・・・。


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神橋にて。


神橋で右折。
吉田羊羹屋で、バスに抜かれる。ムムムッ・・・。

東武日光駅では、5分待ちで列車に乗れた。ヤレヤレ。

日光市街がこれほど混んでいたにもかかわらず、山中では誰とも会わなかった。久しぶりにスッキリと山が楽しめた。

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山行日:2019.5.4
コース:東武日光駅=バス=日光レイクサイドホテルバス停(8;50)~明智第二TN西側(9:00)~鉄塔巡視道~1420m付近鉄塔(9:40)~小尾根を南下~1520m付近・明智平、茶の木平登山道~茶の木平分岐(9:55)~篭石~1370m付近より東へ下降(10:30)~細尾峠旧道870m付近(11:50)~国道(12:00)~(12:10)奥細尾バス停(13:20)~清滝三丁目バス停=バス=東武日光駅



先週の大木戸山では1200mで、アカヤシオはツボミ多しだった。今週は1400m級でも開花しているだろうと思い、茶の木平付近から細尾峠~薬師岳~地蔵岳~古峯神社を計画した。茶の木平へは、昨年、栃木県北のK山岳会のオバチャンに聞いたコースを歩いてみる事にした。
結果から言うと、アカヤシオは1350mが精一杯で、天候も悪く、細尾峠手前から薮(でもない)尾根を使い下山した。


バスは、のっけからノロノロ運転。神橋、東照宮前がネックで、西参道を通過するとガラガラ道となった。日光レークサイドホテルで降りたのは、俺だけ。車道を戻る。

明智第二トンネル西側の左側に黄色い鉄塔巡視道を示すポールが立っていた。ここより地図には無い、明瞭な踏み跡を辿る。


ジグザグに登って、


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すぐにアカヤシオ登場。雲量多しと雖も、この頃は青空があった。



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しかし、しばらく登るとアカヤシオはツボミとなった。ツボミのアカヤシオ列の先に華厳の滝。ムムッ、このコース、ポテンシャル高いワ。咲いていなくて残念。



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最初の鉄塔が現れた所で、南にブナの小尾根が見えた。巡視道は東に伸びているが、このブナの小尾根を辿る事にした。


都笹の尾根は、人工を感じる雛壇状であった。歩き難い事はない。チョット尾根が急になって、1520m付近・明智平~茶の木平の登山道に出た。この頃はすでに曇り空。
昨年はアカヤシオが咲いていたが、全くその気配が無いままに、茶の木平・細尾峠分岐に到着。この天気では茶の木平の展望所に行っても仕方が無いので、細尾峠に向かう。
枯れ木の山を進む。篭石で、何となしに見覚えのある団体さんが休憩中。軽く挨拶して通過。



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1450m付近。寂しいのぉ~。



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1390m付近。あった、あった。



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1390m付近。



1390m付近でようやく生きのいいアカヤシオ。ここには一組が休憩中。お話を伺うと、すでに地蔵・薬師を登って、ここまで来たという。アカヤシオは薬師で咲いていたらしいが、ツボミが多かったと。う~ん・・・。
分かれる時に、小雨が降り出した。
チョット歩くと、雷鳴一発!
ヒーッ!
やめた、やめた!
地図を見て、昨年の秋に登った薮尾根を下る事にした。幸い、降り口は直ぐそこのはず。GPSを引っ張り出して、降り口を捜す。


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おおっ、ここだ、ここだ。何の印も無し。



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少し下ると、アカヤシオ尾根になった。ヒヒヒッ・・・。小雨の中をノソノソと。雷鳴は遠くなった。



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ムフッ・・・。



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これは、桜。



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杉林に入って、ミツバツツジ。


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870m付近で、舗装された旧道に降りた。


一回、急回転して、国道前のクルクルを通過。小雨の中をトボトボと歩く。



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橋を渡って、再び旧道へ。


旧道に出た所に、奥細尾バス停があった。
時刻表を見ると、1時間待ちだった。
ど~すんべ~、とタバコに火を付けた所で、突然豪雨となる。バス停の対面に民家の車庫らしきものがあり、その庇に避難。

そして、


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雹となる。


鉄板屋根に雹があたり、すごい音。どうも、こうも無いワ。バスが来るまで待つしか無いワサ。
握り飯二つを食う。
あとは、やる事無し。やる事が無いと、タバコを吸うしかないワサ。何本吸ったのだろうか。

人間何のために生まれたのだろう。
俺は、タバコを吸うために生まれたのだろうか。

バスの到着5分前に雨があがった。
しかし、5分待ってもバスは来なかった。
タバコを吸った。道に、人の通りも車の通りも無い。
10分たった。
バス停にバス会社の営業所の電話番号が書いてあった。営業所に電話をしてみた。
なんとバスは、1時間半の遅れ。奥細尾発のバスは、今だ日光駅に向かっている最中で、折り返しこちらに向かう予定との事。日光市内大渋滞発生、だそうだ。「細尾入り口まで歩かれたほうが、いいのではないでしょうか。山から下りてくるバスもありますから」と付け加えられた。

ムムムッ・・・。

まぁ、ここに居ても仕方ない。雨はあがっている。歩くしかあるまい。

歩き出した所で、再び雨が降ってきやがった。大粒の雨である。駐在所があったので、駐在さんにことわって、軒下を借りて合羽を引っ張り出した。

雨の中を歩く。

清滝3丁目バス停まで来た所で振り返ると、バスがやってきた。バスに乗った。渋滞した所で降りればいいやと思っていたら、スイスイと日光駅に到着。どうなっているのかね。雨はやんでいた。

しかし、駅でも電車は1時間待ち。
ビールを飲んで、やる事もなく、やつぱりタバコを吸っちゃった。

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山行日:2019.4.28
コース:東武日光駅=バス=細尾リンク入口(8:45)~三宿沢の林道終点920m付近(9;20)~三宿沢を左岸へ渡る・尾根に取り付く~(10:30)大木戸山(10:45)~(11:10)三ノ宿山(11:25)~1158m峰・やしおの湯分岐(12:10)~やしおの湯(13:35)~清滝一丁目バス停(13:50)=バス=東武日光駅



先だって、アカヤシオ予報士のふみふみぃさんに、GWのアカヤシオ見頃標高を問い合わせた所、渡良瀬川以北では1000mより少し上がいいのではないかとのご教示をいただいた。結果、まさにドンピシャ、まことにたよりになるお方である。あぶなく、明智平に向かうところであった。



ふみふみぃさんのご教示を参考にどこへ行くか考えた。以前から大木戸山北面からの直登を考えていたので、この際、行ってみっか~、となった。大木戸山の標高は1286.6mで、チョット高すぎる感もあるが、前後の尾根筋でアカヤシオを堪能できるのではないかと。


奥細尾行きのバスに乗り、細尾リンク入口バス停で下車。大木戸山北面の沢筋の実線道に入った。道は舗装されていたようだが、今は道がエグレ、全く使われていないようだ。ユルユルと登る。砂防ダムが現れて、すぐに道は尽きると思っていたが、まだ先があった。結局林道は920m付近まで続いた。その先にさらに砂防ダムが見えた。
ここで、三宿沢を渡った(ダムに三宿沢の標示があった)。


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三宿沢を左岸に渡る。この頃、天気にイマイチ。


三宿沢は、ここでは水流が消えていて簡単に渡れた。渡った先で、山腹に取り付くと、思っていた以上に明瞭な尾根型となった。


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簡単に尾根に出る事ができた。


尾根は急だったが、木の根がいい塩梅に階段状に露出していて登り易い。薮もない。テープ類も見なかった。
そして、チラホラとカタクリが散見された。
クリの落果が多く、まさかプーさん居ないよネ。
鹿クソ多し。


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そして、第一アカヤシオ発見。1000m付近だった。


やがて、アカヤシオが点在するようになる。


1150m付近にワイヤーの散乱あり。
1200m付近より赤テープ散見。僅かな踏み跡様あり。


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大木戸山直下にて。アカヤシオのツボミと女峰山様。う~ん、やっぱ標高が高すぎたか。


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そして、大木戸山に到着。ツボミ多しと雖も、日当たりのよい所では結構咲いていた。


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大木戸山付近にて。


菓子パン食って、煙を吸って、寝っ転がってからオサラバ。

三ノ宿山へ向かおう。
大芦川への尾根を見送って、大下り。アカヤシオが散在していた。



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三ノ宿山に到着。カタクリが多く咲いていた。


ここでも煙を吸って、


三ノ宿山を下ると、アカヤシオが断続的に現れた。


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三ノ宿山の下りにて。ツボミ多し。



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三ノ宿山を下りきると、いい咲き具合になってきた。



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ヒヒヒヒッ・・・。



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しかし、この辺もツボミ多し。



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いい感じだ。



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ムフフッ・・・。



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ドッコイ! 何がドッコイなのか分からないが、兎に角気合いが入ってきたという事で。



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取り敢えず、写真を撮るのだ。



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薄い色のヤツ。これまで、薄い色のアカヤシオは花が咲いて時間がたって、色抜けするものと思っていたが、ツボミからして薄ピンクのヤツがいた。



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大真名子山。



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アカヤシオは900m付近で落花気味となり、


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変わって、ミツバツツジ登場。


ヤマツツジは完全にツボミ。



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プールは、空の色を映していた。


尾根上のプールから右手の沢筋に道が続いていた。
汚らしい飯場跡のような平坦地に、早くもズミの花が満開で咲いていた。
最後はやしおの湯を目の前に、有刺鉄線に閉じ込められ出られなくなる。ここに迷い込んだのは俺だけではなさそうである。有刺鉄線が一部破られていた。ここから脱出。折しもやしおの湯から路線バスが発車する所だった。仕方ない、清滝まで歩くかぁ~。


本日は、900m~1100m付近で、アカヤシオが咲いていました。1200m越えでは一部開花、ツボミ多しでした。

山行日;2018.10.21
コース:JR日光駅=バス=清滝駐在所前バス停(8:40)~細尾入り口~補佐尾峠旧道870m付近より藪入り~細尾峠・篭石の尾根(11:40)~篭石(12:00)~茶の木平展望所(12;40)~中禅寺湖畔(13:30)


JR日光駅では、バス積み残しの人々が大量に出現。バスは西参道付近まで順調に進むも、旧道に入ったとたんに動かなくなった。俺はバスでは座れず、このままいつまでも立っているのはしんどいなぁと思いつつ、考えを巡らしていた。何時着くか判らないバスに乗っているよりも、以前から構想にあった細尾地区から茶の木平に至る尾根筋を辿った方がいいのではないかと。

バスの降車ボタンを押した。

それからしばらくはバスは動かず、ようやく降りたバス停は「清滝駐在所前」であった。

全く動いていない車列を横目に、車道を歩いた。

桐生に向かう国道にでると、車の往来はほとんどなし。

クルクルっと細尾峠の旧道に入り、わずかで取り付き地点に辿り着いた。870m付近である。



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手書きで、あまり精確ではありません。


予定の尾根を尾根を廻り込んですぐの所で尾根に取り付くと簡単に尾根に乗れた。しかも、藪尾根だと思っていたが、明瞭で幅広の道があった。


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こんな道があった。


道に沿って杉林を登る。道は尾根を外れる事はあっても必ず尾根に戻るように続いていた。送電線を二つ過ぎると雑木林に変わる。しだいにツツジの濃密な尾根となり、紅葉したハウチワカエデが混じるようになる。



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ヒヒヒッ・・・。


もうすぐ主尾根だろうと思った所で道を失ったが、低い笹の尾根を辿ると、


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細尾峠~篭石の主尾根に辿り着いた。1330m付近である。


そこは、ツツジ紅葉の別天地であった。



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紅葉の尾根道を篭石目指して。



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ツツジ紅葉を愛でながら。



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赤・黄のツツジ紅葉。




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アッサリと篭石到着。



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茶の木平の一角に着いた。ここは、紅葉する木が少なかった。



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茶の木平ロープウェイ跡地。



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茶の木平の下りで、素晴らしい紅葉にまみれて。



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ヒヒヒッ。ハウチハカエデ多し。



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たまりませんのぉ~。




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中禅寺湖にて。



土産物屋で、舞茸天ぷら蕎麦を食って、


歌ヶ浜で、イヤと言うほど中禅寺湖を眺めたのだ。

山行日;2018.4.30
コース:東武日光駅=バス=明智平=ロープウェイ=明智平山頂(9:30)~茶の木平~半月山駐車場~半月峠(13;00)~ムジナ窪(13:30)~立木観音~中禅寺温泉バス停(14:40)=バス=東武日光駅


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日光のオーソドックスなアカヤシオスポットのはずであるが、意外と人の訪れは少ない。今年の東武鉄道の日光宣伝ポスターはアカヤシオであった。ガイド本などでは、この付近のアカヤシオシーズンは5月となっている。
観光客・登山者とも明智平と半月山を除けばはそれほど多くなく、落ち着いてアカヤシオを堪能する事ができた。




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明智平付近。




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明智平付近。




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茶の木平に向かおう。雲量多し。




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男体山は晴れたり、曇ったり。晴れ間で撮る。





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でっかいヤツ。




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樹間から日光白根山。




茶の木平の一角に出た。

妙齢のご婦人がいらっしゃいました。黒磯の方だった。ムムムッ・・・、なんか見覚えのあるお方。烈風の峰の茶屋(冬季)を御一緒に越えたメンバーの方だった。御夫人よりトマトを頂く。アカヤシオスポットを教えていただいた。長話しになった。トマト、おいしかったです。



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茶の木平を下る。




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ズンズン下る。



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日光白根山。雪が少ないのぉ~。




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下りきって、車道歩き。



つづく。

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