カテゴリ: 奥武蔵・秩父(秩父鉄道)

山行日:2020.1.4
コース:秩父鉄道皆野駅=皆野町営バス日野沢線=(9:30)西立沢バス停・道迷い(9:50)~取り付き(10:00)~510m圏・主尾根に出る~610m圏・小前の頭~629.3m・小峰山(11:00)~650m圏・天狗山(11:30)~653m峰・大前山(11:50)~札立峠(12:10)~(12:20)破風山(12:50)~前原尾根分岐(13:20)~男体拝み(13:20)~国神分岐(13:50)~前原・車道(14:30)~皆野橋~秩父鉄道皆野駅(14:50)

皆野町の破風山を歩こうとガイド本を読んで見ると、行程が余りにも短かった。昭文社の地図を見てみると、西隣に小峰山なる道記号の無い山が目に飛び込んできた。皆野町のHPで町営バスの路線を見ると、バスは西立沢まで行く事が分かった。これを利用しよう。2.5万図にバス停の位置に印を着けた。
次いで、皆野町観光協会の「ハイキングコース」を見ると、「破風山」が出ていて、詳細な地図が出ていた。この詳細地図は、昭文社の地図がバカらしくなるほど、テンコ盛りの情報があり、縦横にコース取りができる事が分かった。その中で、直接皆野駅に行ける「前原尾根」コースを下りに利用した。ただし、この詳細地図に小峰山以西は掲載されていない。


小型の皆野町営バスには、登山客10名近くが乗り込んだ。「秩父華厳の滝バス停」で俺以外は全員降りた。俺は終点の西立沢バス停まで行った。
ザックから、地図・コンパス・高度計を取りだした。
まずは高度計を確認。ムムッ・・・、100mも狂っておるわ。
地図にコンパスを当てる。ムムムッ・・・、進むべき方向に道が無いわ!
あたりを見回して、あらためて地図を見る。ムムムッ・・・、このバス停、谷間にあるはず(と思っていた)なのに、見晴らしの良い山腹にあるではないか!付近を歩き廻る。
う~む、判らん。
まだ停まっていたバスの運転手に2.5万図を見てもらい、「現在地は何処でしょうか」と聞いた。運転手さん、地図に慣れていないようで、どうもよく判らないようでいらっしゃる。四方向に道があり、一つは、今来た方向。一つは「城峯山→」とある。直進は無いだろう。残った「一番細い道は、何処へ通じる道なのですか?」と聞くと、運転手は「旧道です」との事。う~む・・・・。困った。
この時点で、今何処に居るのか分かっていない。こんな時に、GPSが役立つのかぁ~。確かみー猫さんは、取り付き捜しにGPSを使うと言っていたよなぁ~。現在、GPSは壊れて不所持。

小道の先に、家々が見えるので行ってみる。
すると、作業小屋で何かゴソゴソしているお爺さんがいらっしゃる。爺さんに地図を見てもらい「ここは何処ですか」と聞くと、「あんた、何処へ行きたいんかね」と逆に聞かれ、答えに窮す。
そこで、「この道を進むと何処へ行きつくのでしょうか?」と聞くと、「そこを左に行けば、小前(集落)だよ。けど、バス停はあっちだよ。」「なるほど、お爺さん、ありがとう。」


拡大可。
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お爺さんのお言葉でようやく現在位置が、(多分)分かった。高度計のズレも説明がつく。×印が昨晩バス停と思って着けた印。現実は、かなり左上の「立沢」の位置にバス停があったのだ。
黒実線の小道を大きく下る。道の曲がり具合などを注意していると、間違い無い事を確信した。

いや~、この手のミスは初めてだなぁ~。それにしてもヒドイ間違え方だった。そして×印の所に到着。高度計を100m近く戻した。
狙っていた小尾根に取り付く。磁石の方向も良い。でも、まだチョット不安。


杉林の中の急登。作業用の踏み跡が現れては消える。藪無し。
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510m付近で、主尾根に出た。まず、間違い無かろう、とは思うものの、一抹の不安が・・・。
DSC09886 510m付近


尾根に沿って、小さな登降を繰り返して、610m圏で「小前の頭」の標識を発見。「小前の頭」の事前情報は持ち合わせていないので、完全なる不安解消に至らず。
DSC09888小前の頭


三角点あり。多分629.3m「小峰山」のはずであるが、山銘板など無し。まだ不安。
DSC09889小峰山


いい感じの尾根だ。
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おおっ、祠が見える。
DSC09891天狗山


ここで650m峰・「天狗山」の標識を見て、安堵する。すると、前方は大前山か!
DSC09894天狗山から大前山


首なしの石像が現れると、その先が大前山だった。ここで、はじめてオッサンとスライド。
DSC09895大前山


岩がちな縦走路となる。鎖、ロープ多し。でも怖いほどではない。
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天狗山を振り返る。
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日野沢を見下ろす。ここは、古くから集落があるらしい。平将門伝説もあるとか。皆野三沢、千馬山城の用土新左衛門もこの辺りに出没していたはずである。
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細く岩がちな尾根。怖くはない。
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昭文社の地図では「ノッキンボウ」。現地及び皆野町のハイキングマップは「如金峰」。前方で、女性のキャーキャー声が聞こえる。楽しんでいるようだ。若いアベックを追い越す。
DSC09906如金峰


一旦札立峠に下り、登り返すと、
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破風山に到着。先着のご夫婦は、すぐに出発。山頂一人占め。中央手前に蓑山。奥に長瀞右岸の山々。千馬山城付近のピークも確認できて、なぜか嬉しかった。
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長沢背稜。おいらのアイドル三つドッケが確認できた。多分閑散としているだろうな。東京側の日原は、まだ半孤立状態のようだし。
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左に武甲山。右奥の連嶺は長沢背稜。足が悪くなってからご無沙汰が続いている。さっきの若いアベックがやってきて、開けた景色に歓声を上げていた。俺は一等地から退去。端っこで煙を吸って、菓子パンを食った。
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破風山を下る。樹間から大峯山。
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猿岩。左を向いているのかな。なんとか猿に見えなくもない。でも微妙。
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「男体拝み」というピークから。日光男体山でも見えるのかなと思ったが、見えたのは宝登山。
DSC09917男体拝みから宝登山


破風山を振り返る。
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展望地より、長沢背稜。雪が積もっているようだ。
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武甲山と長沢背稜と奥秩父の山々。
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皆野町のハイキングマップにあった「前原尾根」を下ったのだが、歩きやすいとまでは言わないが、とてもよく整備された道だった。少しでも歩き難い所にはロープが張られていて、足の弱い俺でも不安なく下れた。道標も適宜着けられていた。上部の「関東なれあいの道」の木段とは大違い。無事、前原集落に降り立った。


奥に宝登山。赤平川、荒川合流点。この先で、皆野橋を渡り、皆野駅に到着。
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しかしまぁ、降りたバス停の位置を間違って認識していたとは、ひどいものである。
家に帰って、原因を探ったところ、どうも、

昭文社2006年度版「奥武蔵・秩父」に記載の「西立沢」バス停の記載位置を2.5万図に落とし込んでいたようだ。そこには今はバスは行っていない。2006年当時はそこまでバス路線が伸びていたのかもしれない。後日、最新版で確認しておこう。
完全に頭がトチ狂ってしまったのかと思ったが、そうでもない事が判明し、少しだけ安心しました。


2020.1.8
追記
昭文社2019年度版「奥武蔵・秩父」を確認した所、「西立沢」バス停の位置は正しく記載されていた。また、裏面破風山周辺地図は1/3万に拡大され(2006年度版は1/5万)、1ルートを除きほぼ「皆野町ハイキングマップ」と同様のルートが示されていた。


山行日:2019.12.14

コース:西武秩父駅=小鹿野町営バス=長若中学校バス停(8:50)~法性寺(9:20)~お舟・大日如来(10:00)~道迷い~聖天宮(10:30)~長若山荘(10:40)~一の峰~二ノ峰~三ノ峰~四ノ峰~五ノ峰・565m峰付近(11:50)~580m峰~南下~590m峰・文殊峠分岐(12:30)~538.6m峰・竜神山(12:45)~賽の洞窟~兎岩(13:20)~林道(13:35)~長若山荘(13:50)~長若中学校バス停(14:20)~松井田バス停(14:40)=西武観光バス=秩父鉄道秩父駅



釜ノ沢五峰とは、両毛国境の釜五峰とは縁も所縁もない埼玉県小鹿野町にある標高500m級の寂峰である。「新分県登山ガイド・埼玉の山・2007年度」によると、登山口の秩父札所32番法性寺まで小鹿野町営バスがあることになっていたが、現在は廃路線になったようである。登山口法性寺に最も近いバス停は、西武秩父駅からの小鹿野町営バスの「長若中学校前」だった。いたしかたない。

長若中学校前からチョット先へ進み十字路を左折すると、すぐに長若小学校に至る。車道を真っ直ぐ進む。途中軽トラが何台も停まっていた。オレンジ色のビブス姿のオヤジさんが何人かタムロしていた。犬が吠えている。ムムムッ・・・。

恐れていたほどの時間はかからず、法性寺に到着した。


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法性寺山門には鐘がついていた。

登山口がわからず、ガイド本を開く。なんだ山門をくぐって石段を登ればいいのか。



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険しい石段を登ると、上に観音堂。


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観音堂の裏に廻ると、蜂の巣のような岩屋と祠が。


観音堂を少し戻るように下って、折り重なった巨岩の隙間をくぐって、登山道(般若山奥の院)に入る。石を穿った階段道を恐る恐る登る。何故か、水木しげるの点描画の世界を感じる。「入らずの山」に入り込むような感じ。

やがて、道が明るくなり、岩屋が現れた。


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岩屋の中に石仏群が。


その先で、パッと開けて、


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お舟と呼ばれる、岩稜に出た。少し下ると、その先に観音像が立っていた。


岩稜状を登り返すと、


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鎖と鉄柵を伝って、大日如来像。大日如来は穿った岩屋に納められていた。ここが奥の院か?


戻る。



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大日如来像への登りを振り返る。結構怖かった。この辺一帯を般若山と呼ぶらしい。


大日如来像の基部から案内に従いトラバース気味に下るも、しだいに道が怪しくなってきた。踏み跡はあるような、無いような。取り敢えず尾根上に乗ったのでそのまま下る。
下の方で多くの犬が吠えている。狩猟かなぁ~。いやだなぁ~。


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降り着いた所は、2.5万図に「嬲谷(なぶりや)」とある神社記号(聖天宮)の前。いまだに、なぜこんな所に出たのか不思議でしょうがない。本来は、長若山荘前に出なければいけないのだが、とんでもなくズレてしまった。まずいねぇ~。とりあえず、犬がいなかったので助かった。

車道を迂回して、


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長若山荘に到着。


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釜ノ沢五峰に向かう。久しぶり秩父らしい渡りたくない橋に出会った。沢床に下りて渡る。



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岩がちな山なのだねぇ~。


沢伝いから、尾根に上がると、


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釜ノ沢一峰。峰といっても、斜面でした。


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釜ノ沢二峰。石には二ではなく、三に読めるような字が書いてあったが、多分二峰でしょう。


DSC09633三ノ峰
釜ノ沢三峰。こちらはクッキリと三と書いてあった。ここらへんは鎖場が多く、怖い。


四峰、五峰は、何のヘンテツも無い小ピークだった。
四峰を過ぎると、名残紅葉に出会えた。


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最後の五峰。


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鉄塔付近より。二子山と父不見山かな。あちらは、数段怖そう。


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580m峰に、妙齢のご婦人が。本日、山中ではじめて人に会った。ご婦人も「あらまぁ、めずらしや」とおっしゃっておりました。


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両神山と秩父槍ヶ岳あたりか?こちらも怖そうだねぇ~。


ここより、南下。590m峰で東進し、竜神山に向かう。
竜神山・538.6m峰は何のヘンテツも無い所。
送電鉄塔の建つ岩峰を越え、下ると、


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賽ノ洞窟に到着。オッサンとスライド。

俺は、ガイド本に書いてあった「兎岩の先の道が不明瞭」が気にかかっていた。般若山の下りで、とんでもなく道をはずしていたので。
オッサンに道の様子を聞くと、「GPSを持って歩いているので・・・」との事。う~む、チョット不安。



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賽ノ洞窟付近の奇岩。


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そして、兎岩に到着。


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兎岩から、無理矢理武甲山を入れて。


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兎岩を下りきって。


さぁ~て、ここから林道までのルートが心配だったのだが。
なんのことは無く、アッサリ下れた。下草が枯れて、分かりやすくなっていたのか。

御殿のような民家脇を通って、下る。道々に石灰が撒かれていた。トンコレラ対策かな。

長若山荘を通過。朝来た道を戻る。
長若中学校前バス停に到着。バスの待ち時間は、なんと1時間50分。まいったねぇ~。

昭文社の地図を広げた。
おおっ、このまま真っ直ぐ東進すれば国道299号線の松井田バス停に行けるではないか!
イチかバチか、勝負だ。



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松井田バス停に向かおうじゃぁないの!武甲山が呼んでるよ。

松井田バス停には思いのほか早く着いた。
バスの時刻表を見た。14:40とある。時計を見ると、まさに14:40。
道はすいている。もうバスは過ぎ去ったのか?
タバコを吸っていると、なんと4分遅れでバスがやってきた。
おおっ、チョーラッキーだ。

帰りは、秩父鉄道経由で帰った。

車窓より、西日で黄金色に輝く長瀞右岸の山々が見えた。
ああっ、こっちに行く手もあったか。










山行日;2019.10.6
コース:秩父鉄道秩父駅=バス=栗尾バス停(9;15)~地蔵寺~観音院仁王門(9:50)~観音院(10:05)~牛首峠分岐~(10:50)観音山(11:10)~牛首峠分岐(11:20)~日尾城跡~牛首峠(12:10)~観音院仁王門~地蔵寺~栗尾バス停~小鹿野車庫バス停(14:10)=バス=秩父駅



10月に入ったというのに30℃越えの日が続く。10/6、天気予報では、関東は曇りながらようやく気温が下がるとの事。
そんな訳で、遠望は期待せず、奇観が連続するという小鹿野の観音山に向かった。

秩父駅からバスに乗り小鹿野市街に入ると、かなり激しい雨が降ってきた。これでは山歩きはダメかなと思ったが、終点栗尾バス停付近で雨は収まった。国道299号線の舗装道路は濡れていない。局地的な雨だったのか。
栗尾から脇道に入る。ユルユルと舗装道を登る。岩殿沢集落の家並は尽きない。ようやく家並が尽きると、地蔵寺に着いた。




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本日最初の奇観、地蔵寺の水子地蔵群。


舗装道を挟んで、両側の山の斜面の高い所まで、水子地蔵でビッシリと埋め尽くされている。あまりいい気分とは言えないが、圧倒される景観ではあった。

短いトンネルをくぐて、


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観音院山門に到着。両脇の仁王像は石造り。


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山門をくぐると、シュウカイドウが咲き誇っていた。



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シュウカイドウの咲く石段を延々と登る。



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ようやく観音院を見上げる位置までやってきた。脇にモノレール軌道があったが、使われている様子は無い。




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観音院に到着。



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巨大なオーバーハングの庇の下に本堂。



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その脇に聖浄の滝。かつての水量が失われているそうだが、半円状の巨大な一枚岩だけでも圧倒される。



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岩壁に囲われた周辺には、無数の石仏が。



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周辺は1700万年前の地層が露出しているそうだ。小さい石はノジュール。本堂の上の庇に巨大窪みがあったが、あれもノジュールの落下跡なのか。



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東奥の院に廻り込み、対岸の岩壁を見る。穿たれた岩棚にも石仏群が。



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東奥の院より。右上が観音山か。


東奥の院から戻り、観音山へ向かう。山腹をトラバースし、牛首峠分岐標識で「観音山→」に従う。石像工房跡、石切り出し跡を通過。観音山の背後に廻り込んで、


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観音山山頂に到着。大汗をかいた。




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観音山山頂より、旧吉田町を見下ろす。倉尾、日尾方面か。


観音山山頂からは、旧吉田町の運動会の拡声機音が明瞭に聞こえた。各地区対抗の玉入れが行われていた。1チーム15名の対戦だ。2区と5区は、大差で5区の勝ち。
誰も居ない山頂でタバコを吹かせながら、運動会を楽しんだ。



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観音山山頂から北側を望む。見知らぬ山々である。


三区と八区の玉入れが始まった所で、オサラバ。


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山腹にある牛首峠分岐に下り、牛首峠に向かう。ちょうど尾根に乗り上げた所。



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尾根は岩がちだった。


やがて、ここは城郭ではないかと思われる所(567m)に達した。日尾城の縄張り図を持ち忘れてしまって確信は持てなかったのだが、山道から外れた尾根上に顕著な削平面があった。山道に戻り、僅かに進むと、



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日尾城跡の石碑があった。


日尾城は、埼玉の戦国史に良く現れるが、実際は不明な点が多いらしい。
取り敢えず長尾景虎が初めて越山した折には、他の北関東国人衆と同様に越後勢に組みしたらしい。その後、北条方の南図書による乗っ取り事件があり、北条氏に属したといわれる。神川の武州御嶽城(金鑚神社)が武田氏に攻略されて以降、北条方の拠点となったらしいが、御嶽城とは随分山波を挟んでいるし、実際はどうだっのか。武田方山県三郎兵衛に攻められたという伝承があるようだが、西上野方面の監視の役割があったのだろう。



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日尾城Ⅰ郭。してみると、途中の平坦部はⅡ、Ⅲ郭だったか。



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日尾城Ⅰ郭




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倉尾集落→を辿ると、数段の段切り跡に伴う腰郭があった。Ⅰ郭に戻る。



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Ⅰ郭から牛首峠に向かう。写真では分からないが、3段ほどの平坦部が設けられていた。




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そして、異常な岩堤が現れ、




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岩堤が尽きた所が、牛首峠だった。


ここも日尾城跡に含まれるが、人為的な堀切では無いらしい。断層による切れ込みとの事。




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岩の下側は岩質が違うようで、えぐれている。




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切れ込みはかなり深い。これが断層というものなのか。山的にはキレット。ここも奇観であった。


この先も日尾城は続いているが、ここでオサラバ。下る。



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牛首峠付近。





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やっぱ、もう一回見ておこうと、牛首峠を振り返る。




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牛首峠を下る。




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かなり岩がちではあるが、歩くに支障はない。ここも断層の続きなのかと妄想を巡らしている。




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ここも断層の狭間ならば、すごいんじゃね~の、などと、妄想が果てしなく続くのであった。



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チョックストーン。



そして、ポンと観音院山門に帰還。
地蔵寺まで下ると、そば屋があった。


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山田屋というそば屋兼土産物屋で、蕎麦を食った。


ここの蕎麦は、俺の好きな太麺で、かなり美味かった。それにも増して、サービスで頂いた揚げたてのコロッケが旨かった。このコロッケ、中に長ネギの刻みが入っていた。玉ねぎはありそうだが、長ネギとはねぇ~。意外な組み合わせが、何ともいえずうまい。



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山田屋で売っていたかざぐるま。




蕎麦とコロッケに満足し、舗装道を下る。
栗尾バス停に戻るも、バスは1時間待ち。少し歩こう。

小鹿野車庫バス停に着くと、ザーッと雨が降り出した。あぁ、朝もこの辺は雨が降っていた。便所の軒先で雨宿り。ラッキーだ。

秩父駅に着く頃は、雨があがっていた。

山行日:2019.2.24
コース:秩父鉄道樋口駅(8:00)~白鳥神社(8:20)~天神山城(226m峰8:40)~312m峰(9:30)~371m峰(9:55)~(10:40)小林山(大平山11:00)~小林集落(小林みかん山11:30)~秩父鉄道波久礼駅(12:30)


先週に引き続き、小林山に向かった。今回は山麓の天神山城を経由した。
天神山城周辺は、古くは武蔵七党丹党の白鳥氏の根拠地であったらしい。戦国期は山内上杉氏重臣の藤田氏の支配領域。後北条氏の圧迫により北条氏邦を婿に迎え入れる事になる。氏邦は鉢形城入城前には天神山城に在城していた時期もあったと言う。


樋口駅から荒川を「白鳥橋」で渡り、県道を南西に向かう。



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白鳥神社は県道沿いにあった。



白鳥神社左手に明瞭な登城道があった。
急斜面を九十九折れに登ると、帯郭と思われる削平地が現れ、


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悪名高き、あるはずの無い天神山城天守閣が現れた。



本郭は、狭い尾根幅いっぱいに軽鉄骨造のハリボテ的天守閣に占拠されていた。ハリボテ天守閣はすでに朽ちていた。


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本郭南側の顕著な堀切。


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本郭南側の二郭。二郭の西にも腰郭が見える。


さらに南進すると、広々とした荒れ地となる。廃屋が何棟か草に埋もれていた。ハリボテ城建設に伴い天神山城遺構はかなり破壊されているとの事。

荒れ地からコンクリ道を下る。車道に出る直前で窪状に活路を求め藪入り。すんなりと小林山に繋がる尾根に出られたが、


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かなりの薮。


広い尾根上を右に左に踏み跡を捜しつつ登る。チョットした踏み跡はあるのだが、長続きせず。やがて杉林となり薮から解放される。


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杉林の中にトタン。他に錆びついた空き缶などが散見される。小さな石積みもあった。


ガサガサと音がし、ビクッとすると、前方に鹿の群れが居て、左右の谷に逃げだして行った。その数10頭近かったと思う。


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312m付近。二次林だろうが、広葉樹の森となる。小林山であろう。遠く見える。




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312m峰からは気持ちの良い広葉樹の森となる。



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そして、明瞭な道が現れる。


371m峰を越え少し進むと杉林の急斜面となる。尾根型は失せ、道も無くなった。コンクリ製の杭と赤い杭が散見される。磁石を見つつこれを追う。やがて右側に尾根型が感じられ、こちらに移動。傾斜がユルミ、


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平坦地に出た。小林山北側だろう。


平坦地を突っ切ると、踏み跡に出た。先週歩いた踏み跡だ。踏み跡を南進し、


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小林山に到着。今日も誰もいない。


小林山で握り飯2個を食う。タバコを吹かしゆっくりした。


葉原峠に下り、葉原峠から車道を東に向かう。車道を僅かに下ると、「波久礼→」が現れこれに従う。道は山腹に絡み付くように着けられていた。



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竹林が現れ、



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その先に、「小林みかん山→」があり、



たそがれさんの「みかん山?」を思い出し、「小林みかん山」に向かってみた。道はなおも山腹に絡み付いていた。


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樹林が切れて、小林集落か。


ここからわずかで、


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みかん畑が現れて、オバチャンがミカンに水やりを行っていた。


民家の脇を通って、車道に出た。



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小林集落にて。



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小林集落にて。



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小林集落。



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小林集落にて。



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小林集落にて。どうやら「小林みかん山」とは山頂を表すものではなく、みかん(ゆず)畑を示すようだ。



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小林集落にて。



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車道を波久礼駅に下る。



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波久礼駅付近にて。



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波久礼駅付近にて。



波久礼駅前のソバ屋でソバを食って、帰途に着く。



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手書きで正確性に劣ります。



本ルートもまた、先週に引き続き、楽しいルートだった。但し、小林山からの下りで使う場合、磁石、高度計だけでは苦しいかもです。登りでは下部の薮を除けば問題ありません。

山行日:2019.2.17
コース:秩父鉄道親鼻駅~ガスト親鼻店(8:40)~赤城神社~薮尾根取り付き~(10:10)長瀞右岸418m峰(10:25)~頂稜部車道(10:50)~塞神峠~仙元峠~葉原峠~(11:40)小林山(11:50)~293m峰鞍部~北東へトラバース~北へ伸びる尾根~276.3m峰(12:50)~鉄塔~250m付近三差路(東電ポール)~西へトラバース~220圏平坦部~北西へ~墓地・道光寺(13:20)~車道~野上下郷石塔婆(13:35)~秩父鉄道樋口駅(13:50)



昨年、小林山(538.6m峰)から293m峰を経由して、樋口駅に下った。その際、293m峰鞍部付近から北東へ伸びる明瞭な道を見た。恐らく、276.3m峰へ向かう道ではないのかと想像し、今回そのルートを辿ってみる事にした。

しかし、293m峰鞍部には、そんな道は無かった。、おかしな話だが、それが事実だった。それは、それとして、久しぶりに楽しく歩けたルートだった。



親鼻駅で降りたのは、3人。登山者は俺だけだった。
ガスト親鼻店に直行。いつもいる弩派手なBさんは居なかった。

長瀞右岸418m峰は、俺のお気に入りだ。これまで4ルートで登っている。今回もチョットだけ尾根を変えてみた。
赤城神社の交差点で右折。木工所の道を過ぎ民家の先で、左側の尾根に取り付いた。尾根にはすぐに乗れたが・・・、やや、さらに上に民家だか倉庫らしきものがあった。ヒトケは無い。やや離れて通過。はじめは道は無かったが、杉林を抜けるとしだいに踏み跡様が現れる。


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やがて明瞭な道となる。



右からの尾根(418峰南尾根)に合流する所でチョット苦労したが、特段危険な所は無く、気持ち良く歩けた。418m峰南尾根を北上。ポツンと一軒家を右に見る。


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ポツンと一軒家の西側の尾根を快適に登る。



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荒川と両神山。



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418m峰に到着。菓子パンを食って、水を飲んで、煙を吸って、ゆっくりした。


418m峰を小さく下ると、石柱の道標がある。「谷草→」「釜伏山→」「下田野→」の三差路である。ここで、珍しくも谷草方面から登ってくる御仁を見かけた。

この先は、釜伏山付近の車道~塞神峠・仙元峠・葉原峠とおもしろ味の無い道を淡々と歩くのみ。



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小林山(大平山・538.6m)に到着。



秩父鉄道のSLの汽笛が聞こえた。
ここで、昼飯とする。


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小林山から北へ向かう。明瞭な道がある。


町界の尾根は一旦杉林となるが、やがて明るい落葉樹の森となる。521mで、町界尾根とオサラバし、北西へ向かった。ここも道あり。



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390m付近。ここで、進路を西へとる。


尾根型はしだいに北西に向きを変えるが、ここが難しい。地形図は単純な尾根型を描いているが、細かい窪地などが存在し、どこが本尾根なのか判り難い。その上、ここまで明瞭な道型も失せている。前回はここでルートミスをして山腹を登り直している。しかし、地面をよ~く見ると、薄い踏み跡が見えてきた。それに従う。なんだか、堀切、竪掘り、障子掘りのような地形が現れる。これって、山城遺構じゃぁね~の、などと、いつもの妄想が芽生え始める。やがて道型が明瞭となり293m峰東側鞍部に達した。

ここには昨年見た、東に伸びる明瞭な踏み跡があるはずなのだが、そんなものは無かった。昨年、マボロシを見ていたのだろうか。

まぁ、良い。現在位置は分かっているので、276.3mに続く尾根まで、トラバースしよう。トラバース距離は短い。
竪掘りのような長い窪みを渡り、一登りすると、


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276.3mに繋がる尾根に出た。ここには明瞭な道は無かった。



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なんか、薮っぽくなってきて、イヤだなぁ~と思っていると、


篠竹の中に薄いが道を発見。



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薮にまみれること無く、広い山頂の276.3m峰に到着。


北に鉄塔が見え、そちらに向かう。
鉄塔基部から、超明瞭な道となる。



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恐らく、鉄塔巡視道だろう。



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やっぱりネ。ここは三差路になっていた。左を選択。



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いい道が、山腹を西進。



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そして、220m圏の台地状に出た。



ここより北へ踏み跡ありと見て下ったが、そんなものは無かった。しかし、広い山道に出くわし、これを利用。電光型に北に道が続くも、道は草に覆われていた。やがて、木段が現れ、なおも下ると、墓地に出た。墓地と道をはさんで道光寺があった。



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墓地にあった石碑。



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車道を渡って、道光寺。



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道光寺にて。



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道光寺より。今下って来た所。


荒川を渡って、


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野上下郷青石塔婆。日本一の大きさとの事(ん、世界一と言う事か?)。


樋口駅に向かう。
樋口駅直前で、電車が出てしまった。

荒川の河原に出てみた。



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梅の背後に276.3m峰。




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小林山方面。



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登りルート。



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下りルート。




小粒ながら、地図読みを楽しみながら歩けた。

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