カテゴリ: 奥武蔵・秩父(西武鉄道)

山行日:2020.6.3
コース:西武鉄道飯能駅(6:50)~割岩橋~金蔵寺登り口(7:35)~男坂~殿屋敷~(7:55)龍涯山(8:10)~富士見台~龍涯山公園(8:40)~県道28号線~クリーンセンター~道迷い~配水場広場(9:20)~みはらし台~赤根が峠~柏木山(10:40)~富士見平(永坂?)~茜公園(11:00)~車道~八耳道登山口~金蔵寺口登山口~飯能駅(12:00)


コロナで自粛しておったが、緊急事態宣言が解除され6月に入ったので県内の移動ならよかろうと、足に優しそうに思える飯能市の大河原龍涯山城と柏木山を訪れる事にした。
前回は原市場竜谷山と吾野りゅうがい山を訪ねたので、その続きである。
柏木山は大河原龍崖山城だけでは歩き足りないだろうと、つけたしのようなものであったが、意外にも好展望の山であった。むしろ柏木山の方がメインだったような気すらしている。



飯能駅北口から真っ直ぐ歩いて、割岩橋で名栗川を渡った。
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割岩橋から。上流側の飯能河原。
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割岩橋から。下流側。
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やや迷い気味に、金蔵寺口登山コースを発見。当初はこの先の八耳堂から登るつもりであったが、「龍崖山→」を見て、なんのためらいもなくこのコースに引き込まれてしまった。
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男坂、女坂分岐。男坂を選択。
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まもなく殿屋敷に到着。大河原氏館があったとされる。すでに城域に入ったのか。
DSC01234殿屋敷



殿屋敷から急坂となるが僅かで尾根に出て右折すると、
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龍崖山城本郭の山頂に到着。山頂には気の利いた展望器具があった。恐ろしく精度の良い装置であった。
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龍崖山山頂(大河原城本郭)。ここで朝飯を食う。気温20℃。
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先に進むと、明瞭な堀切が出現した。堀切から連続する竪掘りと思われる溝が見えた。結局城跡らしい遺構はこの堀切と殿平の削平面だけであった。土塁跡などもあるらしいが、暑くてそれを捜す気力は萎えていた。
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展望がよいとされる富士見台に寄ってみたら、よく見えるのは直ぐそばの工場の敷地であった。何か大きな音が轟いている。うるさい。土日は静かなのかもしれない。目をこらすと、うっすらと富士山が見えているような気がした。
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富士見台から。左の小さなわだかまりが柏木山のようだ。
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燧山の小ピークを越える。もう一つ小ピークを越えて、下りとなる。
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道の途中に、熊ヨケの鐘と金槌が吊るされていた。こんな所で熊が出るのかねぇ~。



すると、何と出たのである!
スワ、熊か!
距離10m。
やっこさん、じっとしている。
首にぶら下げていたカメラをメクラ押しして、後ずさり。視界から消えた所で走って逃げた。
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ムムムッ・・・・。
ナンダ今のヤツ。
暗くてよく見えんかったのだ。
イノシシにしてはスマート。犬にしてはでかすぎる。やっぱり熊かいな。

上の写真は、帰ってから明るく加工したもの。カメラはメクラ押ししているので、ピントは手前の木に合ってしまっている。


すぐに龍崖山公園に出た。カメラを確認。写りが暗くてよく判らん。熊かもねぇ~、と思った。
公園の上の方からランニングのオッサンがやってきたので、
「この辺に熊がいるのですか」と聞くと。
「熊はいないけど、カモシカならいるよ」との事。続けて「二頭いたが、一頭は沼にはまって死んだ」と。

ムムムッ・・・、またしてもカモシカか!(岩櫃山でカモシカを熊と間違えた)
しかし、飯能でカモシカは驚きだ。
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上の写真の階段を登るのが正解だったようだが、おバカな俺は安易に楽な下り階段を下ってしまった。
県道28号線に出てしまった。
ここから道に迷い気味にさまよう。


ようやく柏木山の登山道を見つける。どうも昭文社の地図に出ているトイレの位置が違うんじゃぁね~の。と人のせいにする。


登山道とは言っても御覧の通り。工場の敷地に沿った道をしばらく歩く。向こうに見える左端が龍崖山。中央が燧山だろう。工場では小型のポールミルが轟音をたてて稼働していた。
DSC01251みはらし台



赤根ヶ峠に到着。立ち入り禁止が旧の峠道のようだ。
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解説板からは飯能と青梅を結ぶ峠道だったようだ。今は工場で分断されている。龍崖城は15世紀の城跡と推定されているので、ここいらの親分三田氏(青梅)の配下だったのかもしれんなぁ。などといつもの妄想を巡らすのであった。
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赤根ヶ峠は五差路になっていた。取り敢えず「フェンス道」なる尾根上の道を行く。
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ボールミルの音が遠ざかれば・・・、結構いい所ではないか。
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暑苦しいがアジサイが。
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そして、大岳山が見えた。
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僅かで柏木山に到着。先着に2名の爺さんが。地元の方だった。
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柏木山はすこぶる展望がよかった。左に川苔山。中央手前に棒の折れ山。右に蕎麦粒山。
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その他に、秩父大平山、七跳山まで見える。残念な事に三つドッケは見えなかった。



柏木山には花が植えられていた。先着の2名が去ると、地元の老人1名とご夫婦1組が現れた。大分長居となった。地元のご老人に帰り道を聞き山頂を去る。
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昭文社の地図にある「永坂」は地元の人は知らなかった。富士見平と言っていた。現地にも「富士見平」とあった。富士見平で左折。イチゴの実のあふれる道を下ると、
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茜公園。ここから車道に出て、
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八耳堂に達した。本来ここから登る予定であった。
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八耳堂。
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八耳堂から炎天の車道を飯能駅に向かった。



家に帰り、「東京アラート」の発出を知る。
いやはやこの先どうなるのか。
今夏は久しぶりに北アに繰り出そうかと思っていたのだが、山小屋は三密のルツボであろうな。居酒屋さんしかり、山小屋しかり。俺の悩みなど取るに足らないものなのかもしれないねぇ~。

山行日:2020.2.24
コース:西武鉄道飯能駅=バス=原市場中学校前(7:35)~妻沢地区・りゅうがい山城跡案内板(8:10)~300m圏・尾根上(8:30)~(8:50)382m峰・原市場龍谷山城(9:05)~天神峠(9:40)~車道(9:50)~山中地区(10:30)~下中沢地区(10:40)~栃屋谷地区(10:50)~山道~飛村地区(11:20)~道迷い~483m峰北方(12:10)~車道~山道~前坂(12:30)~354m峰・吾野龍涯山城(13:10)~岡部屋敷跡~駐車地(13:40)~西武吾野駅(13:50)


たそがれオヤジさんの裏筑波記に登場した竜ヶ井山城に行ってみようかとネットで検索しているうちに、なにやらおかしな事に気づいてしまった。

それは、
皆野町三沢・竜谷城(千馬山城)
毛呂山町・竜ヶ谷山城
桜川市真壁・竜ヶ井城=たそがれさん踏査
そして
飯能市原市場・龍谷山城
飯能市吾野・龍涯山城

みな、呼び名は「りゅうがい」のようだ。

そういやぁ~、
足利・両涯山も山城跡だった。「りょうがいさん」の小さな「ょ」を「ゅ」に変えれば同じ響きになる(チト、無理があるが)。
「りゅうがい山」て山城特有の山名だったりしないのか、と思ってしまったのである。まぁ、俺の妄想は、当てにならないが。当てにならないが故の妄想なので・・・・。

飯能の「りゅうがい山城」は未訪だったので、こちらを優先して、二つの「りゅうがい山」を結ぶ旅に出かけたのだ。
そして、とんでもない道迷いをしでかしてしまった。



飯能市の「原市場中学校」でバスを下車。
まずは、原市場龍谷山城を目指す。HP「余湖君のホームページ」から妻沢地区から登城ルートがある事を予習していたので、名栗川の支流妻沢川に沿った車道を歩いた。
ほど無く、「日影、赤沢→」を見るが、通過。横眼で左手を見つつ歩くと、「余湖君のホームページ」に出ていた、「リュウガイ城跡→」が現れ、これに従う。
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初めは明瞭な沢沿いの道だったが、すぐに倒木地帯となり、それに大量の間伐材の残置帯が現れ、道を失う。倒木が折り重なっているので簡単には越えられない。斜面を上に下に左右に移動しながら登る。
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尾根に出ると、目の前に標識が立っていた。標高300m付近だった。俺は黄色く塗りつぶされた所から上がってきた。「中之坂」から歩けば労が少ないのだろうが、「中之坂」がどこにあるのか判らない。尾根上を龍谷城跡に向かう。
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尾根上には極めて明瞭な道があった。
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こんな不安定なケルンらしきものが、かなりあった。
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やがて、小規模な段切り跡と思われる面が2箇所現れた。
そして、明瞭な堀切跡。
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その上が、広く削平された382m峰・龍谷山城(一応本郭としよう)であった。
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北側にあった小さな腰郭。
DSC00333腰郭


15分ほど周囲を探索したが、竪掘りは見られなかった。先へ進もう。天神峠に向かうと、
西側にも明瞭な堀切があった。
DSC00334堀切②


杉林が続く。花粉は飛んでいないのか、クシャミは出なかった。
鉄塔近くの数少ない展望地。向かいに周助山~ノボットの尾根が見えた。
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天神峠に到着。ムムッ、ここの方が堀切らしい。
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天神峠から進むべき方向に明瞭な道型無し。強引に登ると道が現れた。
間もなく車道に合流。
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車道を山中地区に向かう。
山肌からジャリジャリと小石が落ちてくる。車道の谷側を歩く。


山中地区に到着。住人の居そうにない民家の庭先に福寿草が咲いていた。
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なおも車道を歩き、下中沢に向かい、栃屋谷地区を目指す。下中沢地区にて↓
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栃屋谷地区の民家がポツポツ現れて、右手の登山道を捜しながら歩いていると、赤い小さな橋の脇に「飛村→」を発見。
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沢沿いから山腹道となり、下り気味となり、民家の脇を抜けると、車道に出た。ここを左へ行けばいいはず(だった)。
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飛村地区の車道を左に行く。振り返って(ガードレールの右側からやってきた)。呑気に梅の写真を撮っていた。
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ここにも福寿草。
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蝋梅も咲いていた。春の気分を満喫していた。
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やがて林道は未舗装となったが、地形図通り道が二股に分かれた。予定通り右の道を選択。すぐに山道が現れるはずだったが、山道は現れなかった。廃道にでもなったかと思い、林道を戻り左の道を選択。こちらを使っても「前坂」に出られるはずと思っていた。林道を進む。気がつくと車の通れる幅員では無くなっていたし、それどころか踏み跡すら無くなってしまった。ムムムッ・・・・。地図にコンパスを当てる。ゲーッ、進んでいる方向が全然違うじゃぁないの。今は窪状の真ん中にいる。辺りを見回す。正面に障壁のような急斜面が聳えていた。どうしよう。
道を間違えているのは確かだが、それほど外しているはずは無いと思った。正面は急斜面ではあるが、さしたる標高差はないだろう。登り切れば前坂に繋がる車道の何処かに出るはずだ。
と、考え窪状を直登した。
登りはじめて、思ってた以上の急斜面であることが判った。まずいねぇ~。杉林なのに木の間隔が広い。掴んだ灌木がポキリと折れて冷っとする。掴むものを捜す。大分前にハイトスさん、たそがれさん、みー猫さん、ななころびさんの強力Pが、急斜面で窮して「草むしり尾根」と命名していたのを思い出す。ここは杉林で草は皆無。細々と生えているシダをワシ掴みする。つま先を斜面に蹴り込んで。あ~っ、また爪が死んでしまう。
やがて、右上方に白いガードレールが見えた。しかし、そちらは斜面がさらに急で近づけそうもない。反対の左を斜上した。やっとの思いで尾根上に出た。そこにはあるはずの車道は無かった。ムムムッ・・・。俺はいったいどこに居るのだろう。GPSもスマホも持っていない。アナログ男としては、高度計と磁石と地図に頼るほかは無い。
高度計は480mを示していた。ポンコツ頭をフル稼働させた所で現在位置は判らなかった。
取り敢えずガードレールの見えた方に向かった。

ガーン、超急斜面の遥か下に車道が見えた。いやはや。ど~すんべ~。
取り敢えず辺りを観察すると、少し戻った所に薄い踏み跡を発見。踏み跡を辿ると簡単に車道に降りられた。助かった~。

しかし、ここは何処なんだ。さっぱり判らん。でも途中で見た磁石の方向から前坂より西に居る事だけは間違えなかろうと、車道を東に歩いた。やがて、車道の敷設の具合などから徐々に現在位置が判りはじめた。それが正解だとすると、とんでもなく離れた所に出た事になる。やがて、俺の推定が正しい事が判った。石灰工場の轟音が聞こえたからだ。
いやはや、とんだ道迷いの仕方であった。岡山の天柱山での迷い方に匹敵するヒドサだ。それにしても、飛村地区でどのように間違ったのか、いまだに判らないでいる。


あとは、簡単に前坂に出る事ができた。前坂から吾野駅方向に向かう。
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前坂から下って、320m付近に(多分私製の)案内があって、龍涯山城跡に向かう。ボンヤリした地形ではあるが、薄い踏み跡があり、これを追う。もちろん磁石からは目を離さなかった。途中土塁状が見えたが、土塁かどうかは判らない。大岩が現れて、そこから尾根型がはっきりしてきた。
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埋もれかけた堀切があり、
DSC00358堀切



すぐに削平された354m峰・(吾野)龍涯山城に到着。
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龍涯山城は、素人目に、一つの堀切と山頂部の平坦面以外城らしい遺構は見つけられなかった。

山頂部から北北東の岡部屋敷に向かおう。山頂部でルートを捜すと赤テープが見つかり、これを追う。しかし、磁石の方向が悪いのぉ~。と思いきや薄い踏み跡は急旋回し、安心できる磁石の方向となった。


そして、かなり広い岡部屋敷跡と言われる削平平坦面240m圏に出た。
DSC00365岡部屋敷


平坦面にあった小社。ガラス入り。石造の扉あり。
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岡部屋敷からの下り道は、平坦面中央やや左よりの篠笹の薄い所にあった。最後は道を失うも、ブルーシートの建物が見えて、その駐車地に到着。
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そして、やや迷い気味に西武鉄道吾野駅に着いた。


本日のルート。
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本日のルート。
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本日のルート。飛村地区での自分の動きが全く判らない。
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飯能の二つの「りゅうがい山」を強引に結んで歩いてみた。結果、得られたのは、道迷い癖が濃厚になりつつある自分を再認識した事。
まぁ、それでも「りゅうがい山」を見つけたらまた訪れてみようと思う。「りゅうがい山」=山城なのか、妄想をもう少し追いかけてみようではないの。でも、GPSは必要かな。

山行日:2020.2.15
コース:西武秩父駅=小鹿野町営バス=薬師の湯(9:30)~薬師堂~鳥居山コース~両神神社奥社(10:35)~(10:55)四阿屋山(11:10)~両神神社奥社~福寿草園地(11:40)~山居広場徘徊~薬師コース~薬師の湯(12:30)=小鹿野町営バス=秩父鉄道三峰口駅

西武秩父駅でのバスの乗り換え時間は5分しかない。混雑した駅舎でクソをする時間も煙を吸う時間も缶コーヒーを飲む時間もない。全てのルーチンワークを割愛してバスに乗り込んだ。
「薬師堂バス停」の案内の放送で、降車ボタンを押すもバスは薬師堂バス停をスルーしやがった。運転手は若い登山者にバスの乗り継ぎ方法を延々と説明していたのだ。クソッタレ!次の終点「薬師の湯」で降車の際、苦情を述べると、「このままこのバスに乗ってください」と。バカヤロー、いつになったら出発するんだい!

とは言うものの、クソもしたいし、綺麗なトイレのあるここは好都合であった。おまけにめずらしくも灰皿もあったのだから、運転手に感謝しなければならないのぉ~。

少し戻ると薬師堂があった。薬師堂の少しに上に村社両神神社があった。ああっ、ここは旧両神村だったよな。
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両神神社拝殿。鶴・波・亀。あまり両神村になじまない。
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両神神社のすぐ下に薬師堂。
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両神神社の脇の車道を登ると、中国風の門が現れて、これをくぐる。鳥居山コース。
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公園風の石畳道に、ミツマタ。
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梅もいくらか。
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観景亭とあった。
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観景亭より。
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山道になって。
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いくつかの小ピークを越えて、両神神社奥社。
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ヤレヤレ、久しぶりに歩いたせいか、疲れた。奥社脇のベンチに座って一服していると、賑やかなGBグループが到着。オッカサン、大きなクシャミを連発。杉林だらけだった。おまけに暑いくらいだし。


奥社の先は岩場となる。高度感は無いものの鎖の連続。
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狭く細長い四阿屋山に到着。
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四阿屋山から両神山。
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石祠があり、ここも青岸渡寺。
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握り飯1個を食い、煙を吸っておさらば。長居は無用。ツツジコースという難路があるようだが、そんな所は俺には下れない。福寿草園地に向かおう。
往路を下っていると、GBグループが喘いでいた。爺さん曰く「俺、頂上で酒、飲まねぇからなぁ~」
それが、ようござんす。
両神神社奥社から福寿草園地に向かう。


福寿草園地は寂しいものであった。数株が咲いているにすぎなかった。残念。山居広場の蝋梅を見に行きましょう。
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展望あずまやから。武甲山と大持・小持。
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山居広場にて。だめかと思っていた福寿草が咲いていた。
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山居広場の蝋梅。
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ヒヒヒッ・・・。
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なんとなく、清楚な感じを受ける。
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こんな感じの密度。
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色の違うヤツ。
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梅も。
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ひっそりした梅。
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蝋梅の斜面。
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種類が違うのか?
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山居広場を歩き廻って、下山。下り方が判らなくて車道を下ると、民家の蝋梅。
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道々にて。
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福寿草園地用の駐車地に係員がいた。係員によると、「異常天候のせいか、福寿草の開花株数が非常に少ない」との事。なるほど、例年ならばもっと派手に咲いていると言う訳か。
駐車地を過ぎると、山道を発見。山道に入る。

妙齢のご婦人が、風のように俺を追い越して行った。そしてすぐに見えなくなった。
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薬師の湯バス停に着いて、バスの時間を見る。45分待ちだ。朝見たうどん屋に入り、ビールを飲んでざるうどんを食って。

それにしても、クソ暑い一日だった。





山行日:2019.12.14

コース:西武秩父駅=小鹿野町営バス=長若中学校バス停(8:50)~法性寺(9:20)~お舟・大日如来(10:00)~道迷い~聖天宮(10:30)~長若山荘(10:40)~一の峰~二ノ峰~三ノ峰~四ノ峰~五ノ峰・565m峰付近(11:50)~580m峰~南下~590m峰・文殊峠分岐(12:30)~538.6m峰・竜神山(12:45)~賽の洞窟~兎岩(13:20)~林道(13:35)~長若山荘(13:50)~長若中学校バス停(14:20)~松井田バス停(14:40)=西武観光バス=秩父鉄道秩父駅



釜ノ沢五峰とは、両毛国境の釜五峰とは縁も所縁もない埼玉県小鹿野町にある標高500m級の寂峰である。「新分県登山ガイド・埼玉の山・2007年度」によると、登山口の秩父札所32番法性寺まで小鹿野町営バスがあることになっていたが、現在は廃路線になったようである。登山口法性寺に最も近いバス停は、西武秩父駅からの小鹿野町営バスの「長若中学校前」だった。いたしかたない。

長若中学校前からチョット先へ進み十字路を左折すると、すぐに長若小学校に至る。車道を真っ直ぐ進む。途中軽トラが何台も停まっていた。オレンジ色のビブス姿のオヤジさんが何人かタムロしていた。犬が吠えている。ムムムッ・・・。

恐れていたほどの時間はかからず、法性寺に到着した。


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法性寺山門には鐘がついていた。

登山口がわからず、ガイド本を開く。なんだ山門をくぐって石段を登ればいいのか。



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険しい石段を登ると、上に観音堂。


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観音堂の裏に廻ると、蜂の巣のような岩屋と祠が。


観音堂を少し戻るように下って、折り重なった巨岩の隙間をくぐって、登山道(般若山奥の院)に入る。石を穿った階段道を恐る恐る登る。何故か、水木しげるの点描画の世界を感じる。「入らずの山」に入り込むような感じ。

やがて、道が明るくなり、岩屋が現れた。


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岩屋の中に石仏群が。


その先で、パッと開けて、


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お舟と呼ばれる、岩稜に出た。少し下ると、その先に観音像が立っていた。


岩稜状を登り返すと、


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鎖と鉄柵を伝って、大日如来像。大日如来は穿った岩屋に納められていた。ここが奥の院か?


戻る。



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大日如来像への登りを振り返る。結構怖かった。この辺一帯を般若山と呼ぶらしい。


大日如来像の基部から案内に従いトラバース気味に下るも、しだいに道が怪しくなってきた。踏み跡はあるような、無いような。取り敢えず尾根上に乗ったのでそのまま下る。
下の方で多くの犬が吠えている。狩猟かなぁ~。いやだなぁ~。


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降り着いた所は、2.5万図に「嬲谷(なぶりや)」とある神社記号(聖天宮)の前。いまだに、なぜこんな所に出たのか不思議でしょうがない。本来は、長若山荘前に出なければいけないのだが、とんでもなくズレてしまった。まずいねぇ~。とりあえず、犬がいなかったので助かった。

車道を迂回して、


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長若山荘に到着。


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釜ノ沢五峰に向かう。久しぶり秩父らしい渡りたくない橋に出会った。沢床に下りて渡る。



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岩がちな山なのだねぇ~。


沢伝いから、尾根に上がると、


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釜ノ沢一峰。峰といっても、斜面でした。


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釜ノ沢二峰。石には二ではなく、三に読めるような字が書いてあったが、多分二峰でしょう。


DSC09633三ノ峰
釜ノ沢三峰。こちらはクッキリと三と書いてあった。ここらへんは鎖場が多く、怖い。


四峰、五峰は、何のヘンテツも無い小ピークだった。
四峰を過ぎると、名残紅葉に出会えた。


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最後の五峰。


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鉄塔付近より。二子山と父不見山かな。あちらは、数段怖そう。


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580m峰に、妙齢のご婦人が。本日、山中ではじめて人に会った。ご婦人も「あらまぁ、めずらしや」とおっしゃっておりました。


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両神山と秩父槍ヶ岳あたりか?こちらも怖そうだねぇ~。


ここより、南下。590m峰で東進し、竜神山に向かう。
竜神山・538.6m峰は何のヘンテツも無い所。
送電鉄塔の建つ岩峰を越え、下ると、


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賽ノ洞窟に到着。オッサンとスライド。

俺は、ガイド本に書いてあった「兎岩の先の道が不明瞭」が気にかかっていた。般若山の下りで、とんでもなく道をはずしていたので。
オッサンに道の様子を聞くと、「GPSを持って歩いているので・・・」との事。う~む、チョット不安。



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賽ノ洞窟付近の奇岩。


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そして、兎岩に到着。


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兎岩から、無理矢理武甲山を入れて。


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兎岩を下りきって。


さぁ~て、ここから林道までのルートが心配だったのだが。
なんのことは無く、アッサリ下れた。下草が枯れて、分かりやすくなっていたのか。

御殿のような民家脇を通って、下る。道々に石灰が撒かれていた。トンコレラ対策かな。

長若山荘を通過。朝来た道を戻る。
長若中学校前バス停に到着。バスの待ち時間は、なんと1時間50分。まいったねぇ~。

昭文社の地図を広げた。
おおっ、このまま真っ直ぐ東進すれば国道299号線の松井田バス停に行けるではないか!
イチかバチか、勝負だ。



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松井田バス停に向かおうじゃぁないの!武甲山が呼んでるよ。

松井田バス停には思いのほか早く着いた。
バスの時刻表を見た。14:40とある。時計を見ると、まさに14:40。
道はすいている。もうバスは過ぎ去ったのか?
タバコを吸っていると、なんと4分遅れでバスがやってきた。
おおっ、チョーラッキーだ。

帰りは、秩父鉄道経由で帰った。

車窓より、西日で黄金色に輝く長瀞右岸の山々が見えた。
ああっ、こっちに行く手もあったか。









山行日:2017.4.15


人見尾根から蕨山展望所に登り、金比羅尾根を下った。



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金毘羅尾根にて。



金毘羅宮跡から鳥居観音に向かった。


やや急な道を下る。


イメージ 2
再びアカヤシオ。曇り空になってしまった。



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ミツバツツジが現れて、


イメージ 4
濃厚なミツバツツジ。ククククッ・・・・。


北関東でよく見るトウゴクミツバツツジとは色合いが異なる。


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そして、鳥居観音の一角に辿り着いた。


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鳥居観音にて。


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鳥居観音にて。



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鳥居観音にて。ムヒヒヒッ・・・。



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鳥居観音にて。人はほとんど居ない。



イメージ 10
鳥居観音にて。ん、右上になんかしらあるねぇ~。



イメージ 11
鳥居観音にて。名栗川の向こうに桜列があるようだ。どこだろうかねぇ~。



イメージ 12
鳥居観音にて。


イメージ 13
鳥居観音にて。ツツジトンネルを抜けると。


イメージ 14
鳥居観音の下の駐車場に着いた。



名栗川を渡ると、目の前に連慶橋バス停。
1分と待たずに、バスがやってきた。

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