カテゴリ: 日光・山王帽子山~太郎山~男体山

山行日:2013.10.13
目的地:男体山、大多和宿
コース:志津小屋(5:40)~五合目(6:25)~(7:40)男体山(8:30)~(10:00)志津小屋(10:30)~大多和宿()~裏男体林道分岐(11:30)

4:00起床。ドライカレー、ナスの味噌汁を食って、5:00に出発しようとしたが、暗くて目が見えん。おいらは目が悪いのだ。結局出発は5:40。

寒いのぉ~。

何を隠そう、おいらは男体山に登ったのは15年以上前で、後にも先にも登ったのは1回だけ。以来、眺める山であった。しかも正面から登った経験無し。
しかし、考えて見れば、古来男体山は夏峯も秋峯(五禅頂)も大多和宿からの登りであった。近世になり峰修行が大幅に縮小し、現在の中禅寺湖二荒山神社から登られるようになったんじゃねーの。と勝手に解釈し、今回も裏口(いや、古来からの表口)から登る事にした。


やたらとエグラレタ道をノソノソと歩く。最初の薙で朝日が射し、白樺が美しく輝いていた。


イメージ 1
二つ目の薙。


途中に1合目とか、2合目とかの柱あり。


イメージ 2
女峰山の山頂付近に雲がかかる。


上を見上げると、男体山の山頂付近にも雲がかかっているようだ。晴れてくんねーかな。
とにかく、風が強い上にやたらに寒い。
8合目あたりから霜柱が目立ち始めた。


イメージ 3
おや、霧氷じゃぁないの。


イメージ 4
おおっ、霧氷だ、霧氷だ!


9合目から霧氷の山となった。しかも、晴れている!


イメージ 5
しつこく霧氷。なんせ、嬉しかったもので。


イメージ 6
霧氷の向こうに、女峰山様と大真名子山。


イメージ 7
コンチクショー(何がコンチクショーなのか判らない?)。


イメージ 8
ヤケクソだー。


イメージ 9
男体山山頂に到着。口惜しくも、本日2番手であった。


イメージ 10
呆れるほどの晴天であった。


イメージ 11
備前楯山の上に富士山が見えた。


アンパンを食って、見飽きるほど山々を眺めた。

神社の鳥居をくぐって、次々に人々が登ってきた。

男体山山頂西端にあると言う、男体山山上遺跡を見に行った。山頂を西に下り僅かで新しそうな太郎山神社があった。そのすぐ先は絶壁となっていた。残念ながら男体山山上遺跡を発見する事はできなかった。

山頂に戻り、鐘を一発ぶっ放してオサラバ。

木にシガミつきながら荒れた登山道を下った。


志津小屋に戻ると、小屋の中は大賑わい。若者達が、大荷物でタムロしていた。唐沢宿からだそうだ。もう2名到着。こちらも唐沢宿から尾根伝いに来たそうだ、皆様これから男体山だそうだ。凄い人たちは、大勢いらっしゃる。次いでオバチャンが小屋の中を覗いて「ここ、泊まれるんですか?」と言うので、「タダで泊まれるけど、飯なし、水なし、便所なし、だよ~。」と答えると戸をパチンと締めて行っちゃった。

アンパンを1個食って、荷造りして、オサラバ。本日のメイン、大多和宿へ向かう。

大多和宿は、アキ爺氏のブログで知った。次いで、たそがれオヤジさん、ハイトスさんが出向いている。ハイトス氏のHPにGPS軌跡が出ていたのを覚えていたので、確認しておいた。25000図に鉛筆で丸印をつけておいた。

林道屈曲点で、磁石をセット。歩きだそうとすると、足元に踏み跡発見。シメシメ。一つ目の谷を渡った所で踏み跡を失う。2つ目の谷を渡る時点で、多分あの高みだろうと思われ行ってみた。


イメージ 12
大多和宿到着。林道から、僅か5分の位置にあった。

今は唐松林に覆われている。往年はどうであったのだろう。両サイドの谷は涸れ沢である。石像群の左側にヌタ場様の小さい窪みがあるが水は溜まっていない。
護摩壇があったが、囲いの石はやや新し目。最近燃やしたのか、黒い炭化物が溜まっていた。

ハイトス氏のGPS軌跡のおかげ以外の何物でもないのだが、余りにアッサリ見つかると有難味も薄れてしまう、という贅沢且つ不謹慎な悩みを感じつつこの場を去る。

とか言って、帰りの林道に向かうも、なにやら迷い加減。あわてて磁石を見る始末。



イメージ 13


イメージ 14


余り紅葉の進んでいない(というか、紅葉する木が少ない)森を見ながら呑気に下った。

山行日:2013.10.12
目的地:みー猫さんコースから小真名子山・大真名子山
コース:裏男体林道分岐(8:25)~軽石沢左岸尾根取り付き(8:40)~1790m平坦地(9:05)~推定野門道~
軽石沢~寒沢宿(10:20)~1920m薙(11:30)~富士見峠下登山道(12:15)~(12:50)富士見峠(13:00)~小(13:50)真名子山(14:00)~タカノス(14:25)~(15:20)大真名子山(15:40)~志津小屋(16:45泊)


日光修験道夏峯一行は、大真名子山・小真名子山とも、寒沢宿から北西面の難路から登頂している。25000図を見る限りとてつもない等高線の混み具合である。古賀志山さんから大真名子山の登路はそれほど困難なルートでは無いとのアドバイスを頂いていたが、それでもあの等高線密度は恐ろしい。
代替案として、昨年タカノス沢を辿ってみたが、岩壁に阻まれ敗走している。

そう言った事情が交錯する中、昨年みー猫さんが寒沢宿から富士見峠に抜けると言う常識では考え付かないコースを歩かれた。おいらは、この記録に小躍りした。このコースならば、藪との格闘に耐えればなんとかなるのではないかと。夏峯ルートとは大きく異なるが、命あってのモノダネ。「みー猫さんルート」で寒沢宿から小真名子山・大真名子山に登ってみよう。


今日も思いっきり朝寝坊してしまった。第二いろは坂はレース状態。おいらの軽自動車はレースに不参加。おなじみの裏男体林道の分岐に駐車。


イメージ 1
新薙登山口へ向かう林道。


軽石沢左岸尾根に取り付く。軽石沢は、下流部が御沢金剛峡、上流部が寒沢宿をかすめて寒沢薙となる。軽石沢左岸尾根は石楠花藪が相当にうるさいので、大きく南側に迂回してみた。石楠花は影をひそめ歩きやすい。高度計を見ながらそろそろ尾根に復帰しようとしたら、やっぱり石楠花につかまった。

1790m平坦地のすぐ上に左側に下っている踏み跡がある。これが推定野門道である。野門道を辿る。昨年に比べ倒木が激増しており歩き難い。倒木がきっかけとなって踏み跡が消えてしまうのではないがと少々不安になる。事実踏み跡が見つからず右往左往する場所が数か所あり。

タカノス沢を横断し、すぐに目の前の崩れかけた斜面を登る。その後も小さい涸れ沢を何度も渡る。下り加減となり、軽石沢が左手に見えてくる。今日はトコトン野門道を辿ってやろうと、目をサラのようにし、薄い踏み跡を追うも、チョットしたすきに踏み跡を失う。仕方ない、軽石沢の涸れた川床に降りよう。

イメージ 2
軽石沢に降りてしまった。

高度計を見ながら歩く、あれれ・・・。もう寒沢宿の高度になっているよ!おいらのアナログ式高度計は外側のリングを廻して補正するタイプ。ポケットの中でリングが廻ってしまったか?
こうなると、ヤマ勘かGPSに頼らざるを得ない。取り敢えずヤマ勘で歩く。軽石沢が白い河原になれば登り過ぎ。登り過ぎにならない内に右手の緩斜面に移る。取り敢えず磁石の方向に進む。すると赤テープと踏み跡が現れた。すぐに踏み跡が消える。ヤヤッ、判らん。またしてもGPSのお世話になる。今日も50mとない寒沢宿にアナログで到達できず。ガクッ。



イメージ 3
お決まりではありますが・・・。寒沢宿。

寒沢宿跡は太郎山と小真名子山の鞍部1879m標高点にある。石祠と石像、それに護摩壇がある。護摩壇前に苔に覆われた無木立の広場がある。ここに射しこむ木漏れ日は何とも形容のしようのない美しさがある。

⑦のアンパン4個入りの内2個を食ってオサラバ。高度計を1880mに合わせ、磁石を富士見峠下の登山道にセットし、出発。

やや登り加減の歩きだし。藪密度は強烈なものでは無く、並み程度。地図と磁石に首ったけ。傾斜が緩み、右手に何となく藪の少ない所が見え、そちらに移ると、


イメージ 4
おおっ、道ではないか!


確かみー猫さんのブログで、「衛星画像で道らしきものを発見した」とあったよな。これがそれか!まさかの道であったが、磁石の方向とほぼ一致しているので喜んで利用。道は広すぎるので恐らくは近年のものと思われた。



イメージ 5
そして、こんな物が現れた。やっぱりなぁ~。


やがて、一升ビンやらドラム缶やらワイヤーロープなどが散乱する飯場跡と思われる地点にたっした。このまま富士見峠下に繋がるのかと思いきや、道は消滅した。
後は磁石の方向に進むだけだ。ひどい藪に遭遇する事もなく、小谷をいくつか越えた。チョット藪がキツクなったと思ったら大きめの薙に出た(みー猫さんの記録にもあり。)。


イメージ 6
薙に出た。


イメージ 7
薙から帝釈山。この天気が続いてくれますよ~に。


薙を横断して高度計を確認。1920mであった。ヨッシャー。この高度を維持し、斜面を横断すれば富士見峠下の登山道に出られるはずである。高度計を見つつ、磁石を見つつ、藪を避けつつ進んだ。沢状を渡る時、上を見上げるとなんとは無しに人工的な感覚を覚え、僅かに登ってみると富士見峠下第一(下側)の登山道屈曲点に達した。ヤレヤレ感が漂う。
しかし、ここから富士見峠まで結構な距離があった。

イメージ 8
富士見峠下より小真名子山を見上げる。ゾーッとする高さを感じる。それになにやら雲行きが怪しい。


富士見峠にてピーナツチョコを食う。さて、先に進まなければ。


イメージ 9
小真名子の登りから帝釈山。こちらはまだ晴れている。


イメージ 10
小真名子の登りの途中にあった屋根だけの石祠。


イメージ 11
ウへっー、ゾットするワサ。下に富士見峠下の異常屈曲登山道が見えた。


イメージ 12
やっとこさ着いた小真名子山手前の展望地。女峰山様は晴れている。


イメージ 13
大真名子山・男体山はこんな按配。


連続歩きは、最早無理。要所毎にご休憩。


タカノスにようやく下って、また登り返しかぁ~。

先週、大風呂敷的計画で太郎~大真名子を予定していたが、とても無理であった事をあらためて知る。


イメージ 14
大真名子山到着。太郎山の真上は晴れているのだろうか?


イメージ 15
この光を見て、オーロラだと騒いでいた。


天気は急速に悪くなっている。時間もかなり遅くなっている。暗くなる前に志津に降りたいのだが、どうにも疲れてしまった。みー猫さんはアッサリ歩かれているし、yamasanpoさんに至っては男体山からこの山を登って女峰山に抜けているのだから恐れ入る。おいらは、タバコを吹かせてグータラに時間を潰してしまっている。

イメージ 16
酸っぱい木の実を2粒食って、下山開始。


急速に寒くなってきた。鎖や鉄梯子がヤケに冷たい。だ~れも居ない。寒風が身にしみる。

ヨタヨタと志津に到着。志津小屋に入ると5名ほどの人がいた。小屋の中は温かい。ぼんやりしていたらすぐに暗くなってしまった。
ヘッドランプを灯して飯、というより餅入りラーメンを食った。今夜は豪勢に餅を二つ入れた。
その後、何人かが小屋にやって来て、ほぼ満員となった。
寝袋の中でチューチューと酒パックを吸い、19:00に寝た。

山行日:2013.9.29
目的地:太郎山東面~南東斜面を下る
コース:裏男体林道分岐(8:30)~新薙登山口(8:45)~お花畑(10:30)~(10:50)太郎山(11:10)~太郎山東面の薙最上部(11:20)~2180m薙末端・藪入り(11:40)~2040mで寒沢薙の支薙横断(12:30)~(13:20)寒沢の宿(13:50)~トラバースルート~飯場跡~新薙登山道1870m付近(14:10)~新薙登山口~裏男体林道分岐(14:50)


2:30に一旦目覚め、もう少しだけ寝ようと目をつぶったら、5:00だった。
まずいねぇ~。
本日は、太郎山を寒沢の宿に下り、さらに「みー猫さんコース」で富士見峠に抜け、小真名・大真名を歩こうと鼻息を荒くしておったのだが、この時間では最早無理であろう。それでも富士見峠には行く気になっていた。


関東南部は曇り空であったが、岩舟あたりから晴れてきた。今日は山のほうが天気がよさそうだ。宇都宮大演習林の分岐の先も通行止め無し。ついている。志津と新薙への分岐付近の広場へ車を停めた。帰りは、富士見峠からと思っていたので。

イメージ 1
絶好のコンディション。歩きだしは少し寒いくらいだった。


新薙登山口には4台駐車。お一人が出発準備中。
新薙登山道に入ると、すぐに暑くなった。次々に人々が下ってくる。みんな、足ハエーヨナ~。


イメージ 2
おおっ、紅葉しているじゃぁないの!


イメージ 3
ツツジ類の紅葉時季は早い。1900m付近だっけか。


しだいに、傾斜が増してきて、ロープなどが垂れている。



イメージ 4
新薙を渡る。まだまだ上があるじゃないの!上を見て、心がくじける。


イメージ 5
新薙トラバース地点。だけど、景色は抜群に良い。富士山発見。


イメージ 6
傾斜が緩んで、お花畑到着。疲れたぁ~。


イメージ 7
ようやく見えた、太郎山石体群。


太郎山山頂には4~5人の方々がご休憩。
凄い天気だった。


イメージ 8
先週辿った尾根が良く見えた。左から金精山、温泉ヶ岳、手前に2193m峰、於呂俱羅山。そして山王帽子山。わかるかなぁ~。わかんねぇ~だろうな。松鶴家千歳談。


イメージ 9
こちらは、お盆休みに辿った山々。左から宿堂坊山、錫ヶ岳、その前が白根隠し、そして白根山、金精山。右に温泉ヶ岳。


アンパン1個食ってオサラバ。誰も見ていないのを確認し、ササッとホコラの後ろから藪入り。山頂東側の秘密の薙を目指す。

今回のコース、GPSを持っていなかったら実行しなかったと思う。しかし、GPSは見ないようにしようと固く決意したのであった。(怖かったので、スイッチは山頂で入れちゃいましたけど)

おいらの作戦は、太郎山東側の砂礫記号を下れるだけ下り、砂礫の末端から進路を南東へ変え寒沢薙方向に向かい、寒沢薙に受け止めてもらい、その先は薙の左岸を辿り寒沢の宿へ向かうというもの。

ホコラの先の藪には今日もウン○あり。
ウン○をまたいで、藪を分け入る。先週も感じたのだが、なんか藪に勢いを感じないのだが・・・。しばらく進むと白い薙がチラリと見え、薙の最上部に出た。


イメージ 10
秘密の薙、最上部。25000図には岩記号があるが、そんなものは無かった。左帝釈山。右小真名子山。鞍部が富士見峠。その手前に広がるのが「みー猫さんコース」の密林地帯。この時点で「みー猫さんコース」は諦めていた。

秘密の薙は、小粒の礫と小石と少々の岩からなっていた。足元は多少ユルイが、針葉樹+石楠花のミックスに比べれば何ら問題が無い。さすがにスタスタとはいかないが。

薙は東向きから北東に向かうが、かまわず下る。


イメージ 11
五十里湖か?が、正面に見えてきた。


イメージ 12
秘密の薙最下部より見上げる。


秘密の薙は、2180m付近で細くなり、沢状となっていた。磁石を下り加減で寒沢薙に合わせ、藪入りした。初めこそ杉の幼木にはばまれ苦戦したが、すぐに並みの藪となる。取り敢えず、歩きやすい所を選びながら斜め下りに終始する。
やがて右手に薙の切れ込みを感じるとともに、小尾根上に乗った。おっ、踏み跡じゃぁないの。小躍りしたのも束の間であった。


イメージ 13
おおっ、薙と薙の中間尾根に入り込んでしまった。ムムムッ。


左手が正解であろう。右手が恐らくは寒沢薙の本体であろう。いやに人相の悪い谷であった。かつては、寒沢薙を登ろうなどと思っていたが、とんでもない悪相だ。
左の谷に近寄ると、とても渡れそうもない。上を見ると、すぐ上が薙の始まりである事が判った(2040m付近)。一旦、登り直し、渡れそうな所を見つけ、無事に渡った。


イメージ 14
寒沢薙の支薙を渡った所から下を見たら、とても怖かった。


ホッと一息ついて、タバコを吸う。
あとは、寒沢薙に付かず離れずの感じで下る。密林だが、前回登った時のように石楠花に襲われる事はなかった。
傾斜が緩み寒沢の宿が近い事をさとる。
一旦、すでに貧相になった寒沢薙に出た。寒沢の宿を捜すためである。見覚えのある所から勘をたよりに歩きだすも、すぐにワケが判らなくなる。アレーッ、なんか登ってるよな~。ムムッ(汗)・・・。

GPSを見てしまった。
寒沢の宿まで、わずか30m。あ~ぁ。


イメージ 15
寒沢の宿到着。日光修験道の一大拠点。



イメージ 16
護摩壇跡。木漏れ日が何ともいえんなぁ~。

ザックをホッタリ投げて、アンパンを食った。そして、大の字で寝た。


「みー猫さんコース」はとうに諦めていた。

トラバースルートで新薙登山道へ復帰。
チンタラ下って、林道を少々歩けば駐車地に着いた。

妄想的計画から一段階、二段階、縮小した歩きになったが、寒沢宿への直接下降ができたので満足としよう。GPSの使用は、実力からして致し方なし、と言ったところか。

山行日:2013.9.1
目的地:太郎山
コース:山王林道太郎山登山口(7:40)~山王帽子山(8:20)~鞍部(8:50)~小太郎(10:00)~(10:30)太郎山(10:50)~小太郎~山王帽子山~太郎山登山口(13:10)


またしても土曜出勤となり、思うように山に出かけられない。念仏平に行きたかったが、仕方ない。日曜日だけの休日を山王帽子山と太郎山にあてた。


天気は芳しくない。戦場ヶ原から見る男体山や白根山や太郎山は頂稜部が雲に覆われていた。その意味では念仏平に行かなくて良かったのだが。

天気が悪い上に、ムッとする湿気。登山口の路肩の笹は目いっぱい水滴を着けていた。暑いが、雨具のズボンをはいて出発。


イメージ 1
登りはじめの岳樺の林。あれ~晴れてきたよ!


晴れるのは良いのだが、余計に蒸し暑くなる。ズボン笹の露でビチョビチョ。背中もすぐに汗でビチョビチョ。
今日も相変わらず体が重い。ズリズリと登るしかない。


イメージ 2
大汗かいて、山王帽子山到着。

山王帽子山には「日光修験惣禅頂、多気山修験」の御札があった。
取り敢えず、水をガブ飲み。

イメージ 3
大分青空が広がってきた。

イメージ 4
国境尾根の方に青空は無い。


一旦大きく下り、登り返す。
表日光連山特有の針葉樹の密林を登る。この雰囲気は正直な所、あまり好きではない。


イメージ 5
小太郎山近くより。


ようやく着いた小太郎山には御夫婦が一組。まずまずの展望であった。


イメージ 6
太郎山の石体群。もう一息だ。


イメージ 7
太郎山着。3~4組の方々がすでにいらっしゃった。

イメージ 8
太郎山から①


イメージ 9
太郎山から②


ここからは、どうしても寒沢宿への下りルートや大真名・小真名のの登りルートを観察してしまう。そして、どれもこれもかなり厳しそうに見えてしまうのである。日光連山を歩きはじめた当初、まさか最もポピュラーなこの山々で恐々とするとは思ってもいなかった。
握り飯1個を食って、オサラバ。


イメージ 10
太郎山直下のお花畑。

イメージ 11
お花畑の先は、断崖になっていた。

山王帽子山の登り返しはキツカった。登り着くと、小太郎山で一緒になった御夫婦が休憩中。日光市在住との事。羨ましいねぇ~。もうお一方現れ、4人で長話しなりかけた所で雷鳴一発。一目散に駆け下った。


イメージ 12
気の早い黄葉①

イメージ 13
気の早い紅葉②

イメージ 14
気の早い紅葉③


取り敢えず、雨に降られず下山。
気の早い紅葉が散見されたが、体感は盛夏。汗みどろの歩きとなった。

中禅寺湖まで下ると豪雨。傘をさしてレンガyaに入る。店を出る時にはあがっていた。
岩船から久喜まで再び豪雨となる。自宅に帰ると晴れ間がのぞいていた。

とりあえず、山中で降られなかった事で、ヨカッタ、ヨカッタ。

山行日:2012.8.25
目的地:タカノス沢と大真名子山
コース:裏男体林道分岐(8:20)~太郎山新薙登山口付近・軽石沢左岸尾根取り付き(8:30)~1790m広場(9:10)~タカノス沢出会(9:20)~1860m付近・敗走~西の小沢を越え1909mの尾根に取り付く~尾根に上がる(10:30)~1909m(10:40)~1890m広場(11:30)~(12:00)寒沢宿(13:10)~飯場跡(13:15)~1860m太郎山新薙登山道(13:30)~林道(14:10)~裏男体林道合流(14:30)

そろそろ三峯五禅頂夏峯を巡る山旅に区切りをつけたい。寒沢宿周辺は当初の見込みとは大幅に異なり、苦戦を強いられている感じ。
夏峯を辿った修験者達は、寒沢宿を拠点に御沢金剛峡を往復したり小真名子山や大真名子山に赴いている。現在、御沢金剛峡を完全に踏査するのは無理である事が判った。小真名子山、大真名子山とも寒沢宿から向かうコースはかなり厳しそうである。
代替案はないものか。地図をよくよく見て、いくらかでも可能性のあるコースとしてタカノス沢を辿りタカノ巣に出る事を思いついた。傾斜はさほどでもない。問題は軽石沢から派生し間もなくの所で両岸が狭くなっている所だ。ここさえ突破できれば何とかなりそうな感じがした。
しかしながら、沢は素人。危なくなったら必ず諦めようと肝に銘じて出かけた。

朝寝坊の朝を迎えてしまった。仕事に行く時間になってようやく起き出した次第。まずいねぇ~。

遅い出発の為か、8月最後の休日のせいか、東北道はいつもの休日よりも混んでいた。車間が狭まり減速し、車間が広がり加速する。ムムッ・・・、縦波か。全ての粒子は波を伴う。ド・ブロイの唱えた物質波(ド・ブロイ波)との繋がりを妄想する。俺の車は二重スリットのどちらを通過するのだろう。しかし、通った方が判った瞬間に波動性は失われる・・・。おバカだねぇ~と、我に返った。

裏男体林道の通行止めは解除されていた。志津と太郎山登山口の分岐の所へ車を止めた。

イメージ 1
太郎山新薙登山道手前約100mの軽石沢左岸尾根の取り着き地点。


イメージ 2
今日も軽石沢左岸尾根に取り着いた。笹と唐松の疎林からすぐに石楠花藪に変わる。

しかし、前回の教訓から尾根上にこだわらず右手の山腹を行けば何とかなる。


イメージ 3
1790mの広場。今日はなんだか、アッサリ着いた気がした。


イメージ 4
1790m広場から左手に下る道が現れる。これを辿るとアッサリとタカノス沢に出られる。

アッサリ続きでいい感じ。一服する。

イメージ 5
タカノス沢出会から上方を見る。おおっ、行けそうな気がする。


イメージ 6
しかし、それは勘違いだった。すぐにこんな所が。ここは、何とか登った。


イメージ 7
ここも何とか登れた。

磁石を確認すると、進んでいる方向が違うじゃないの。仕方ない、GPSのスイッチを入れた。直前で西側の小沢に入り込んでしまったようだ。それにしても、アッサリGPSを見るようになってしまったよナ。

取り敢えず、右手の山腹に取り付きトラバースし石楠花を掻き分けてタカノス沢に戻った。ヤレヤレと思い、ゴロゴロを歩いていたら石車に乗り、前方へ体が投げ出された。眼鏡が吹っ飛んだ。横山ヤスシのように眼鏡を捜した。うかつに動いて踏みつけたら終わりだ。ようやく眼鏡を見つけて安心したら、膝や腕の痛みを知覚した。腕からはかなりの出血。水筒の水で洗い流した。気を引き締めて歩こう。

イメージ 8
ガーン!

歩きはじめて直ぐに絶壁に出くわした。10m近い。とても直登は無理。高巻きを考えたが、両岸も絶壁でいちだんと高い。戻って高巻くか、とも思ったが危ない歩きはここまでとしよう。1860m付近だった。いくらも登っていないなぁ~。

タカノス沢を下った。下りはじめて間もなく行き詰まった。絶壁である。登りで小沢に迷い込んだ所だろう。腰を下ろして作戦を考えた。
結果は、先ほどのトラバース地点に戻り小沢に出る。小沢の西側の尾根によじ登り、その北の1909m標高点を目指す。そして、1879m寒沢宿に出る。
このルートが一番安全に帰還できるだろう。ようやく登ったタカノス沢を下る自信は無かったのである。GPSあってのルート設計である事に間違いはない。

小沢に無事戻り、西側の山腹に取り着いた。ひどい石楠花藪の中南西に向かった。石楠花藪が消えると幅広の尾根上に出た。磁石を北に変え、1909mを目指した。藪は薄く、倒木が煩わしいだけだった。ほぼ平坦になり、1909m付近に達した。

ここからは小真名子山の衛星峰2034m峰と軽石沢の間の台地上を北上する。
地図では読み取れない浅い切れ込みが多く意外と登り下りが多い。相変わらず藪密度は低い。


イメージ 9
途中でこんなものが。おいらもこうなるのか・・・。いやいや、もう少し楽しみたい。


イメージ 10
途中で、開けた所に出た。なんか、遺跡めいたものはないんかい。そんなものは、無かった。


そして、最後はGPSのお世話になり、寒沢宿に辿り着いた。



イメージ 11
はじめに、この盆栽を見つけた。イコ~ル寒沢宿である。


イメージ 12
人心地ついた。


イメージ 13
今日も静かにたたずんでいた。


今日は、特別長くここにいた。

古の人々がここから大真名子山や小真名子山に登ったのかと思う。おいらもここまでやって来たが、この先の見通しはつかないのである。
が、一つの光明がある。みー猫(さん)ルートである。
いずれ、みー猫(さん)ルートを辿る事にしよう。

↑このページのトップヘ