カテゴリ: 日光・女峰山

山行日:2013.6.2
目的地:女峰山様
コース:滝尾神社入り口((6:00)~稲荷川林道~天狗沢左岸尾根取り付き(6:20)~1303m(7:50)~黒岩尾根1860m付近唐松金剛(10:00)~黒岩(10:15)~(10:20)遙拝石(11:00)~黒岩尾根・敗走~滝尾神社(13:00)


女峰山様の黒岩尾根をのぼっていると、八風付近から右手に白樺疎林の美しい尾根が見える。いつかは登ってみたいものだと思っていた。
今回はツツジ見物を兼ねて、その天狗沢左岸の尾根を辿ってみることにした。できる事なら女峰山様にも到達したいのだが。

全く冴えない天気の中、滝尾神社から稲荷川の林道を上流に歩きだした。20年位前は雲竜見物に何度か辿った道だが最近はトント御無沙汰しているので枝林道などにまごついた。


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20分ほどで、天狗沢左岸尾根取り付き地点に達した。


仮称天狗沢左岸尾根は、2.5万図で稲荷川の林道が二股に分かれる860m付近から隆起し、黒岩のわずか南側で黒岩尾根に合流している。
取り付き地点には、鹿避けのものかネットが張られている。結論から言えば、ネットの左側からの取り付きがよい。おいらは、右側から取り付いた。

取り付きからして、なだらかでとても登りやすい。笹はあるが、せいぜい膝程度。なんとなく感じる踏み跡様を辿ればなんら問題無い。
ネットは尾根の頂稜部に設置されていたが、920m付近で右側の沢筋の方向へ方向転換。ネットをくぐらなければならない。少し戻った所に穴があいているのを確認していたので、穴を利用してネットの向こう側に行った。

1000m付近よりツツジ尾根となる。尾根は広がり、唐松の植林の間にツツジが点在していた。右手の窪地に赤いものが満ち溢れていた。思わず寄り道してしまった。


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山ツツジが咲き誇る。どんより空が悲しい。


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そこら中に咲いている。


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レンゲツツジが混じる。足が進まん。


1150m付近より尾根が広がり、広い笹原に両サイドの唐松の濃い緑。天気が良ければどんなにか素晴らしいことだろうか。幾分笹が深くなった。尾根の右側に沿って歩いた。
傾斜が少し増し、細くなった尾根を西に方向転換すると1303m標高点のピークに達した。南側に赤い列が見えるので下ってみるとツツジの乱れ咲きであった。

1303mに戻り、北西に下る。鞍部は天狗沢の枝沢の穏やかな源頭部となっていた。細くなった尾根を辿ると露岩が現れ左から巻く。再び穏やかに広がった尾根となる。


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はし休め。


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ツツジがある方へ、寄り道だらけ。


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山ツツジが終わり、シロヤシオとなる。


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おお、僅かだが雲の切れ間が見える。


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ムムッ、青空がどんどん広がってきたよ~。


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ウヒョ~、赤薙ぎ山ダァ~。


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1700m付近の崩壊地。火山だねぇ~。


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崩壊地を渡る。なんか楽しいねぇ~。正面は黒岩尾根。


つづく。

山行日:2012.6.2
目的地:女峰山
コース滝尾神社入口(6:20)~殺生禁断碑(7:00)~稚児ヶ墓(7:40)~水呑みの碑(8:40)~白樺金剛(8:50)~八風(9:40)~遙拝石(10:00)~箱石金剛(11:00)~唐沢の宿(11:30)~(12:30)女峰山(13:00)~唐沢の宿(13:40)~箱石金剛(14:10)~遙拝石(15:00)~八風(15:15)~白樺金剛(15:50)~稚児ヶ墓(16:30)~滝尾神社入口(17:30)


今年も女峰山様での体力測定の季節がやってきた。
今年はどうしても西参道から登ろうと決意していたのだが、15:00から雨の予報、登山口到着の遅れ、体調不良を理由にまたしても滝尾神社入り口からの取り付きとなってしまった。

体力測定の結果は昨年に比べ、所要時間で1時間オーバー。昼飯時間を考慮すると1時間20分オーバーとなった。昨年は疲労が激しく赤信号が点灯したが、今年の疲労度も似たり寄ったり。所要時間を考慮し、女峰山登山の禁止令が発令された。

咳が止まらない。ここ1週間、咳込んだ後に1発クシャミが出るようになった。映画「どですかでん」の伴淳三郎のように。夜中にこのクシャミが出て、再び腰が痛くなってしまったのだ。


滝尾神社の駐車場に他に車はなし。石畳の道を少し下り、行者堂へ向かう。咳込むので、心してゆっくり歩いた。

鹿のドクロが倒木に載せてあった。

殺生禁断碑付近のツツジは、すでにシオレ気味。

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それでも、少し登るとこんな感じに。

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そしてどんどんツツジが増してきた。満開だぁ~。歩みがさらに遅くなる。

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そして、女峰山様がチラリと見えた。遠いなぁ~。

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稚児ヶ墓に到着。今年は稚児ヶ墓の盆栽型ツツジに花が着いていなかった。

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鳴虫山。その奥の高い山は?六郎地山?火戸尻山?

夕日岳なども見えた。

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白樺金剛を過ぎると、シロヤシオの世界に。

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八風手前では、アカヤシオの残骸が・・・。

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小鳥が人懐っこく寄ってくる。春ですなぁ~。

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八風到着。前女峰の赤いバンドが懐かしい。

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遙拝石到着。稲荷川対岸の絶壁群。

何を隠そう、これまで遙拝石から稲荷川対岸の光景をはっきり見た事が無かったのだ。多分6回目でようやく初見。兎に角、ウワサ通り、すさまじかった。

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桜は開花が始まったばかりだった。

そして、例年通り、ここから箱石金剛の区間でバテバテとあいなった。
箱石金剛の先からは雪が所々現れた。雪を踏み抜き股までズボリ。疲れきっているのに足が抜けなくてまいった。

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日光白根山。

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唐沢の宿到着。

足が動かないので、握り飯1個を食う。長髪のアンチャンが凄い勢いで登って行った。多分本日、黒岩尾根を登ったのは、アンチャンとおいらだけだったと思う。

さて、最後の登り。雪が多くて往生した。薙ぎを登りきった所から足が全然前に出なくなった。チョコレートを食ってみたが、効果なし。タバコを吸ってみたが、むせるだけ。遭難碑が現れ、石楠花、這い松となる。スローモーションのように山頂社に辿り着いた。山頂にズリズリと進み、リュックを投げ出した。

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すでに表日光連山にはガスがかかりはじめていた。

そのかわり、南会津のいまだ白い峰々が遠望できた。
セブンのカップラーメンと握り飯をパパッと食って山頂をおさらば。なにしろ、天気予報では15時より雨の予報。できるだけ下っておきたい。
そんな思いも、歩き始めて数歩で打ち砕かれた。全然下れん。足が疲れ切っていた。ギクシャク下るしかない。

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雷のような音がした。多分雷ではなく、規模の大きい落石か崖崩れがあったのではないかと思う。どこで起こったかは判らない。

疲れた足を誤魔化しながら歩くしかない。結局、登りで休んだ所では全て休んだ。

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写真を撮って疲れを誤魔化す。


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水場のそば。三つ葉ツツジが混じる。

稚児ヶ墓、殺生禁断碑と休み、薄暗くなった滝尾神社入口にボロボロで帰着した。
結局、雨は降らなかった。


所要時間で前年度を大幅に上回る。疲労度は前年並み。黒岩尾根からの退場を宣告されたような気がした。

大風呂敷を広げた計画は慎む事にした。

山行日:2011.6.4
目的地:女峰山
コース:滝尾神社入り口(7:00)~行者堂~殺生禁断境石(7:30)~稚児ヶ墓(8:10)~水呑の碑(9:00)~白樺金剛(9:10)~八風(10:00)~遥拝石(10:20)~箱石金剛(11:20)~唐沢宿(11:50)~(12:30)女峰山(13:20)~遥拝石(15:00)~稚児ヶ墓(16:20)~滝尾神社入り口(17:10)


朝、二度寝。
二荒山神社の駐車場には「8時から」の張り紙。駐車地を捜すが、みやげ物店の駐車場ばかり。何となく入りづらい。国道沿いの駐車場に入ろうかと思ったが、ラジオの「北関東の山沿いは午後から雷雨」を聞き、滝尾神社に廻ることにした。

女峰山様は、毎年ツツジ見物と体力測定を兼ねて6月初旬に登る事にしている。ただ、この時季の事、雨の確率も高くなかなか思うようには行かない。今年は、直前で予報が良いほうに変わったので、ツツジを期待して出かけた。

滝尾神社入り口を出発したのは7時。大分遅くなってしまった。午後の雷雨が気になる。とりあえず晴れている。
行者堂から尾根に取り付くあたりで、遥か後方からオバサンに呼び止められた。「女峰山はこの道でいいのですか~?」 おいらは大声で「いいけど、遠いよ~ッ。」と答えておいた。

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殺生禁断境石を過ぎるとツツジが現れた。

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レンゲツツジも咲いている。と言うことは、上はもっと凄いかも。期待が膨らむ。

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凄い勢いで咲いている。

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写真を撮りまくる。

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花付きがいいねぇ~。

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かつて、巨大鉄板を担がされ、バーベキューをやった所。

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稚児ヶ墓の盆栽型ツツジもベストタイミング。

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ツツジが減ってくると、バテている事に気がついた。

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水呑の碑。石祠、石仏、石碑が多いこの界隈で、「水呑の碑」は異彩を放っている。「安永九子八月」と彫られている。どんな理由でここに建立されたのだろうか?

賑やかな高齢者3人組みに追いついた。高齢自慢に花が咲く。おいらは年齢を聞かれ「60」と答えておいた。「若い者から歩くように」と言われ先行するも抜きつ抜かれつとなる。う~ん、情け無いねぇ~。

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白樺金剛からは、シロヤシオの世界となる。このころより、急速に雲が増える。

八風ではガスに巻かれた。この天気では、黒岩はパス。と言うよりもバテていた。

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遥拝石では、ガスが吹き付ける中、峰桜が咲いていた。高齢者3人組みにまたも追いつかれる。高齢者はここで引き返すと言う。そしておいらに「若いんだから、頂上まで行ってきなさい!」との指示に、「はいッ!」と答え、腰を上げた。

薄暗くなった山道をあえぎながら登った。箱石金剛では完全にバテた。箱石金剛からは高低差の少ないトラバース道になるが、全くピッチが上がらない。雪が現れ、ズホリと踏み抜く。クソッタレ。
ようやく唐沢宿に着く。へたり込んでいると、志津方面から何組か上がってきた。
あと1時間足らず、そう言い聞かせて立ち上がった。薙ぎのイヤな斜面をようやく上がりきる。余力なし。足が前に出ないワサ。上が開け、なんと青空が見える。早く頂上に着きたい。しかし、歩けない。女峰山の社に転がり込んだ時、すでに青空は消え、ガスが渦巻いていた。
山頂まで5時間30分を要してしまった。
初めて、山頂で昼飯を食ったような気がする。が食欲無し。握り飯は残してしまった。
一瞬、霧降に続く尾根が見えた。まだ雪が残っている。日光側は全く見えない。ガスがどんどん吹き上げてくる。雨が降らないだけでも良しとするしかない。

トボトボと下山する。唐沢宿から箱石金剛までは、登りかと思えた。一向にピッチは上がらない。若者達が、大きなリュックを背負い登ってきた。唐沢小屋泊かな。正解だと思う。しかし、あの荷物は担げんなぁ。

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ツツジを撮影しながらギクシャク下る。

5時過ぎにようやく、滝尾神社入り口に帰着。

今回の女峰山山行により、体力が大幅に低下している事が判明。赤信号が点灯した。
思えば、最近は何かにつけ、理由を見つけ、楽な選択肢を選んできた。いや、今始まった事では無いが。
今後の山行については、大そうな計画は慎まなければなるまい。参ったなぁ~。

山行日:2010.8.8
目的地:前女峰山
コース:滝尾神社入り口(4:30)~行者堂(4:40)~殺生禁断境(5:10)~稚児ヶ墓(5:40)~白樺金剛(6:40)~八風(7:30)~落葉松金剛(7:45)~黒岩(7:55)~遥拝石(8:00)~箱石金剛・竜巻山(9:00)~前女峰山(9:50)~鞍部(10:20)~薙ぎの下~(10:45)女峰山(11:30)~唐沢の宿~前女峰入り口(12:15)~遥拝石(13:00)~白樺金剛(13:50)~稚児ヶ墓(14:20)~殺生禁断境(14:40)~行者堂(15:00)~滝尾神社入り口(15:15)


あり難い事に国の費用で肺の検診を行い、「今のところ大丈夫」とのお墨付きを頂いた。そして、今年も体力測定を女峰山で行った。


このところ、北関東で雷雨の予報が連発されている。雨の日は原則、山には行かない。なので、ここの所、だいぶ山行頻度が低下している。お盆休みを控え、少し体を動かしておかねば。

女峰山は6月に計画していたが、雨の予報が続き、延び延びになっていた。栃木県北部、午後の降水確率20%。ならば女峰山に行こう。但し、今回のメインは、前女峰山である。体力測定ではあるが、厳しいものがあるので、西参道を泣く泣くパスして、滝尾神社からの入山とした。


今回は、気合が入っていた。前夜、化け地蔵の駐車場で一夜を明かした。滝尾神社付近で車泊したかったが、「大小便きんぜいの碑」があり、付近での用足しは、「まかりならん」とのことで化け地蔵で寝たのだ。

3時30分起床。菓子パンを食い、リンゴジュースを飲むと、いつも通り、排泄欲が高まった。化け地蔵公衆トイレで排泄し、滝尾神社に向かった。

星空だった。下弦の月が出ていた。下弦の月では、暗すぎる。滝尾神社入り口で空が白むのを待った。4時30分出発。
懐中電灯を照らし、行者堂への道を探したが見つからない。まごまごしていると、トレーニングウェアのナイスミドルがやってきた。女峰山の道を聞く。「少し下って、二股を右に行けばよい。」と教えられる。
ここは、初めてではなかった。20年近く前、バーベキュー用の巨大鉄板を担がされ、ここから登ったと思う。辺りの記憶は全く失せていた。
石畳の道は、暗いと歩きづらい。カックンカックン下り、二股を右に入ると、すぐに行者堂だった。

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行者堂を過ぎると、早くも朝日が射してきた。

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気合とは裏腹に、稚児ヶ墓ではすでにバテていた。運動不足か。

笹が夜露に濡れていた。尋常ではない濡れ方だ。昨晩降雨があったのか。あっという間に下半身がビチョビチョとなる。しだいに靴の中に水が浸入してきた。ついには足を運ぶ度にカポカポいいだした。5800円も出して新調した靴なのに。

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ツツジが点在する笹原に出ると日光市内と鳴虫山が見えた。さっきまでの青空は無く、高曇り。

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と思ったら、一瞬のうちに晴れる。左手に男体山を見る。

しかし、体が重い。遅々として進まない。白樺金剛で濡れた足が我慢できなくなり、靴を脱ぐ。靴の中に水が溜まっている。傾けて水を出そうとするが、スポンジに水が吸い込まれて出てこない。この靴ダメだわ。布切れ一枚の靴のほうがマシだわ。靴下を絞ると、ドドドッと音をたてて水が流れた。

手や首に強烈な痛みが時折走る。チクンとした瞬間に腕を叩くとアブのヤツだった。なんか、調子がでんのぉー。

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八風より、前女峰が見えた。遠いのぉ~。

八風より、岩勝ちになる、その先で今日は黒岩への道に入った。但し、はっきりした道なし。尾根上を行く。

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黒岩手前の落葉松金剛。落葉松は、大昔は無かっただろうから、近年の命名か?石祠の右側面に明和の年号がかすかに読み取れた。

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せつかくの黒岩であったが、ガスがかかり展望なし。

遥拝石に下る。道は無いに等しい。

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遥拝石の鞍部。

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遥拝石でネバッテ、何とか稲荷川対岸の絶壁と滝を写す。が、たいした写真は撮れず。

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遥拝石左手の草原。

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そして、一瞬だけ前女峰が見えた。

タバコを吹かせていると、若者6人の集団が賑やかにやってきた。短パンやらタイツやらはいている。その筋の方々だろう。「すでに山頂に着いていなければいけない時間。」などとおっしゃっている。男体山まで行く気かもしれない。すごいねぇ~。

一方おいらは、ここより箱石金剛(竜巻山)まで例年大いにバテる所だ。今年はすでにかなりバテている。先が恐ろしい。

若者をやり過ごし、重い腰を上げる。予想通り、バテバテとなる。

転がり込むように箱石金剛に到着。とりあえず、パンを食い、アミノバイタルを流し込み、大丈夫と言い聞かせた。

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竜巻山は、初めて訪れた。箱石金剛の石祠から10m位いの所に山頂があった。森深く、展望なし。

ここより、慎重に前女峰の登り口を捜す。とりあえず、竜巻山西斜面の一般登山道を行く。なるべく前女峰に近づき藪に突入しようと思っていた。

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なんと、前女峰入り口には、赤/黄の標識があるではないか!それは、前女峰を目指しているものにしか判らない微妙な位置に設置してあった。この一枚の標識だけは、一般登山道から僅かに離れている。そして、かすかな踏み跡があったのだ。

これを辿る。すぐに尾根上にでる。尾根の向こう側は木が茂ってはいるが断崖だ。尾根上を辿る。踏み跡ははあるのか、ないのか、わからないような状態となる。矮小な松に行く手を阻まれる。やがて、これに石楠花が混在するようになった。本格的な藪だわサ。

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時折、赤茶けた絶壁に出くわす。

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山頂直下の絶壁か?赤いバンドは、見えずじまい。

そして、何回目か判らない藪への突撃後、ついに山頂らしき所へ出た。山頂標識は見当たらなかった。

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ガスが濃いが、時折女峰山が見える。正面の急坂を登っている人も見えた。なぜか、嬉しかった。

ここより、直進。登りよりも藪が薄く助かる。鞍部近くから尾根を離れ、山腹をトラバース気味に下る。程なく、一般道と合流した。場所は、女峰山最後の薙ぎの下。多くの人々が登っている。おいらは、ヨレヨレで山頂着。すぐに靴を脱ぎ乾かした。表日光の山々が雲の合間から見えていた。背を向け握り飯を食う。さて、写真でも撮ろうか。が、すでに山々は雲に覆われてしまった。

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女峰山山頂の社。日光市史によると、このあたりに女峰山山上遺跡があるらしい。男体山、太郎山でも検出されているという。

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わずかに見えた帝釈山方面。

やや長居をし、疲労回復に努めるが、そのかいは無かった。今日はおとなしく黒岩尾根を下ろう。

疲れた足は自由が利かない。ギクシャク下る。
唐沢の宿で休憩。箱石金剛で休憩。遥拝石で休憩。白樺金剛で休憩。殺生禁断境で休憩。

今回は「水呑みの碑」を写真に撮っておきたかったが、いつの間にか通過。余程バテていたのだろう。

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曇天ながら岳樺と笹原が美しかった。

よろめきながら滝尾神社入り口に到着。滝尾神社は階段の上。一周20分とある。当然パス。


さて、今回は目標の前女峰山に登れたので大いに満足した。この山、余程の物好きの方以外は登らないほうがいいかも、です。
一方、体力測定の結果は・・・。昨年より体力が劣る。黄色信号が灯った。

山行日:2009.5.23
目的地:女峰山
コース:二荒山神社(6:10)~行者堂(6:30)~殺生禁断碑(7:00)~稚児ヶ墓(7:35)~白樺金剛(8:20休)~黒岩遥拝石(9:30休)~箱石金剛~唐沢避難小屋(10:50休)~女峰山(11:30休)~(12:15)唐沢避難小屋(12:50)~馬立(13:50休)~裏見滝・寂光滝分岐(14:45休)~寂光滝(15:45)~田母沢(16:20)~西参道(16:30)~二荒山神社(16:50)


今日は女峰山「様」で体力測定を行おう。
西参道からの標高差1860mは関東にあって貴重品だ。
同じような標高差のある山として、甲武信ヶ岳(川又~真の沢林道:標高差1780m)ぐらいしか浮かんでこない。

だから、畏敬の念をもって女峰山様と「様」付けで呼ぶことにしている。
これだけの山にして100名山に入っていないことは大変喜ばしいことで、遭難者の抑制に大いに寄与している。

ところで、おいらは、女峰山様にはいつもギリギリの体力で登っている。西参道から女峰山に登れなくなったら、それなりに考えなくてはなるまい。
だから、それなりの緊張感と覚悟を持って登るのだ。「覚悟」とは、「バテたら早めに諦める」ということだが。

早朝、天気は思わしくなかったが、日光市内に入ると女峰山様が見える。
二荒山神社の駐車場には一台として車は止まっていなかった。


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二荒山神社の社内を少しだけ見てスタート。


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神社の脇に沿って登る。杉の巨木は凄い。


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しばらく登ると行者堂。役の小角と前鬼・後鬼を祭る。三峰五禅頂ゆかりの地。ただし建物は新しい。


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禁断殺生の碑を過ぎると、ツツジが現れはじめた。


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そして、ツツジだらけとなった。


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悲しい伝説を持つ稚児ヶ墓にも、盆栽型のツツジが。
ここで、ご老人が熱心に写真を撮っていた。


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やがて草原となる。ツツジに目を奪われここまで、疲れ知らず。気が付くと空模様が怪しくなってきた。

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黒木の森に入ると、ヤシオツツジが咲いていた。他のツツジはツボミをたくさん着け開花の準備中。来週辺りに咲き乱れるかもしれない。
森の中の白樺金剛で、初めて一服する。

徐々に斜面がきつくなりだすと、あっという間にバテだした。


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黒岩は巻き、遥拝石にでた。ガスがかかり雲竜渓谷の展望は無い。ここでも一服。


黒岩を出てしばらくすると、後から凄い鼻息が聞こえてきた。熊かと思いビックリし、口笛を鳴らした。精悍なオッサンが走るように登っていった。唖然として見送るしかない。


箱石金剛付近はいつもかなりバテる所だが、今回もバテた。


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桜だろうか。写真を撮りながらバテを誤魔化す。

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変な形のダケカンバ。写真を撮りバテを誤魔化す。


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急に明るくなる。雲の上に出たようだ。白根山がいきなり見えた。


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そして、樹間にようやく女峰山様と唐沢避難小屋が見えた。


だが、唐沢避難小屋にはなかなか着かない。


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ようやく着いた唐沢の宿跡。石仏と石祠はまだ雪から出てきたばかのようだ。 


小屋前にはお一人いた。
一服後、出発。
腐れ雪で布靴がビチャビチャになる。

薙ぎで3人組を抜かす。
抜かしたくなかった。
抜かしたら、抜かれたくないのが人情。
眉間に皺を寄せ、口を大きく開け何とか止まらずに登る。

石楠花の次に這い松が現れたら山頂だ。ようやく這い松が現れた。
取り敢えず山頂に着くことができた。

山頂には人が大勢いた。女峰山様にしてはめずらしいことだ。


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天気はグングン回復しているようだ。

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左より、男体山、大真名子山、小真名子山。大真名子の遥か後に皇海山が見える。

次から次に人が来るので、すぐに山頂を後にした。
唐沢避難小屋に戻り昼飯とする。

下山は、晴れてきたので黒岩コースで雲竜を見たいとも思ったが、予定通り田母沢に下ることにした。

女峰山様は登りもさる事、足の弱いおいらは下りも恐ろしい。
馬立までの急斜面は疲れた足にこたえる。ギクシャクと下る。

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馬立手前では、薙ぎの砂防工事が終わったようだ。あの荒れた薙ぎに石ころ一つ無い。
誰か、ここで定点観測をしてもらいたい。このフラットな薙ぎがどのように変わっていくのか。
工事終了のためか、去年まであったモノレールが無い。


馬立で、またまた一服。
一服後立ち上がると、足はやるせない疲れで動きが超鈍くなっていた。

傾斜の緩んだモッコ平を行くが、スピードは上がらない。笹が深く、木の根や段差に引っ
かかり、ヨタヨタと歩く。

再びツツジが咲き乱れ、標高が下がったことを知る。

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笹に埋もれかかった石仏に何故か感動する。

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唐松の新緑が美しかった。

尾根の両側から沢音が聞こえ出すと若子(じゃっこ)神社・寂光滝に着いた。寂光滝を拝み、車道をトボトボと田母沢に下る。

西参道を疲れきりボーっと登って、何故か東照宮へ迷い込む。意識朦朧。
二荒山神社の駐車場に座り込み、残ったジュースを飲み干す。


体力測定の結果、ほぼ従来どおりの体力であることが判明。
喜んでよいのか、悲しむべきか。

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