山行日:2020.12.13
コース:五丈の滝入口駐車場(8:00)~下前沢林道~380m付近から引き返す(道間違え8:30)~五丈の滝入口駐車場(9:00)~上前沢林道~五丈の滝観瀑台(9:20)~滝見の松(9:30)~倒木帯(9:40)~敗走~五丈の滝入口駐車場(10:00)
=車移動=金蔵院(10:40)~(11:20)アド山・阿土山城(11:50)~金蔵院P(12:15)
=車移動=正雲寺公民館・豊代城跡・佐野源左衛門常世館跡
「とちぎの景勝100選」という佐野市の五丈の滝を見に行った。もちろん、その上にある岳ノ山、大鳥屋山にも行くつもりだった。帰りには、みー猫さんの紅葉情報にあった金蔵院にも寄るのだ。
結果から言えば、道間違えと倒木帯のおかげで岳ノ山は敗走。道間違えは頭の衰え、倒木帯での敗走は体の衰えに他ならない。なさけないのぉ~。
時間があったので、金蔵院からアド山に登った。アド山は阿土山城でもあるのだが、これが結構いけている山城遺構だった。取り敢えず、ご機嫌を治しての帰宅となった。
①-1 岳ノ山道間違え
登山ガイドによると、五丈の滝入口駐車場のすぐ先で、道が2分するとでていた。が、実際には3分していた。真ん中の林道には下前沢林道の標示があった。確か下前沢林道を行くはずだと思い、中央の林道に入った。
なんか、ガイド本に出ていた様子と違うなとは感じたが、昨年の大雨の影響かなにかで、道が荒れているのかと思った。林道が尽き沢筋の踏み跡を辿るもすぐに倒木で前に進むのが面倒な状態になった。う~む、ど~すんべ~。地図を見て、このあとかなりの急斜面になるようなので、この荒れようでは労が多すぎようと思い撤退する事にした。
林道に出て、沢筋を振り返る。

荒れた林道を戻る。
すると、子供連れの5、6人のグループが登ってきた。
そこで、山の様子などを伺うと、何とこの道は五丈の滝へ向かう道ではない事を知らされた。ムムムッ・・・・。駐車場から一番右の道を行かなければ行けなかったと。トホホホ・・・。
で、撤退ではなく、戻る!
駐車場に戻って、道を確認。なんと立派な標識があった。ガクッ・・・。

そして、正しい道には「上前沢林道」の標識が斜めに倒れかけていた。
①-2 岳ノ山敗走
気を取り直して、五丈の滝に向かう。1時間の時間ロスだ。
さっきの林道よりややマシな道を行くと、「観瀑台→」が現れた。やけに人通りが少な気な小道を谷に下る。倒木があったりして歩き難い。
そして、人の訪れた気配を感じさせない観瀑台に到着。
五丈の滝はご覧の通り、ショボイものであった。

ガイド本には、五丈どころではなく40mの滝、と出ていた。水量が少ないのか、地形が変わってしまったのか、とても「ちちぎの景勝100選」には見えなかった。
ガイド本にでていた「滝見の松」に到着。ここからは滝は見えなかった。

「滝見の松」から少し進むと、どうやら五丈の滝の落ち口らしきものがチラリと見えた。

そして、道は細くなった。すぐに杉の倒木帯にでくわした。

倒木はおびただしいものであった。いくつかまたいで越えた。先を見てもどこまでも倒木が続いていた。
諦めよう。
敗走じゃぁ~。
②金蔵院とアド山
金蔵院にて。金蔵院は佐野氏代々の祈願所と伝わる。

金蔵院。

なにか咲いていた。

一応秋らしく。

参道にて。

参道には、僅かに散り残りモミジがあった。

参道起点のすぐそばに。

檻のような所に入ってアド山の西尾根を辿る。

道記号は無いが、かなり明瞭な踏み跡がある。往時も登城路はここだったらしい。

わずかな散り残り紅葉。

250m付近(正確ではありません)の尾根を切断する堀切。

300m付近の堀切。

320m付近。

石垣。

340m付近の竪掘りを伴った堀切。

やがて斜面が急になり、連続して段切り跡が現れる。
段切り3段目上の平場に石祠が。その上の段切りを乗り越すと4段目、

アド山山頂・阿土山城跡最高地点だった。山頂は細長くとても本郭とは言い難い。しかし、中世の山城としては、素人目にもわかる遺構の数々に魅せられた。阿土山城は麓の豊代城の詰め城と考えられている。

ハイキングコースが標されていた。

山頂から葛生方向。

山頂には先客がお一人いらっしゃいました。
地元の方で、佐野のヤブ山城をたくさん訪れているとの事でした。足止めしてしまって、いろいろ伺ってしまいました。上の上の写真のハイキングコースをグルッと一周するそうです。
先客が去り、俺も菓子パンを食ってオサラバ。俺はもと来た道を引き返した。

下ると、パラパラと雨が降ってきた。お天気雨である。

そして、山頂でお会いした方がちょうど金蔵院の駐車場に現た。
俺は次に訪れたい豊代城の正確な位置を知らなかったので、しめたと思い豊代城の位置をお聞きした。しかし、興味の対象は山城なので平城の豊代城は名前しか知らないとの事。残念。
まぁよい、出たトコ勝負だ。豊代城捜しに車を走らせた。

③豊代城・佐野源左衛門常世館
県道より東寄りの道を南下すると、「佐野源左衛門館200m」の標柱がチラリと見えた。ゆっくりと車を進め、右折すると、

正雲寺公民館駐車地に佐野源左衛門館跡の解説板があった。

近くに方形の土塁遺構があるとされるが、捜しても見当たらなかった。
現在公民館内に位牌があるらしいが、さすがに館内への侵入ははばかれた。
これで今回の旅は終了だ。
前半はなんだかハチャメチャで面白くも無かったが、アド山で何とか挽回できた。アド山山頂で出会った方からは、「岳ノ山は375mから東尾根を辿ると石祠などが散見され楽しい」とのアドバイスをいただいた。またの機会に岳ノ山を考えてみようではないの。
18580歩
コース:五丈の滝入口駐車場(8:00)~下前沢林道~380m付近から引き返す(道間違え8:30)~五丈の滝入口駐車場(9:00)~上前沢林道~五丈の滝観瀑台(9:20)~滝見の松(9:30)~倒木帯(9:40)~敗走~五丈の滝入口駐車場(10:00)
=車移動=金蔵院(10:40)~(11:20)アド山・阿土山城(11:50)~金蔵院P(12:15)
=車移動=正雲寺公民館・豊代城跡・佐野源左衛門常世館跡
「とちぎの景勝100選」という佐野市の五丈の滝を見に行った。もちろん、その上にある岳ノ山、大鳥屋山にも行くつもりだった。帰りには、みー猫さんの紅葉情報にあった金蔵院にも寄るのだ。
結果から言えば、道間違えと倒木帯のおかげで岳ノ山は敗走。道間違えは頭の衰え、倒木帯での敗走は体の衰えに他ならない。なさけないのぉ~。
時間があったので、金蔵院からアド山に登った。アド山は阿土山城でもあるのだが、これが結構いけている山城遺構だった。取り敢えず、ご機嫌を治しての帰宅となった。
①-1 岳ノ山道間違え
登山ガイドによると、五丈の滝入口駐車場のすぐ先で、道が2分するとでていた。が、実際には3分していた。真ん中の林道には下前沢林道の標示があった。確か下前沢林道を行くはずだと思い、中央の林道に入った。
なんか、ガイド本に出ていた様子と違うなとは感じたが、昨年の大雨の影響かなにかで、道が荒れているのかと思った。林道が尽き沢筋の踏み跡を辿るもすぐに倒木で前に進むのが面倒な状態になった。う~む、ど~すんべ~。地図を見て、このあとかなりの急斜面になるようなので、この荒れようでは労が多すぎようと思い撤退する事にした。
林道に出て、沢筋を振り返る。

荒れた林道を戻る。
すると、子供連れの5、6人のグループが登ってきた。
そこで、山の様子などを伺うと、何とこの道は五丈の滝へ向かう道ではない事を知らされた。ムムムッ・・・・。駐車場から一番右の道を行かなければ行けなかったと。トホホホ・・・。
で、撤退ではなく、戻る!
駐車場に戻って、道を確認。なんと立派な標識があった。ガクッ・・・。

そして、正しい道には「上前沢林道」の標識が斜めに倒れかけていた。
①-2 岳ノ山敗走
気を取り直して、五丈の滝に向かう。1時間の時間ロスだ。
さっきの林道よりややマシな道を行くと、「観瀑台→」が現れた。やけに人通りが少な気な小道を谷に下る。倒木があったりして歩き難い。
そして、人の訪れた気配を感じさせない観瀑台に到着。
五丈の滝はご覧の通り、ショボイものであった。

ガイド本には、五丈どころではなく40mの滝、と出ていた。水量が少ないのか、地形が変わってしまったのか、とても「ちちぎの景勝100選」には見えなかった。
ガイド本にでていた「滝見の松」に到着。ここからは滝は見えなかった。

「滝見の松」から少し進むと、どうやら五丈の滝の落ち口らしきものがチラリと見えた。

そして、道は細くなった。すぐに杉の倒木帯にでくわした。

倒木はおびただしいものであった。いくつかまたいで越えた。先を見てもどこまでも倒木が続いていた。
諦めよう。
敗走じゃぁ~。
②金蔵院とアド山
金蔵院にて。金蔵院は佐野氏代々の祈願所と伝わる。

金蔵院。

なにか咲いていた。

一応秋らしく。

参道にて。

参道には、僅かに散り残りモミジがあった。

参道起点のすぐそばに。

檻のような所に入ってアド山の西尾根を辿る。

道記号は無いが、かなり明瞭な踏み跡がある。往時も登城路はここだったらしい。

わずかな散り残り紅葉。

250m付近(正確ではありません)の尾根を切断する堀切。

300m付近の堀切。

320m付近。

石垣。

340m付近の竪掘りを伴った堀切。

やがて斜面が急になり、連続して段切り跡が現れる。
段切り3段目上の平場に石祠が。その上の段切りを乗り越すと4段目、

アド山山頂・阿土山城跡最高地点だった。山頂は細長くとても本郭とは言い難い。しかし、中世の山城としては、素人目にもわかる遺構の数々に魅せられた。阿土山城は麓の豊代城の詰め城と考えられている。

ハイキングコースが標されていた。

山頂から葛生方向。

山頂には先客がお一人いらっしゃいました。
地元の方で、佐野のヤブ山城をたくさん訪れているとの事でした。足止めしてしまって、いろいろ伺ってしまいました。上の上の写真のハイキングコースをグルッと一周するそうです。
先客が去り、俺も菓子パンを食ってオサラバ。俺はもと来た道を引き返した。

下ると、パラパラと雨が降ってきた。お天気雨である。

そして、山頂でお会いした方がちょうど金蔵院の駐車場に現た。
俺は次に訪れたい豊代城の正確な位置を知らなかったので、しめたと思い豊代城の位置をお聞きした。しかし、興味の対象は山城なので平城の豊代城は名前しか知らないとの事。残念。
まぁよい、出たトコ勝負だ。豊代城捜しに車を走らせた。

③豊代城・佐野源左衛門常世館
県道より東寄りの道を南下すると、「佐野源左衛門館200m」の標柱がチラリと見えた。ゆっくりと車を進め、右折すると、

正雲寺公民館駐車地に佐野源左衛門館跡の解説板があった。

近くに方形の土塁遺構があるとされるが、捜しても見当たらなかった。
現在公民館内に位牌があるらしいが、さすがに館内への侵入ははばかれた。
これで今回の旅は終了だ。
前半はなんだかハチャメチャで面白くも無かったが、アド山で何とか挽回できた。アド山山頂で出会った方からは、「岳ノ山は375mから東尾根を辿ると石祠などが散見され楽しい」とのアドバイスをいただいた。またの機会に岳ノ山を考えてみようではないの。
18580歩
コメント
コメント一覧
岳ノ山から大鳥屋山は14年前に歩きました。まだらな記憶しかないのですが、歩いた時のメモには、「岳ノ山、眺望恵まれず五丈の滝チョロチョロ。大鳥屋に行く途中、岩場で道ロスト」とありました。三時間もあれば周回できますけど、強い印象のないところですから、果たしてぶなじろうさんに満足がいくかどうか…。
アド山は阿土ですか。変な山名だと思って登りましたが、ずっと広告のアドとだぶったままで歩いていました。寺は寄って探索しましたが、阿土城という城があったとは知りませんでした。
岳ノ山は以前から登ろうと思っていたのですが、市営バスが予約制のデマンドバスになってしまい、先送りになっておりました。コロナ急増で車移動の方がいいかなと思い、今回は岳ノ山に行ったわけです。結果、ハチャメチャなお恥ずかしい歩きになってしまいました。375m峰の尾根を辿ると石祠などがあるそうで、次回はこちらからと思っています。
阿土山城は900年代に安戸太郎純門により築城されたと伝承されているようですが、戦国時代には佐野氏の城になっていたようです。その気になって見ると素人でもわかる遺構状況でした。
岳ノ山は375m地点の尾根で登りましたが確かに祠が4個くらいあったような。薮も出てきてはすぐ消える程度で歩きやすかった記憶があります。登山道の方が歩きにくそうですね(笑)。
アド山の金蔵院コースは山歩きコースとしては短すぎます。かといって、まわりは石灰鉱山に囲まれているようなのでソコソコの距離を設定するのも難しそうです。アド山には申し訳ないのですが、何かの折に時間が余ったら・・・、というような感じです。自分は城跡見物だったので問題ないのですが。
岳ノ山375mコースの情報、ふりがとうございます。ふみふみぃさんの記録を見てみました。アカヤシオが咲くのですね。そんな季節に訪れる事を考えてみます。