山行日:2019.12.24
コース:JR武蔵五日市駅=バス=西戸倉バス停(7:30)~神明神社~薮尾根~登城路合流~城山・戸倉城一郭(8:10)~391m峰・盆堀山(9:00)~荷田子峠(9:40)~戸倉グミ御前(10:20)~(11:30)臼杵山(11:45)~840m圏・臼杵宮(11:50)~元郷バス停(13:30)=バス=JR武蔵五日市駅
あきるの市の戸倉城に行ってみた。
戸倉城だけではあまりに寂しいので、西に伸びる「グミ尾根」を伝わって臼杵山を訪れた。
戸倉城の登城ルートは、今年の台風の影響か、現在通行止めとなっていた。大手口の西戸倉コース、光厳寺コースともにである。
戸倉城・城山から荷田子峠までは、昭文社の地図(2007年度版)で破線ルートとなっていたが、道はしっかりしており案内標示もあり、全く問題無く歩けた。
武蔵五日市駅から数馬行きのバスに乗った。サラリーマン風の人々と登山者風の人々で、座席はほぼ埋まった。登山者風としては、俺が一番先に下車した。
地図を見て、少しだけ戻って、交番の脇から登り出す。
すぐに神社(神明社)が現れて、その脇に「戸倉城」の案内板が設置されていた。

すぐに、石垣道となる。でもこの石垣、往年のものではないだろうな。

チョット行くと、こんなものが・・・。ムムムッ。

大山崩落のため通行不可とある。
まいったねぇ~。どうせなら、下の神社の所で「通行不可」の標示が欲しかったよな。
取り敢えず、大山崩れまで行ってみた。
なるほど・・・。

行って、行けなくもなさそうだが・・・。
取り敢えず、戻って光厳寺口に行ってみようかと思った。
が、振り返ると、尾根伝いに赤テープが見えた。
地図を見た。この尾根を伝われば、戸倉城に行けそうだ。多分、登城路も途中で合流するものと思われる。なんとは無しに踏み跡もありそうだ。
薮尾根に入る。
切り開きあり。急登。落ち葉の堆積。滑りやすい。
木につかまりながら登った。
しばらくして、登城路と思われる道が左手より合流。
郭と思われる平坦部が見える。その直前に、黄色い帯ビニールが現れる。くぐって振り返ると、

一段登ると、二郭のようだ。

虎口らしき折れを通ると、

一郭(本丸)に着いた。

城山・戸倉城本丸に到着。

本丸からは、五日市の街の先に東京スカイツリーが見えた。

本丸より。あまりにピンボケなので、白黒加工して誤魔化した。

本丸の先で。なぁ~んだ、光厳寺口も通行止めか!今年の台風が、いかに強烈だったか!

二郭より。左に写る便所でクソをする。実はかなり切羽詰っていた。

尾根を伝わり、三郭(出丸)。

三郭の下に竪掘りと横掘りがあるとされるが、横掘りは確認できなかった。また、竪掘りと思われる切れ込みが見られたが、かなり浅い。近年土砂に埋もれつつあるのか?
戸倉城の歴史は直接的な遺文が無く、推察の範囲のようだ。俺がもっている資料では「小宮氏」、現地案内板(東京都)は「宮本氏」の持城と推定している。どちらも地元国人クラスの人のようだ。小宮氏と宮本氏の関連は俺には分からない。
三郭を巻くように道が着けられ、浅い竪掘り(かなぁ~)を通過。横掘は確認できずに戸倉城をあとにする。
グミ尾根に着けられた明瞭な道を進む。モミの木多し。
それにしても小さな登下降が多い。登下降12ヶ所まで数えてやめにした。
途中にあった祠。

こういったピークが、いくつもある。

送電線より。奥に三頭山か?かなり白く見える。

荷田子峠をようやく通過し、登り基調となる。
「戸倉グミ御前」とあった。

600mを越えると雪がでてきた。御前山が見える。

結構イヤらしくなってきた。巻き道がイヤラしい。

ようやく、臼杵山に着いた。

臼杵山はあまり展望がよくなかった。

握り飯を食って、煙を吹かせて、オサラバ。
少し戻って840m峰。「臼杵宮」とあった。

大岳山と馬頭刈尾根。

いやはや何とも。

急斜面の下りに大苦戦。シャーベット状で滑る事。アイゼン等の持ち合わせ無し。

つらいのぉ~。ロープ地帯に入り、ロープ頼りに下る。

やっと安全地帯かと思ったら、この先でスッテンコロリン。ケツが泥だらけとなる。

臼杵山を振り返る。

樹間から富士山。してみると、手前は笹尾根か?

まばらな雪にもかかわらず、アイゼン無しにもかかわらず、靴底は高下駄状態。疲れるのぉ~。

臼杵山~元郷間、昭文社コースタイム0:50の所、実に1:45を要す。なんと2倍以上の時間がかかってしまった。まぁ、道のコンデションが良くても、0:50では絶対下れないな。
完全にGBグループの仲間入りを果たした事に気づかされたハイキングであった。
追記
戸倉城登城路は西戸倉口、光厳寺口とも通行止めになっていました。
西戸倉口崩壊地僅か手前より、尾根伝いに登る事は可能でしたが、急登で滑りやすいのでお勧めできるようなルートではありません。まして下り利用は危険だと思いました。安全なのは荷田子峠経由ですが、一般的な城見物としては、かなりの時間がかかります。なお、ノラさんのブログ「きままなノラの山歩き:2017.11.11」に十里木から歩かれている記録がありました。こちらの方が短時間で戸倉城に達する事ができます。
コース:JR武蔵五日市駅=バス=西戸倉バス停(7:30)~神明神社~薮尾根~登城路合流~城山・戸倉城一郭(8:10)~391m峰・盆堀山(9:00)~荷田子峠(9:40)~戸倉グミ御前(10:20)~(11:30)臼杵山(11:45)~840m圏・臼杵宮(11:50)~元郷バス停(13:30)=バス=JR武蔵五日市駅
あきるの市の戸倉城に行ってみた。
戸倉城だけではあまりに寂しいので、西に伸びる「グミ尾根」を伝わって臼杵山を訪れた。
戸倉城の登城ルートは、今年の台風の影響か、現在通行止めとなっていた。大手口の西戸倉コース、光厳寺コースともにである。
戸倉城・城山から荷田子峠までは、昭文社の地図(2007年度版)で破線ルートとなっていたが、道はしっかりしており案内標示もあり、全く問題無く歩けた。
武蔵五日市駅から数馬行きのバスに乗った。サラリーマン風の人々と登山者風の人々で、座席はほぼ埋まった。登山者風としては、俺が一番先に下車した。
地図を見て、少しだけ戻って、交番の脇から登り出す。
すぐに神社(神明社)が現れて、その脇に「戸倉城」の案内板が設置されていた。

すぐに、石垣道となる。でもこの石垣、往年のものではないだろうな。

チョット行くと、こんなものが・・・。ムムムッ。

大山崩落のため通行不可とある。
まいったねぇ~。どうせなら、下の神社の所で「通行不可」の標示が欲しかったよな。
取り敢えず、大山崩れまで行ってみた。
なるほど・・・。

行って、行けなくもなさそうだが・・・。
取り敢えず、戻って光厳寺口に行ってみようかと思った。
が、振り返ると、尾根伝いに赤テープが見えた。
地図を見た。この尾根を伝われば、戸倉城に行けそうだ。多分、登城路も途中で合流するものと思われる。なんとは無しに踏み跡もありそうだ。
薮尾根に入る。
切り開きあり。急登。落ち葉の堆積。滑りやすい。
木につかまりながら登った。
しばらくして、登城路と思われる道が左手より合流。
郭と思われる平坦部が見える。その直前に、黄色い帯ビニールが現れる。くぐって振り返ると、

一段登ると、二郭のようだ。

虎口らしき折れを通ると、

一郭(本丸)に着いた。

城山・戸倉城本丸に到着。

本丸からは、五日市の街の先に東京スカイツリーが見えた。

本丸より。あまりにピンボケなので、白黒加工して誤魔化した。

本丸の先で。なぁ~んだ、光厳寺口も通行止めか!今年の台風が、いかに強烈だったか!

二郭より。左に写る便所でクソをする。実はかなり切羽詰っていた。

尾根を伝わり、三郭(出丸)。

三郭の下に竪掘りと横掘りがあるとされるが、横掘りは確認できなかった。また、竪掘りと思われる切れ込みが見られたが、かなり浅い。近年土砂に埋もれつつあるのか?
戸倉城の歴史は直接的な遺文が無く、推察の範囲のようだ。俺がもっている資料では「小宮氏」、現地案内板(東京都)は「宮本氏」の持城と推定している。どちらも地元国人クラスの人のようだ。小宮氏と宮本氏の関連は俺には分からない。
三郭を巻くように道が着けられ、浅い竪掘り(かなぁ~)を通過。横掘は確認できずに戸倉城をあとにする。
グミ尾根に着けられた明瞭な道を進む。モミの木多し。
それにしても小さな登下降が多い。登下降12ヶ所まで数えてやめにした。
途中にあった祠。

こういったピークが、いくつもある。

送電線より。奥に三頭山か?かなり白く見える。

荷田子峠をようやく通過し、登り基調となる。
「戸倉グミ御前」とあった。

600mを越えると雪がでてきた。御前山が見える。

結構イヤらしくなってきた。巻き道がイヤラしい。

ようやく、臼杵山に着いた。

臼杵山はあまり展望がよくなかった。

握り飯を食って、煙を吹かせて、オサラバ。
少し戻って840m峰。「臼杵宮」とあった。

大岳山と馬頭刈尾根。

いやはや何とも。

急斜面の下りに大苦戦。シャーベット状で滑る事。アイゼン等の持ち合わせ無し。

つらいのぉ~。ロープ地帯に入り、ロープ頼りに下る。

やっと安全地帯かと思ったら、この先でスッテンコロリン。ケツが泥だらけとなる。

臼杵山を振り返る。

樹間から富士山。してみると、手前は笹尾根か?

まばらな雪にもかかわらず、アイゼン無しにもかかわらず、靴底は高下駄状態。疲れるのぉ~。

臼杵山~元郷間、昭文社コースタイム0:50の所、実に1:45を要す。なんと2倍以上の時間がかかってしまった。まぁ、道のコンデションが良くても、0:50では絶対下れないな。
完全にGBグループの仲間入りを果たした事に気づかされたハイキングであった。
追記
戸倉城登城路は西戸倉口、光厳寺口とも通行止めになっていました。
西戸倉口崩壊地僅か手前より、尾根伝いに登る事は可能でしたが、急登で滑りやすいのでお勧めできるようなルートではありません。まして下り利用は危険だと思いました。安全なのは荷田子峠経由ですが、一般的な城見物としては、かなりの時間がかかります。なお、ノラさんのブログ「きままなノラの山歩き:2017.11.11」に十里木から歩かれている記録がありました。こちらの方が短時間で戸倉城に達する事ができます。
コメント
コメント一覧
昨年に2度ほど行ってるのですが,城山には行きましたが,戸倉城跡は行ってないようです。城山から臼杵山までアップダウン多いですね。下りも大変だったようで,お疲れ様です。臼杵山の手前の宮の祠の狛狼さんは見られましたか。
狼というより猪みたいでしたが。雪は日曜から月曜にかけての雨が雪だったのでしょう。この方面は軽アイゼンがもういるということですね。
ノラさんのブログをあらためて見てみました。2017.11.11に確実に戸倉城に行っています。「城山」の標識がある所が一郭(本郭)です。トイレがある平坦面が二郭だと思います。
臼杵山手前の祠と狛犬は見ました。本記事の「840m峰の祠」として写真を掲載しています。写真面をクリックすると、大きく標示されます。
雪は、600m以上で残っていました。せいぜい3~5cmぐらいです。シャーベット状で滑る事。でも、元気な人ならば、足の力があるので、全然問題ないのではないかと。足の衰えがひどいものです。