千手ヶ浜の九輪草こぼれ地から梵字岩へ向かい、梵字岩尾根に取り付いたつづきです。
下部で石楠花薮に捕まった。ふみふみぃさんだったら、この程度の石楠花薮など軽くこなされるのだろうが、俺の場合はそうもいかない。そもそも、石楠花に出くわすと、必ずや「あ~ぁ」とため息を漏らすのがお決まりであり、できることならば石楠花の姿など見たくも無いのだ。それに石楠花のヤツときたら、無愛想にも殆ど花が着いていないもケシカラン。それでいて俺をからかうようにピシピシと顔面を打つのも不快である。などと、勝手な憤りを感じつつモタモタとアガクノである。
まぁ、そうは言ってもここの石楠花は断続的であり、個々の集団はそれほど大きくないのが救いではあるのだが。
1450mを越えるとシロヤシオの落花が収まり、部分的にはシロヤシオトンネルとなる。

ムヒヒヒッ・・・。

シロヤシオは期待以上に咲いていた。

針葉樹の密林を抜けると、県境の山々がようやく見えた。でもまだ先がある。

もう一段上の展望地から。シロヤシオはさらに矮小化。

黒檜岳。
もう一回、石楠花薮に突っ込んで、

ようやく中禅寺湖南岸尾根に辿り着いた。1792m峰。お一人社山方向へ下っている姿が見えた。
握り飯を食ってオサラバ。

社山方向へ向かった。曇天とは言え、風が通りさわやかであった。
しかし、この天気では社山向かう気にはならなかった。「もういいや」と、いつものクセが出て、途中より大日尾根に進路変更。

大日尾根最上部の展望地より。
大日尾根には、完全に踏み跡ができていた。以前のように鹿道を辿る雰囲気は全く消滅していた。

梵字岩尾根ほどではないが、こちらでも。しかし、この程度が適正かもね。

天然芝が好き。

ショートカット尾根に移ると、山ツツジが点在。
ショートカット尾根の呼称は、デイダラボッチさんのブログではじめて見たような気がする。デイダラボッチさんの顔がチラッと浮かんだりする。

思えば、今年は山ツツジには恵まれなかった。

ここで、生きの良い山ツツジを見る事ができて幸いだった。
でも、今回もミツバはほとんど見られなかった。
などと、思っていると、中禅寺湖の湖岸に出た。

曇天ではあったが、かなり楽しめた山歩きができた。
中禅寺湖のバス停近くで、バスの尻尾を見てしまった。
バス停先頭で座り込んでいると、外人さんが来るわ来るわ。
木屑だらけ全身に気が付いて、あわてて木屑を払い落した。
バス停先頭で座り込んでいると、外人さんが来るわ来るわ。
木屑だらけ全身に気が付いて、あわてて木屑を払い落した。