山行日:2016.10.30
餅ヶ瀬川南岸の尾根から台石山に登った。
帰りは二子平から両毛国境尾根を下ろう。
帰りは二子平から両毛国境尾根を下ろう。

台石山より、二子山鞍部に下る。山頂以外は紅葉しているようだねぇ~。ムフッ・・・。

二子平付近。

二子平付近。

巨石群。

プハァー・・・。

ヒヒヒッ、などと一人はしゃいでいた。
1200m付近で右斜面でガサガサ音が聞こえた。ドキッ。しばらく立ち止まり、小さく鈴を鳴らしてみた。すると、ガサガサ音が大きくなり下に下って行く様子。俺は「オーイ」と叫んだ。すると、クダンのヤカラは、さらに勢いを増して下って行くようだ。俺は恐る恐る右の谷を覗きこんでみた。おおっ、プーさんがこちらを見ている。それも2頭も・・・。一瞬ヤバイと思った。距離50m位か。プーさんは、ケツを向けて谷底に走り去った。ホッ。
何を隠そう、俺は今まではっきりと熊を見た事が無かったのだ。皆様、よくよく熊さんを見られている御様子なので、俺は熊さんには縁が無いのかと思っていた。
ここからは、ザックに着けていた鈴を取り外して、手で振りながら歩いた。時折大きな声を張り上げた。ここまで、誰とも会っていないし、秋に台石山に登った話も聞いた事がない。チョット怖い。

紅葉は綺麗なのだが、気が気では無い。が、そのうち、紅葉に見とれ、鈴を鳴らすのを忘れていた。
そして、防火帯なのか切り開きが広くなった所で、大量の大クソが点々と現れる。黒いクソやえんじ色の大クソである。干からびていない。さらに、地面を引っかいたような跡がそこかしこにある。血圧が上がるワサ。俺は思わず「おーい」と叫んでしまった。すると、またしても右手の藪からガサガサ音が。今度はさっきより至近である。「うへ~」
俺は後ずさりした。10mほど後ずさりしてから小さく鈴を鳴らした。すると、大きなガサガサ音が谷の方へ下って行くのが判った。鈴をを激しく鳴らしてから、谷を覗き込んだら、これまた、まっ黒いやつが2頭こちらを見ていた。俺はじっとしていた。すると、やつらは谷を下っていった。俺は追い打ちをかけるように「ホーッ、ホーッ」と大声を上げた。
俺は後ずさりした。10mほど後ずさりしてから小さく鈴を鳴らした。すると、大きなガサガサ音が谷の方へ下って行くのが判った。鈴をを激しく鳴らしてから、谷を覗き込んだら、これまた、まっ黒いやつが2頭こちらを見ていた。俺はじっとしていた。すると、やつらは谷を下っていった。俺は追い打ちをかけるように「ホーッ、ホーッ」と大声を上げた。
これまで、一度も熊を見た事が無かったに、一日に2回も、都合4頭も見てしまうとは・・・。
熊と会った時の対処法を調べておかねば。
熊と会った時の対処法を調べておかねば。

紅葉の森は続く。

まだまだ続く。しかし、気が気ではない。鳥が羽ばたく音に異様にビックリする。

紅葉は900m付近まで続いた。
大難峠に到着。今はその標識は無くなったが、それと判る石積みなどがある。
ここから、左手の大名沢(大難沢?)をヘッピリ腰で下り、無事国道に帰着。
紅葉は、餅ヶ瀬川南岸の尾根(南側に杉林が多い)よりも、両毛国境尾根の方が優る。晴れた日に歩いてみたいとは思うが、こうプーさんが多くては、チョットねぇ~。
国道に出ると、北の空に青空が見えた。細尾峠にでも行ってみっかぁ~。

足尾側細尾峠旧道から、薬師岳方面。こちらも紅葉は熟しているように見えた。