2014年10月

山行日:2014.10.25
目的地:井戸湿原、古峰ヶ原
コース:東武新鹿沼駅=バス=上五月バス停(8:20)~日瓢鉱山登山口(9:20)~井戸湿原(11:00)~横根山~方塞山(12:30)~三枚石(12:50)~古峰ヶ原~深山巴の宿(13:50)~古峰ヶ原~古峯神社(15:10)


始発電車に乗って、電車を乗り継ぎ乗り継ぎ、新鹿沼駅に降り立った。
上五月行きのリーバスに乗ったのは俺だけだった。途中2名ほど乗車するも途中下車。終点上五月で降りる時、運ちゃんに「熊に食われるなよ」のお見送りのお言葉をいただいた。


車道を1時間ほど歩き、十字路をそのまま突っ切ると井戸湿原登山口。


小沢沿いの道を行くと、赤や黄色の紅葉が点在。



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おおっ、


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ムヒヒヒ・・・。

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足が進まんワサ。


紅葉は点在なので、あちこち歩き廻る。


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灌木紅葉は、これだけ。ほとんど縮れて落葉。


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井戸湿原に着いた。灌木は落葉だが、点在する紅葉と青空の景色にみとれた。


ここまでの道では誰一人出会わなかったが、ここには多くの人々がいた。休憩舎でアンパンを食った。


横根山に向かう。途中で手帳を無くした事に気が付き戻る。戻る途中で声をかけてくれた人が居て、手帳を手渡してくれた。休憩舎で隣に座ったオジサンだった。オジサンありがとう!

横根山を通過。

前日光ハイランドロッヂの食堂に入った。多くの人々が居た。殺気を感じて、注文せずに外に出た。


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ハイランドロッジ付近からの皇海山と袈裟丸連山。

方塞山に登る。このあたりより暑くなる。
方塞山~三枚石間の灌木紅葉に期待を寄せていたが、完全落葉。ただし、真っ赤なモミジが点在。


三枚石に到着。数組が休憩中。道をはさんで三枚石の反対側の岩陰で握り飯を食ってオサラバ。


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三枚石を下るに従って紅葉が復活。


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そして、古峰ヶ原に到着。渋く紅葉していた。


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深山巴の宿に立ち寄る。


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そして、古峯神社めざして下る。ハイランドロッヂで食い損ねたソバを食うのだぁ~。


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古峯神社郵便局。


古峯神社に着いて、土産物屋に入った。もちろんソバを食うためだ。が、ソバは終了。ガクッ。

缶コーヒーを買って飲んだ・・・。



バス停で一緒になった三郷からのご夫婦から山の話をいろいろ聞いた。藪山愛好家であった。安蘇山塊に精通されていた。俺は、たそがれさんやハイトスさんの記事を読んでいるので山の名前くらいは知っているつもりだったが、俺が知っている山は全て登られているご様子。マイリました。

新鹿沼で臨時快速がやってきた。ラッキー。


渋い紅葉に満足して、帰宅。

山行日:2014.10.19
目的地;松木尾根
コース:銅親水公園(6:00)~安蘇沢の林道900m付近取り付き(6:40)~松木尾根1179.0m(7:40)~1300m付近林道横断(8:30)~1805m(10:00)~松木山・太平山(10:40)~中禅寺湖南岸尾根・大平の分かれ(11:20)~白樺平(11:50)~社山(13:25)~社山南尾根・1182.3m(15:10)~1020m付近~久蔵沢林道(16:30)~銅親水公園(16:55)


中禅寺湖南岸尾根を歩いていると、足尾側の美しい紅葉を見る事がしばしばあった。その一つが松木尾根であった。そんな尾根を歩いてみたいと思っていた。

銅親水公園には、いつもより多めの車が止まっていた。
寒いのでフリースを着て出発。

最近は、山行直前にネット検索をしないようにしている。あらためて地図とにらめっこをして、安蘇沢の林道900m付近の小尾根から取り付く事にした。

小尾根の上に出ると、はっきりと踏み跡が見受けられた。松木尾根の主尾根に出ると、踏み跡はさらに鮮明となった。植林や治山の工事関係者のものなのか、登山者によるものなのか?想像以上に入山者が多いのだと思った。


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枝尾根から中倉山。今日も快晴。絶好の登山日和だった。



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松木尾根に出た。


松木尾根には7割方、道があった。鹿道では無いように思う。
そして、テープ、リボン等は皆無と言っていいほどに無かった。


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今回、一番の色づき。


紅葉は、期待を裏切るものであった。灌木の葉はチヂレ、茶色くくすんでいた。



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わずかに、唐松の黄葉がなぐさめてくれた。


1300m付近で地図に無い林道が横断しており、ビックリ。そういや~、ネット記事に出ていたのを以前読んでいたような気がする。



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白樺や岳樺が青空と一体化し美しかった。


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白樺林を目指して登ろう。



そして、松木山に着いた。今回も誰も居ない。ここは、誰も居ない方がいい。



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中禅寺湖南岸尾根に出た。



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落葉した白樺の白さもまたいいものだ。


白樺平で握り飯を食う。


社山でチョコパンを食う。



社山南尾根に向かう。



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ここも紅葉は大不作。しかし、白樺疎林と青空がそれを補って余りある。



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余りに美しくて、広い尾根を歩きまわってしまった。


1182.3m下の急斜面で、肩痛がひどく大苦戦。まともに下れん。

1020m付近から久蔵沢に向かって下るも、肩痛がいかんともし難くヘタリ込んだ。久蔵雨量局の九十九折れ道に出くわした時には心底ホットした。だが、倒木等でこの道も途中で消滅。草深い中を下る。


シクレ(日暮れ・茨城南部方言)寸前に銅親水公園に帰着。


紅葉はイマイチどころか最悪の状態だった。南岸尾根から俯瞰するに、中禅寺湖畔はソコソコの色づきに見えたのだが、実態はどうだったのだろうか?

紅葉はさておき、松木尾根は歩きやすく、美しい疎林の尾根だった。

山行日;2014.10.11~12
目的地:阿寺山
コース:10/11 八海山ロープウェイ山上(10:30)~女人堂(11:30)~千本檜小屋(12:15泊)
10/12 千本檜小屋(6:40)~迂回路~大日岳基部(7:20)~入道岳(7:50)~五竜岳(8;45)~神生池(9:40)~阿寺山(10:20)~蛇バミ沢(12:30)~竜神碑(13:15)~広堀登山口(14:15)~山口バス停(14:50)=バス=八海山ロープウェイ


     =急告=
10/11に千本檜小屋に同宿された女性2人組の方へ。
私は、阿寺山コースを推奨致しました。
本日、同コースを歩いたところ、蛇バミ沢に降り立った所から広堀登山口の間の登山ルートが非常に不明瞭になっていました。初心者だけでの通行は道迷いの危険があると思いました。阿寺山コースの推奨を取り消すとともに、軽率な言動を反省しております。



たぶん20年ぶりくらいで阿寺山に向かった。20年前の記憶では、池塘の点在する美しい所。歩くのに不自由した記憶はなかった。
そんな、訳で、夕食時隣り合わせた女性二人に阿寺山を推奨してしまった。実際歩いてみて、下部の沢沿いに道らしきものが少なく、道標も乏しく、間延びした赤テープを追わなければならない所が多かった。さらに、勘を働かせる必要もあった。
20年の間に、道型が失せたのか?記憶が定かでない。女性二人組には申し訳ない事をしてしまった。



10/11
朝寝坊と渋滞で、現地到着が大幅に遅れた。急遽コースを反対廻りに変更するとともにロープウェイを利用する事にした。


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紅葉は熟していた。


この上の鎖場で、肩痛がひどく苦戦してしまった。



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とは、言え、12時過ぎに千本檜小屋に着いてしまった。


やる事も無く、ピールを飲んでから、辺りをうろついた。

千本檜小屋のロケーションはすばらしい。
眼前に越駒がドーンと見え、小屋裏からは巻機山が同じくドーンと見える。


かなり昔に何回か泊まった事がある。当時、秋の小屋じまいは早く10月初旬には閉めていたと思う。期間外開放部屋にも2回ほどお世話になっている。現在は、もう少し営業しているようだ。

盛り切りのカレーを食って、すぐに寝た。



10/12
昨日は一番で小屋に入っていたので、日の出が見える窓際に陣取っていた。


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越駒の肩から日が登った。小屋の窓から。


朝飯を食って出発。

前日の鎖場での肩痛では、とても八ッ峰の通過は無理。迂回路を行った。迂回路も斜面が常に左側にあるので、痛い左腕を使わなければならず、涙目は収まらなかった。


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屏風道の尾根。現在こちらは、下り禁止となっていた。


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入道岳手前より。


入道岳からは妙高・火打、白馬、上越国境の連嶺、上州武尊、日光白根、尾瀬燧、浅草、守門などなどが見えた。その他未踏の越後の山々が数限りなく見えた。

入道岳付近からは刈り払いがされていた。刈られた草木は膨大な量であった。刈られた根曲がり竹に足を滑らせて転倒。こらえきれずに泣いた。



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五竜岳より阿寺山。奥に巻機山。


五竜岳付近から天嶮・オカメ覗きを見て、あそこには絶対行きたくない、とあらためて思った次第である。


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五竜岳より、少しづつ標高を下げて。


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お目当ての神生池。神生池と入道岳。


この先、次々に池塘が現れる。


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中ノ岳。


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池塘の先に阿寺山。


この付近、湿原に土足で上がり込む感じ。木道など無いが、特に荒れた様子は無い。それだけ人の訪れが少ないのか?とりあえず、入道岳の先からは人っ子一人いない。


阿寺山の山頂標識は阿寺山鞍部にあった。僅かな距離で山頂が見える。昭文社1995年度版には黒い点線で山頂への道記号がしるされているが、そのような道型は全く見えなかった。凄まじい灌木藪が目の前に広がるだけだった。


阿寺山からの下りは歩きにくい。刈り払いの草木がゴロゴロ石の上に残置されている。文句は言うまい。刈り払いして頂いた方に申し訳ない。次いでテリテリの赤土と続いた。下りの苦手な俺は閉口した。

やがてブナ林となり、蛇バミ沢に降り立った。石に赤ペンキがあった。しばらく沢筋を下る。見えずらいテープに導かれ右岸の小道に入った。再び河原歩きとなる。道型は無し。時折赤テープ。なんとか竜神碑に辿り着いた。道もある。もう大丈夫と思ったが、再び河原に出る。
砂防堰堤(日光などで床固と銘板に書かれているタイプ)が現れる。左岸から簡単に通過できるのだが、ここでルートを失った。堰堤の所にテープはあるのだが、その先に何も無し。道型も無し。ど~すんベ~。歩けるのは、砂防堰堤から下流側に繋がるコンクリート製の護岸の上だけ。仕方ない、取り敢えず護岸の上を行ってみよう。

やがて護岸が尽きて、左岸から沢が流れ込んでいる。その沢の上になにやら壊れかけたコンクリート製の何かが架かっている。辺りを歩き廻って、古いテープを発見。えーっ、こんな所を通るノ!といった感じで、壊れたコンクリート塊の脇から水流を渡って・・・。などと、とても一般コースとは思えない状態で、最後に赤テープの所で河原から這い上がると林道に出た。林道を下りはじめて、すぐに「五竜岳・広堀登山口」の標柱があり、そこから河原の方へ草深い踏み跡が続いていた。


ああっ、気軽に阿寺山などを紹介してしまって、しまったなぁ~。

後悔しつつ、山口のバス停に向かった。

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