2012年12月

行った日:2012.12.31
コース:越谷市増林新方橋バス停(6:50)~大落古利根川~久喜市栗原・葛西用水~旧鷲宮町鷲宮古川橋~鷲宮神社~東武伊勢崎線鷲宮駅(15:40)

前回、自宅から葛西用水を北上したら、逆川と名前が変わり大落古利根川に辿り着いた。今回はその続き。

東武スカイツリーライン北越谷駅で下車。野田市駅行きのバスに乗り、新方橋で下車。少し北に進むと逆川起点の大落古利根川の堰に着く。ここから前回の続き。

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越谷市大吉。大落古利根川の堰を振り返る。夜明け前なのか、曇りのせいなのか、薄暗い。


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越谷市大吉。土手に乗り土の道を歩く。


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越谷市向畑。古い木舟があちこちで打ち捨てられている。子供の頃、こんな舟に乗り竹竿でおっぺして遊んでいた。


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越谷市船渡。香取大明神。この辺り、香取神社だらけ。

古利根川が香取神社で、元荒川・モト荒川の綾瀬川筋は久伊豆神社だらけ。両川筋はたいした距離も離れていないのだが、縄張りはハッキリと分かれているようだ。
舟渡の地名も興味深い所。
ここらで、土手道が途絶え、迂回する。


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春日部市藤塚。対岸の林の木に「大鷹がとまっているよ」とオッサンが教えてくれた。

双眼鏡を借りて見たが全然見えなかった。しばらくすると大きな鳥が林から飛び去った。なるほど。
ここらあたりで、アラレに見舞われた。晴れの天気予報なのにどうなっているんだい。


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アラレが降っているのに、北の空は青い。おおっ、日光連山が見える。誰か登っているのかな。

大落古利根川は右に左に蛇行するので、その度に筑波山や赤城山や秩父の山が見えたりする。んっ、ここだけ曇っているのかよ!
その後も、曇り→アラレ→小雨→曇り。一貫して北の空は青かった。


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春日部市粕壁東。春日部の市街地に入ったようだ。


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春日部市八丁目。古隅田川合流。こんな所に隅田川があったのか!


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また雨が降ってきやがった。北は晴れているのに・・・。


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春日部市小渕。隼人掘川合流。


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杉戸町本郷。姫宮落川合流。

宮代町百間で東武動物公園駅が至近となる。駅に立ち寄りラーメンと半チャーハンを食う。
歩きだすと、足裏が痛い。どうやら雨が靴にしみ込み水泡が出来たようだ。まずいなぁ~。


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杉戸町下高野。対岸は宮代町和戸。備前掘川合流。



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杉戸町下高野。備前前掘川合流。


兎に角、古い水路が次から次へと合流してくる。まさに「大落とし」の名前通りである。


宮代町総合運動公園の先で用水路に阻まれ大迂回を強いられる。


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久喜市吉羽。大迂回後、ここで大落古利根川は突如としてその名前を失う。左青毛掘川、右葛西用水。

葛西用水が対岸で復活するも渡れず、青毛掘川を進みまたも大迂回を強いられる。ルートミス。


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久喜市吉羽。ようやく、葛西用水側に辿り着く。


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しかし、味もそっ気も無い川になり果てていた。


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幸手市上高野?付近。琵琶溜井とあった。対岸に葛西宮なる社があったが、鉄柵に囲まれ侵入できなかった。


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琵琶溜井付近。他に、日光御成街道の道標あり。

東北新幹線をくぐり、東北線を渡る。足裏がイテーッ。最寄りの久喜駅に行くか・・・。取り敢えず鷲宮まで我慢してみよう。


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旧鷲宮町西大輪。ここまで来てようやく頭上が青くなった。鷲宮町は久喜市に吸収されていた。


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ウヘーッ、大軍団だぁ~。オッカサンに聞いたら18頭だとさ。たばねるオッカサンは偉いねぇ~。


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旧鷲宮町鷲宮。足裏が耐えられん。古川橋で今日の歩き留め。

古社鷲宮神社には寄って、東武伊勢崎線鷲宮駅から帰宅。



今、両足裏の水泡の水を抜いた所。

行った日:2012.12.29
コース:自宅(12:20)~葛西用水・青上橋(草加市)~逆川取水点(越谷市)~大落古利根川取水点(松伏町15:10)


週間予報では、本日はあまりよい天気ではなかった。
朝、床屋に行き、帰ってから年末の家の掃除などを少しやって、昼飯を食ったら晴れていた。明日の天気は悪そうだし、手軽な川歩きに行く事にした。


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今日の出発点、草加市青柳町、葛西用水青上橋。


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越谷市伊原町。この辺り蛇行に次ぐ蛇行。


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越谷市蒲生東町。右に葛西用水、歩道の下に谷古田用水。並行して流れる。いや澱んでる。


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越谷市西方。遠くに元荒川しらこばと橋が見えてきた。


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越谷市西方。葛西用水・谷古田用水取水点。取水は手前を流れる逆川から。土手の向こうに元荒川が並行して流れる。


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越谷市瓦曽根。越谷市民会館を遠望。


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越谷市東越谷。右元荒川、左逆川。葛西用水は左の逆川からの取水。


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越谷市大沢。逆川が伏せ越えで元荒川をくぐる所。


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越谷市大沢。逆川も蛇行。


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越谷市東大沢。緑道となり公園があった。


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越谷市増林。逆川はここでも新方川を伏せ越え。奥にキャンベルタウン野鳥の森が見える。


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松伏町松伏。大落古利根川分流点。


だいぶ暗くなってきた。近くにバス停があったので、今日はここでお終い。北越谷行きのバスに乗って帰った。

行った日:2012.12.23


深山巴の宿は、古峯ヶ原山中にひっそりと佇む。

日光修験道・三峯五禅頂のうちの冬峯の修行場の拠点である。

冬峯は、旧暦12月中旬から始まる。
神橋~小来川~大芦川~古峯ヶ原(深山巴の宿)~地蔵岳~薬師岳~三の宿山~滝ヶ原峠~鳴虫山~星の宿
を巡りながら各地で修業し、旧暦3月初に帰着する。
2ヶ月以上に渡る厳冬期の峰修行である。

深山巴の宿には旧暦12月末から1ヶ月近く滞在した後、峰々を跋渉し星の宿(現日光金谷ホテルそば)
で修業を終える。


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全て随想舎刊 池田正夫著「全踏査・日光修験・三峯五禅頂の道」の受け売りでした。



  

山行日:2012.12.23
目的地:井戸湿原・横根山・方塞山・深山巴の宿
コース:上五月(8:20)~太郎次の滝(8:45)~蛇塚沢・横根橋(8:55)~道を失う~林道~普通ルート登山口(10:00)~井戸湿原(11:10)~横根山(11:50)~舗装道に出る~日光ハイランドロッジ~方塞山(13:00)~三枚石(13:30)~古峯ヶ原(14:00)~深山巴の宿~古峯ヶ原(14:30)~古峯神社(15:30)

昨日は雨。きっと北関東の山々に雪が積もったに違いない。雪の深山巴の宿に行ってみよう。
コースは、確か登山犬さんの記事にあった伸びやかな横根山・方塞山経由とした。

新鹿沼から上五月行きのバスに乗るには、朝一番の電車に乗らねばならぬ。列車を3本乗り継いで新鹿沼駅に着いた。

リーバスの上五月行きに乗ったのはおいらだけ。途中若い女性が一人乗った。旧粟野町を走る車窓からは、やたらと立派な門構えと倉が目についた。

上五月に集落はなかった。
車道を登る。残念なことに廻りに雪は無かった。

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途中にあった太郎次の滝。ここで焼きソバパンを食う。

この先、蛇塚沢・横根橋で左の小道に入った。25000図記載の道であると思う。沢沿いに登る。やや行くと、沢筋の道が無くなった。少し戻ると、左手に踏み跡があり、これを辿る。しかし踏み跡はすぐに怪しくなる。地図を見ると方向はあっている。山の斜面にタイヤなどのゴミが散乱している。今日は藪ルートに行くつもりは無かった。その気が無いと迷うものである。25000図に従い左手にトラバース気味に進む。上に林道が見えたが登れそうもない擁壁がある。下にも林道が見える。取り敢えずトラバースを続けるも、イバラ藪となる。たまらず下の林道に下り始める。うっかり掴んだ木がトゲトゲのイバラだった。手の平に5、6本棘が刺さっていた。ようやく林道に降り、地図を広げる。う~ん、何処にいるのやら?地図を折りたたもうとしたら、血で汚れていた。イバラにやられた。
登り気味の方向(右手)に未舗装林道を進む。しばらく歩くと舗装道に合流。すぐそばに日瓢鉱山の入り口があった。取り敢えずここが、最初の目的地だったので一安心。正規ルートは何処にあるのかいなと思い捜したが、山道のようなものは見当たらなかった。

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かわりにこんなものが。随分冷えているのかいな。

日瓢鉱山から登れるものと思っていたが、鉱山入口には「立ち入り禁止」の立て札と鎖のガードが。う~ん困った。地図を見ると、舗装道を少し南に行くと道があるようなので行ってみた。こちらにも道らしきものは無し。今日は藪入りしないのだ。

もう一度地図を見て、
舗装道はるか北に上五月から車道が上がり、そこから井戸湿原への道がある。こちらに向かうしかあるまい。

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ようやく、井戸湿原への道を見つけた。随分遠回りしてしまった。

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井戸湿原への道は沢沿いだった。雪が出てきた。バリバリと音をたてて進む。

途中九十九折れの道を過ぎ、再び沢沿いとなり、

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湿原か!

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井戸湿原。残念ながら、この時季の井戸湿原は見栄えのするものではなかった。

3差路となる。標識の表現がはっきりしない。不安を抱えながら右手の斜面を登る。東屋を通過。



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少し雪が増えてきた。


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そして、横根山に到着。女峰山~大真名子山~男体山。

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男体山~白根山。

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皇海山。

冬ならではの素晴らしい展望に恵まれた。

横根山には標識が乱立。方塞山に向かいたいのだが、方塞山を示す方向に道は無し。車道に下る。これがおお間違えだった。

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車道に出る。景色は最高に良い。

日光ハイランドロッジは冬季休業中。車道を進む。

ハイランドロッジを過ぎてすぐのカーブの所でテリテリの氷となり、靴が勝手に滑りだした。グルグル腕を廻して何とかバランスを取った。止らん!!取り敢えず安定滑降となるも自由は利かない。20mほど滑ったであろうか、前方に氷の切れ目が見えた。足にズンと言う衝撃が走り、体が前に投げ出された。瞬間、ケン・ノートンばりのダブルアームで顔面を守った。腕から落ち、膝に衝撃が走った。
落ちた所はまたまた氷。しばらく転がったまま、痛みのひくの待った。
いざ立ちあがろうとすると、ツルツルで立ちあがれない。下手に立ちあがるとまた滑りだすのは目に見えていた。ほふく前進で道端の草の出ている所に退避。


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ここで滑った。

車道をまともに歩けん。車道脇の僅かな雪や草を伝わり恐る恐る進む。方塞山の登山道を見つけ、人こごち着く。


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方塞山到着。膝が痛いのぉ~。

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方塞山からの山道は、雪が積もり歩き易かった。


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三枚石。今日は三枚石には登らなかった。

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古峯ヶ原到着。随分時間がかかってしまった。

膝が痛いが、深山巴の宿に立ち寄りたかった。

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深山巴の宿。不謹慎にも燃えさしのローソクに火を灯してしまった。

タバコを2本吹かせて去る。

バリバリに凍りついた道を下る。
古峯神社にはバスが待機中。危ない所であった。
車中で膝の痛みが増す。
気がつくと額も痛い。
家に帰り風呂場で鏡を見ると、額も赤く腫れていた。おいらのダブルアームも知れたものであった。

葛西用水から名前の変わった曳舟川の跡を辿り、荒川までやって来た。
勘違いから、荒川は木根川橋を渡ってしまった。
地図にある「曳舟川通り」に復帰した。

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墨田区八広。

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いつしか、葛西用水では無く、東京スカイツリーが目標になっていた。

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ここの地名は、曳舟川。でも川らしいものは全くない。

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東武鉄道曳舟駅。

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スカイツリーが巨大化してきた。

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そして、墨田区押上。東京スカイツリー駅に到着。デケー!


いつしか、人だらけの街を歩いていた。
まさか、近所の葛西用水を辿った先にスカイツリーがあるとは想像ダにしなかった。
ここまできたら、浅草まで行ってみっかー!

墨田区東駒形で。んっ、某有名な力士さんではありませんか?○○盛さんは好きなお相撲さんである。

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ついに隅田川を渡った。

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台東区浅草。東武浅草駅。

あれ、曳舟川は何処へ行っちゃったんだろう?
地図を見るとスカイツリー駅のへんで何となく無くなている感じ。

それ以前の問題として、葛西用水はかつて、綾瀬川と現荒川を越えていたのだろうか?
川の付け替えの年表でもこしらえないと判らんのぉ~。

事故で止まった東武鉄道に乗りこみウツラウツラとしていたら、電車が動き出した。

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