2010年07月

山行日:2010.7.18~19
目的地:流石山・大倉山・三倉山・唐沢山
コース:7/17 那須ロープウェイ(12:15)~峠の茶屋~峰の茶屋(13:00)~三斗小屋温泉(14:00泊)
7/18 三斗小屋温泉(4:40)~大峠(6:00)~流石山(7:00)~大倉山(8:00)~三倉山(8:30)~(9:20)唐沢山(9:50)~林道(11:10)~稲荷神社(11:30)~養鱒公園駅(13:00)


本コースは、かなり前から気にはなっていた。昨年徒然草子さんの流石山の記事を見てムショウに行ってみたくなり、実現にこぎつけた。今回の3連休は、少々の雨でも出かけるつもりだった。
ところが、直前で連休初日が出勤となった。一日遅れで出発。

7/18
東武伊勢崎線で久喜に出て、初めて東北線に乗る。宇都宮乗換えで、黒磯駅に。曇天空のもと、バス乗り場のベンチに座った。バァさんが隣りに座る。一昨日は大雨。昨日はまぁまぁ。本日はドえらく暑いとの事。黒磯駅前をスイスイと出発したバスは、東北自動車道那須ICを過ぎたとたんに渋滞にはまる。
居眠りをしていると、那須ロープウェイ駅に着いた。付近は駐車場に入れない車でごった返していた。

ロープウェイ駅で段取りの悪いソバ屋でうどんを食う。イラツキながら食ううどんは、まずかった。うどんを食ってロープウェイ駅を後にする。下界は曇っているが、ここいらは晴れ間が出ている。峠の茶屋をやり過ごし登山道に入ると、大勢の人々が下ってくる。少し登ると森を抜ける。大汗が噴出す。

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おきまりの、朝日岳と明礬沢。


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峰の茶屋着。峰の茶屋の鎖は、穏やかな日には何の役にもたたない。思い出深い鎖である。

本日、北関東の山は、午後より雷雨との予報なので真っ直ぐに三斗小屋温泉に向かった。

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三斗小屋温泉、煙草屋さん。

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同じく大黒屋さん。本日はこちらに宿泊。

2時に大黒屋さんに入り、早速一っ風呂浴びる。

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そして、ビールをグビリと飲む。いいねぇ~。

そして、一眠り。遠雷の音で目覚める。軒先から落ちる雨だれの音が。いい風情だねぇ~。

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ここは、あくまで旅館。各部屋に夕食が運ばれるのだ。夕食を運んでくれたのは、かつて命がけで峰の茶屋を一緒に越えた従業員氏だった。

飯を食い終われば、することは無い。7時前にご就寝。


7/19
今日も寝過ごし、予定より30分遅れの4:30に出発。晴れてはいるが、朝から蒸し暑く、すぐに汗をかく。3本ほど沢を渡る。いずれも、やや水量が多く、足を濡らす。安物の新しい布靴に水が大量に浸入した。


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まずは、大峠を目指す。

大峠直下で笹が覆いかぶさり、全身ずぶぬれとなる。昨日の夕立のせいだろう。


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大峠。おきまりのお地蔵さん。

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そして、流石山を目指す。早くも、お目当てのニッコウキスゲが現れる。しかし、さっきまでの青空は何処絵やら!霧が去来する。

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それでも、ニッコウキスゲは咲いている。

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そこいら中に咲いている。


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時折、晴れる。あの頂の随分向こうに流石山の山頂があった。

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流石山を越え、大倉山に向かう。気分は明るい。

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沼原の調整池が見える。

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大倉山近くより。茶臼岳から雲が取り除かれようやく見え出した。

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三倉山手前の頂から派生する、男鹿山塊に繋がる尾根。


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三倉山を振り返る。山頂には新しい石祠と石の山頂標識があった。

三倉山より藪が深いとガイド本に出ていたが、完全に刈り払いがされ快適に歩けた。ここらより、草原は終わり。

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唐沢山山頂近くより。ようやく三本槍、旭から雲が取れた。会津二股山なども見えた。

三倉山山頂で「空沢山まで1時間30分」と書かれた標識が倒れていたが、どう考えてもそんなには時間がかからない。藪っぽかった時の名残か?今は1時間弱でゆっくり行ける。

唐沢山山頂に着いた時、旭岳、二股山に笠雲がかかっていたが、飯を食い終わる頃に一斉に雲が取り払われた。真下に位置する下郷町も良く見える。
ガイド本によると、ここから足探りの藪とあったが、刈り払いの行き届いた明瞭な道が続いていた。ただ、泥濘とした所が多く、これに参った。多くの人が歩いたのか、ぬかるんだ道がこねくり回され、歩きがたい。
後で知ったのだが、前日三倉山の集団登山があったようだ。コースは、大峠下から、本コースを辿るもので、バスで送り迎え付きのようだ。理想的にありがたい企画。マイカーの人々は大峠下から大倉山あたりで引き返しているようだ。

おいらは、泥道を恐る恐る下った。やがて左手に道に導かれる。沢型を九十九折れに下ると、アジサイの群生があった。美しいのだが、足元がぐちゃぐちゃで・・・。と思っていたら、いきなり林道に出た。思いもかけない事だった。ガイド本にも、ルートマップにも無い道だった。尤も、おいらの持っている資料が古すぎるのかもしれない。林道を歩くと、稲荷神社に着いた。ガイド本の登山口近くのようだ。

ここより、長い車道歩きが始まった。かんかん照り。
畑と水田が大きく広がる。下郷町の方々は農作業に励んでいた。

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振り返ると、那須旭岳が堂々と聳えていた。


足の裏が痛い。ふやけた足の皮がむけたのだろうか?
ようやく辿り着いた養鱒公園駅は無人だった。近くの酒屋でビールを買い、快速「鬼怒川温泉」行きに乗った。

鬼怒川温泉駅で、特急券を購入しようとすると、本日全列車満席とのこと。自宅は、遥かに遠かった。

山行日:2010.7.10
目的地:大岳
コース:西の湖入り口(9:10)~柳沢林道入り口~1502m(9:50)~1577m(10:20)~1741m(11:00)~1700m鞍部(11:15)~大岳北方(11:50)~(12:00)大岳(12:40)~南尾根~1605m~柳沢林道(13:50)~西の湖入り口(14:20)


今年はツユらしい梅雨になった。手帳に記入してあった中倉山、女峰山の予定が見送られた。そろそろ山に行きたいという欲求が蓄積されてきた。10日土曜日は曇り予報に変化した。ならば、この際出かけよう。曇り空なら、展望が期待できない藪山に行ってみよう。
そういう訳で、以前から狙っていた大岳に行くことにした。大岳と言っても、八甲田や奥多摩の大岳ではない。日光の藪山愛好家は、漏らさずこの山に出向いているようだ。たそがれオヤジさんも、先だって登っていた。どうやら、おいらはたそがれオヤジさんの追っかけになりつつあるようだ。

前日も帰りが遅く、早起きはできなかった。どうせ曇り空ならまぁいいワイ。と思っていたが、玄関から外に出ると青空が広がっていた。う~ん。ならば女峰山にするか。しかし、時間が遅すぎた。

外環道にのると武甲山が見えた。東北道にのると日光連山が見えた。しまったなぁ。
しかし、気分は明るい。
加川良の古い歌が自然と口づさまれた。

  一番電車を見送って~♪
  シャツの袖をまくり上げぇ~♪
  おんぼろ車に乗って~♪

赤沼の駐車場は、ガランとしていた。クリンソウが終わればこんなものか・・・。
ハイブリットバスの乗り場にも人は殆ど居ない。傍らのベンチでタバコを吹かせ、時間をつぶしていた。
すると、大型バスがやってきた。大量の小学生がバスからはきだされゾロゾロとこちらにやってくるではないか。あわてて、タバコをもみ消し、ハイブリットバスに乗り込んだ。結局小学生が乗り込みハイブリットバスは超満員となった。最後に乗り込んだ一般客のオッサンが目を白黒させた後、「小学生、全員起立!」の掛け声を発した。おいらは、個人的に大うけだった。オッサン曰く、「冗談です!」

西の湖入り口で小学生とともにバスを降りた。
巻き込まれたくないので、そそくさと歩き出した。

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今日の登り口。柳沢林道分岐点から発する尾根に取り付いた。目印等はなし。

いきなりの急登。寝不足のせいか足が前に出ない。体調が思わしくない。体の弱いおいらは、最低でも7時間は寝ないと青白い顔となるのだ。
藪は殆ど無し。テープ類も殆ど無し。尾根上には鹿道があり助かる。

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斜面が緩やかになると1502mに着いた。

高度計を修正し、磁石を合わせ直し出発。

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巨木の森。

尾根は細かく屈曲するが、忠実に尾根を辿れば大丈夫。1577m峰を小さく下ると再び急登となる。

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急登のうえ、巨木の倒木が折り重なる。腐りかけた倒木には先人たちが踏んだ痕跡が明瞭に残っている。

急登が緩むと、尾根は西よりに変わり、やがて小ピークに辿り着いた。高度計は1740mを示していた。
磁石をまたまた、セットし直し下る。すぐに石楠花帯となる。やがて、石楠花がやや密となる。左下に藪の空間が見えたので、そちらへ回避する。すると赤テープが現れた。赤テープを辿るとすぐに尾根に復帰した。赤テープが密にあったのは、この区間だけ。すぐに、1700m鞍部に着く。

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1700m鞍部付近より、ようやく大岳と思われるピークが見えた。

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1700m付近より宿堂坊山?

ここで、一服。風が通り涼しい。

体は重いが出発しよう。ひ弱な石楠花が散見されたが、石楠花の中に踏み跡があり、それ程苦労する事無く登れる。
そして、いきなり、目の前に超弩級の密なる石楠花が現れた。高度計を確かめると1810mを示していた。恐らくここが大岳分岐であろう。石楠花の細い木に足をかけ、前方を見渡してみたが、顕著な尾根を見出すことはできなかった。近いうちに、ここより白桧岳へ足を伸ばそうと思っていたが、予想以上の難路に思われた。この密度で石楠花帯が100mも続いたら、おいらの実力では突破できないだろうな。

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大岳北方の分岐より、木に足をかけ錫ヶ岳を見る。

なにしろ、石楠花と細身のモミの木が密生し、あたりの様子はトント判らない。磁石で方向を定め歩を進める。大岳方面の石楠花は勢いが少なく、かつ踏み跡が見つかり、それ程苦労しなかった。尾根にのっている事もすぐにわかった。10分ほどで赤リボンが多くかかる細長いピークに達した。三角点が見つかった。ここが、大岳山頂だろう。

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大岳山頂の三角点。意外にも、山頂を示すプレート類は無かった。

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山頂からの展望は、御世辞にも良いものではなかった。わずかに、樹間から大真名子・小真名子山?が見えた。

丁度12:00だった。汗で濡れたズボン・パンツを乾かそうと、ズボンを下ろすと、腹の辺りに芋虫君がへばりついていた。尺取虫クラスのやや大型のヤツだった。この野郎と、指でハジキ飛ばしてやった。フトドキ者めがっ!
昼飯を食い、少しばかり昼寝をした。

さて、帰りはどうしよう。予定では往路を戻るつもりであったが、小さなのぼり返しが厄介に思えてきた。ほぼ南に伸びる尾根を利用し1605mを経由して下ることにした。

細長い山頂ピークの南端に赤テープが巻いてあった。「ここより、下れ」ということか。磁石で方向を定め下る。はじめは、尾根型がはっきりしていて、何の苦労も無かったが、やがて平板な急斜面となった。藪は皆無。磁石を見ながら下ると、崖に出てしまった。やや東に方向修正すると赤テープがあった。広い斜面を大きく東へ西へ九十九折れに下った。時折テープを見かけ安心する。下に顕著な尾根型が現れた。これに乗ると1605mの石楠花ピークに着いた。一安心。
ここより、ダン広の尾根を下る。傾斜は緩く、藪も無く歩きやすい。柳沢川の瀬音が激しく聞こえると、予定通り崖記号の東側で柳沢林道に降り立つことができた。
千手ヶ浜から高山の肩を越え帰ろうと思っていたが、その元気も無くハイブリットバスに乗ってしまった。


時間はあり余っていたので、石楠花橋で下車し、戦場ヶ原の入り口だけ見て赤沼駐車場に戻った。


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石楠花橋近く。湯川。

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戦場ヶ原手前。

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戦場ヶ原。



朝の勇ましさは何処へやら。山中にて体調不良。眠かった・・・。
とは云え、大岳に登れたので満足はできた。

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