山行日:2018.11.23
コース:秩父鉄道桜沢駅(7:50)~鐘撞堂山(9:10)~北尾根経由~305m峰で詰まりかける~南西の尾根~円良田湖~花園御岳城(11:20)~五百羅漢~少林寺~善導寺~正龍寺~秩父鉄道寄居駅(13:10)


春に行った鐘撞堂山は自然林に満ちていた。紅葉も綺麗なのではないかと思い出かけてみた。少林寺近くの247m峰が花園御岳城である事を最近知ったので、ここを引っ掛けてみようじゃぁないの、と鼻息を荒くして出かけた。

秩父鉄道桜沢駅で降りたのは、俺一人。駅外の便所に駆け込む。


イメージ 1
八幡神社の脇が登山道入り口。


急な登りが緩むと八幡山。ベンチがあり、ここで朝飯がわりの菓子パンを食う。
小さな登り下りが続く。期待していた紅葉は寂しいものだった。まず、カエデ類が少ないのだ。あってもウリハダがチョボチョボ。



イメージ 2
紅葉の切り取り。




イメージ 3
まぁ、なんとか。



イメージ 4
一見ゴージャス。



イメージ 5
こちらも切り取り。



イメージ 6
おっ、と思ったが、多分植林の幼木。あと10年位かかるかも。



イメージ 7



イメージ 8
こちらも幼木。



イメージ 9
鐘撞堂山山頂から。


鐘撞堂山には2組5人ほどいらっしゃいました。展望用の櫓に上がると、西~南~東の眺めが良い。
ポツラポツラと人々がやってきたので、オサラバ。北側の尾根道に入った。「あんずの~ナンチャラカンチャラ→」の標識あり。


イメージ 10
薄暗い森となる。


しばらく行くと、道は、2.5万図にあるように左手に尾根を外して着けられていた。俺はどう言う訳か、その先の305m峰に寄りたくなったのだ(普段は、そう言う事は思いつかない。楽な道があればそれを選ぶ)。ところがどっこい、305m峰手前で、急坂に出くわし窮す。なんとか右手に活路を見出し登りきった。ここから南西に伸びる尾根に乗るつもりでいたが、尾根型が見つからん。当初、顕著な尾根なので踏み跡位はあるだろうと、たかをくくっていたのだ。濃密な森で、地図の感じと異なってかなりの急斜面だった。ここは305m峰ではないのではないかと疑心喚起となり、北へもう少し歩いてみたが、どんどん下り、ピークなんぞは現れない。戻る。
305m峰でタバコを一服。結論は、当然「道」に戻るだ。苦労して登った急坂を草を掴んで下ってみると、下った所から南西の尾根に乗れるような気がした。305m峰の西斜面を少しだけトラバースすると、尾根型に簡単に乗れた。な~んだ、と喜々として南西尾根を下った。青いスズ竹が散在する。いよいよ回復基調なのか?スズ竹が居ないと寂しいが、繁茂されると、それはそれで・・・。
左手から明瞭な道が合流。さっき見送った道だろう。ヘンな事を思いつかず、普通に道を辿れば良かった。
その後すぐに、道は右手に折れて行った。2.5万図には南西の尾根に道記号があるが、木の枝を積んで、「行けませんよ」の意思表示がなされている。俺は真っ直ぐに積まれた木の枝を越えた。明瞭とは言えないが、踏み跡様はあった。
と、右斜面を何かが転がり落ちて行く音がした。その後しばらく草をかき分けるような音が続いた。何者だ!俺は大きな声を何度も投げかけた。ヤツはどんどん下っているようだ。クワバラ、クワバラ。
いつしか、太い明瞭な道が現れた。な~んだ、道はちゃんとあるじゃぁないの。一安心。道は尾根の右側に着いていた。俺は念のため270m圏のピークに登った。登ってから道のある右の方へ進んだ。ん、磁石を確認すると真北に進んでいる。ありゃぁ~、だまされた。270m圏に戻る。
270m圏で磁石を当てると、進むべき方向に薄い踏み跡があった。
しばらく下ると237m峰との鞍部に達した。2.5万図では、道記号は235m峰で途絶えている。ここで、北側を見ると、明瞭な踏み跡があった。地図を見ると、浅く緩い沢形の先に道記号がある。しめしめ、この踏み跡を利用しようではないの。ゆねい斜面を下ると、湿った窪状に出た。廃屋が見える。窪状を越すと立派な道があり、これを辿るとすぐに円良田湖であった。



イメージ 11
薄暗い森から、明るい円良田湖に出た。



イメージ 12
湖畔道にて。



円良田湖畔を歩き、少林寺への道へ入る。少し登って峠のようなT字路に出る。標識は「左:少林寺」のみ。俺は右に行く。緩く登って、鳥居があって、横掘りのような所を土橋のようなもので通過して、2頭の狐の間を登ると、


イメージ 13
247m峰。花園御岳城の主郭のはずである。


247m峰は、なにかの宗教の石像が林立する所であった。聞いた事の無い神様の名前が石に刻まれていた。およそ城跡には似つかわしくない。あまりいい気分がしないので、すぐにオサラバ。



イメージ 14
五百羅漢の道を下って、



イメージ 15
少林寺。


鎌倉時代から室町時代にかけて北武蔵を席巻した藤田氏ゆかりの



イメージ 16
善導寺、




イメージ 17
正龍寺によって、



寄居駅に到着。



寄居駅前の蕎麦屋で蕎麦を食って帰途に着いた。




イメージ 18
正確性に欠けます。