山行日:2018.3.3
コース:秩父鉄道親鼻駅~ガスト親鼻店(8;40)~赤城神社~橋を渡る~藪入り~(10:00)長瀞右岸418m峰(10:15)~主稜線車道(10:40)~北進~塞神峠~仙元峠~植平峠~葉原峠~(11:40)小林山(大平山)(12:00)~521m峰(12:15)~283m峰(12:50)~183m峰~県道(13:15)~秩父鉄道樋口駅(13;30)


たそがれオヤジさんが、長瀞右岸の「小林山(大平山)」に登られた。俺は、10年位前に小林山の基部で、藪に覆われた尾根を見て、まぁいいかと思い、長瀞カントリークラブ東方の車道になんとか出て、金尾山に辿り着いた事があった。先月のたそがれさんの記事を見るに、「小林山に道あり」とでていて、もう一度訪れてみるかと思い、でかけた次第。


長瀞右岸の418mピークは、最近の俺のお気に入りである。大した所ではない。が、杉林少なく、道記号なし。派生尾根はどれも歩きやすそうに見え、体力的にもちょうど良い。いわば、身の丈に合った寂峰というわけだ。今回は、赤城神社の先の橋を渡った所からの支尾根を登ってみた。


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秩父鉄道親鼻駅で降りて、いつものようにガスト親鼻店に入店。これまたいつものように、派手な姿の婆さんが向かいの席で煙を吹かせていた。


車道を歩き、赤城神社へ右折。神社を過ぎて、橋を渡った所が今回の藪入り予定地。どうやら木工工場の敷地であるような、ないような。

藪入りは、こういう時が困る。おおっぴらに私有地に侵入するのはどうもねぇ~。網野善彦氏流に言えば、藪入り地点は「無縁」の地がよい。神社や寺や墓地だ。

今回の地点は、説明はむずかしいが、微妙な感じなのだ。とりあえず、広い削平地に入って、枝打ちの破材の堆積の隙間から尾根に乗った。


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広い尾根の末端には、こんなものがあった。「文化二年」とある。少しだけ「無縁」を感じ、ホットする。


初めこそ杉林の尾根だったが、いつしか雑木林となり、薄い踏み跡もあった。いい感じの尾根だった。すぐに暑くなり、フリースをザックにしまう。


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展望地より。中央に三宝山・甲武信ヶ岳・木賊山、右に両神山。



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展望地より。大霧山か。ピンボケ写真を白黒加工。


気持ちの良い尾根が、急となり、道型が消え、強引に登ると田野沢橋からの尾根に合流した。ちょうど谷草の最上部民家が見下ろせる所だった。
尾根通しに進む。


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418m峰手前にて。荒川が見下ろせる。



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418m峰手前にて。浅間山。



418m峰にはアッサリ着いて、煙をバキューム。ああっ、そうであった桜の木が多かったのだ。また、春先に来なくては。


ここから僅かに東進すると登山道が現れる。ユルユルと登って、主脈の車道に出た。


塞神峠で車道が2分。どちらかしらと地図を見ていると、オッサンが現れて2分の車道の中央の山道に入っていった。ああっ、そこかぁ~。

仙元峠、植平峠、葉原峠を通過し、



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小林山基部に到着。


10年前は、ここで右の道を行った。小林山に登るつもりであったが、小林山へは踏み跡は無く草藪だったと記憶している。たそがれさんの記録通り草藪など無く、踏み跡があった。やや薄めの踏み跡ではあったが、アッサリ小林山に到着。


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小林山(大平山)。


小林山もまた、何のヘンテツも無い山頂であったが、片側に雑木が広がる妙に落ち着いた所であった。ここで、昼飯とする。


さて、下りはどうしよう。草藪ボーボーだったら10年前と同じように金尾山に行くつもりであった。が、北側に明瞭な踏み跡が認められた。ならば、チト・イヤラシ系の下りではあるが、秩父鉄道樋口駅を目指してみようか。


小林山から北進。


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かなり明瞭な踏み跡あり。ただし、薄い所もあり。


521m峰からは尾根が2分する。町界の尾根に明瞭な踏み跡があったが、こちらは長瀞カントリークラブに突入してしまう。北西の尾根にもやや薄いが踏み跡があり、こちらを選択。雑木の明るい尾根を軽快に下れた。


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500m付近で、右手に長瀞カントリークラブがチラリと見えた。


ここから長瀞カントリークラブに沿った尾根上に明瞭な道が見えたが、地図を見ると下部がかなりややこしそう。西に下る小尾根を選択。ここから283m峰の基部までのルートファインデングが難しかった。地図に現れない小尾根と小谷が入り組んでいた。踏み跡が消えガケ地にでくわし、間違いを悟る。あたりを見回し、より明瞭な尾根を捜す。右側の小谷をトラバースすると踏み跡が現れる。念のためGPSのスイッチを入れる。このGPS、全く信用がおけないのだが、今回は、俺の希望通りの位置を示していた。

無事283m峰の基部に降り立つと、北側に明瞭な道があった。おそらく276.3m峰に続く道だろうと想像した。今回は283m峰に登った。


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283m峰に到着。好展望地。



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283m峰を西に下る。道型明瞭となる。



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傾斜が緩んで、道は益々明瞭化。


当初、南側の林道記号に降りようと思っていたが、道は益々よくなり、方向も良いので、谷筋の林道には下りずに、緩やかな尾根道を北西に進んだ。


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らくちんの尾根道だった。


最後は、突如として道が無くなり、JA長瀞菌床椎茸センターの裏に出た。草叢を乗り越すと県道に出た。



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荒川を渡ると、秩父鉄道樋口駅は近かった。



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小林山からの下りルート。



県道に出る手前、最後のフィニィシュが、いただけなかったが、久しぶりに楽しい山歩きができた。小林山の北面、西面に、また遊びに行こうっと。