山行日:2017.4.2
コース:秩父鉄道親鼻駅~(8;10)ガスト親鼻店(8:30)~強石~321m峰・千馬山城(9:20)~ハギノソリ峠~古峯神社(10:20)~車道四差路・藪入り~上部車道~皇鈴山(11:20)登谷山分岐~東秩父村・花桃の郷(12:20)~大宝バス停(13:10)~県道~鉢形城(14;00)~東武東上線寄居駅(14:30)


寄居町末野の裏山に花園城という藪城がある。
武蔵七党横山党系藤田氏の本城であろう。鎌倉幕府御家人から室町時代には関東管領山内上杉氏の四家老の一人となる。北条氏台頭以前は、男衾郡、榛沢郡、幡羅郡、秩父郡の一部を領有。北条氏が北武蔵を席巻した頃に、北条氏邦を藤田重利の娘福の女婿として天神山城に迎え入れた。
なお、猪股党猪股氏(小田原征伐の一因となった沼田城代を輩出)とは同流である。

関東管領上杉憲政が北条氏に圧迫され越後に去った後、長尾景虎が関東に乱入した。この際、北関東の諸領主は皆長尾氏に組みしたと言う。北武蔵も同様であった。

しかし例外もあった。藤田氏庶流の用土新左衛門である。長尾景虎が帰陣後、北条氏は北武蔵の諸城を再び撃破。その先兵となったのが、千馬山城の用土新座衛門だったらしい。

などと、本に書いてあった事をくどくどと。

というわけで、用土新左衛門の千馬山城と北条氏邦の鉢形城を結んで歩いてみようと思ってしまったのだ。



今日は、親鼻駅で降りたのは俺だけだった。慣習となりつつある、ガスト親鼻店に入店。ラザニアなどを食す。


強石の爺さんに挨拶せねばと思っていたが、本日は姿なし。爺さん宅前から千馬山城への道を辿る。


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三沢川畔にて。


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千馬山城の登りにて。


一汗かいて、


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千馬山城主郭=龍ヶ谷城=321m峰に到着。


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龍ヶ谷城=千馬山城案内板。


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千馬山城近くから。中央の皆野・寄居有料道路の左手の尾根を先日歩いた。右の山は釜伏山付近か。


千馬山城からハギソリ峠に向かう。一度歩いているので、なんの不安もない所。杉林が少なく気分が良い。


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ハギノソリ峠を通過し、2.5万図にある神社記号の古峯神社に到着。アンパン1個を食う。


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穏やかな尾根を進む。


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武甲山が白く見えた。両神山も白くなっていた。


一旦車道に出て、変形四差路の所で、目の前の尾根に入る。やがて急斜面となる。木につかまりながらヒーコラ言って耐えると、再び車道に出る。目の前に皇鈴山の標識に従い緩く登ると、


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皇鈴山山頂。両神山が真冬よりも白く見えた。


アンパンを食って、オサラバ。


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皇鈴山付近より、花桃祭り会場。ズームを一杯にして。


登谷山に登ろうと思っていたが、なんとなく面倒になり、直接花桃祭り会場に向かうべく、車道を下った。


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花桃祭り会場(東秩父村大内沢地区)。



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花桃祭り会場にて。


花桃祭り会場を上から下へ進む。
そこそこの天気に恵まれ、春の花を満喫した。

下部は車の大渋滞。

県道に出て、大宝バス停に到着。
1時間以上のバス待ちだ。うへっ!
まぁいい、はじめから歩くつもりだったのだから。



八高線の踏切を渡って、


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鉢形城到着。



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鉢形城にて。エドヒガン桜。


橋のたもとの蕎麦屋に寄ろうとしたが、休業中との事。ガッカリ。


寄居駅に着くと、東武東上線の小川町行きが出発直前。ピールも飲まずに電車に飛び乗った。



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