山行日:2017.2.25
コース:東武東上線武蔵嵐山駅=バス=せせらぎバスセンター(8:30)~堂山東方の村(?)道~(9:00)堂山(9:20)~雷電山(10:00)~行風山(10:40)~御岳297m峰(11:20)~少し戻る~大峰山(11:50)~少し戻る~2.5万図・小北への道を捜す~小北入り口バス停(12:50)~矢ノ口バス停(13:10)=バス=東武東上線小川町駅



前回雷電山を下り、桃木地区から眺めた堂山の尾根が、なだらかに美しく見えたので、ここを歩きたいと思っていた。堂山へは道があるとHIDEJIさんから教えていただいたので、その気になっていた。



イメージ 1
都幾川を渡る。右手に見えるのが堂山かなぁ~。



車道が小さな峠を越える手前で左手の小道に入った



イメージ 2
あった、あった。堂山への指導標だ。



イメージ 3
竹がせり出す道を登る。


熊の出没の気配があるらしく、雷電山への通行は禁止との事。道には「村道」とあるので、熊による被害があっても村では責任を負いかねます、と言う事だろうと理解した。


イメージ 4
やがて、良く踏まれた山道となって、堂山に到着。展望はさしたる事はない。小広い山頂だった。


暑くなったので、フリースを脱ぐ。今日も朝飯がわりの焼きソバパンを食った。ここで、ゆっくりした。


さて、先へ進もう。ここから雷電山までが本日のハイライト。



イメージ 5
思ったとおり、緩い傾斜の歩きやすい尾根だった。



イメージ 6
雷電山の肩のあたりから、堂山の尾根を見下ろす。


イメージ 8
雷電山が樹間から見えた。


いい道が続き、少し傾斜が強まると、


イメージ 7
雷電山に到着した。


ここから御岳山までは、つい最近歩いているので記憶に新しい。


道標は無く、尾根通しの道を辿る。
途中、複数の林道が入り組み判りずらい所がある。


イメージ 9
行風山の肩から雷電山が見えた。


イメージ 10
主尾根から外れている行風山に立ち寄った。


御岳山に向かおう。


イメージ 11
御岳山・大峰山分岐にある、ゴルフ場による「発泡禁止」の看板。


ここは、一旦御岳山に進む。5分で、


イメージ 12
御岳山に到着。


そして、大峰山分岐に戻った。はじめこそいい道だったが、しだいに怪しくなってきた。道は尾根形をはずれた。T字路に出くわす。右に行ってみるとなんと林道らしきものが見え、戻る。左へ行くと沢形が現れ、


イメージ 13
ゴルフ場の施設だろうか?


取り敢えず、鉄扉の右手の沢形を渡る。赤テープが見え、


イメージ 14
こんな感じの所を無理やり登った。


イメージ 15
やがて道がはっきりして一安心。



イメージ 16
どうやら、ここが大峰山のようだ。山名板は無かった。


大峰山に着いたが、山頂を示すようなものは無かった。
一服後、もと来た道を少し戻る。赤テープがたくさんつけられた所が、2.5万図記載の点線道の入り口なのだろう。小北、田向方面に下るために、ここを南に進む。道らしきもの無し。広い尾根に乗り、少し進むと小道が現れた。赤テープもある。赤テープを追う。すぐに東へ転進するはずであるが、小道と赤テープにその気配は無い。違うな。と、思った。このまま南下しても小北地区の神社記号付近に出られるかもしれないが、2.5万図の破線道を追う事にしようと、戻る。東斜面を見ながら戻るも、道型は発見できず。


イメージ 17
なだらかな沢の源頭部に少し入ってみると、明瞭な道形を発見。黄色のプラスチックの杭があった。



これか。とニンマリしたのも束の間、道は消えた。磁石で南南東方向に進む。若干の藪だが、まだ余裕あり。おっと、道発見。右に行ってみると行きずまり。左へ行く。やがて杉林となる。いつしか、道型を失った。前方には濃密な竹林が見えた。

とんでもなく濃密な竹林で、しかも倒竹多し。薄い所を捜して右往左往。左前方に、一瞬屋根のようなものが見えた気がした。そちらに向かうが、今は見えるのは竹ばかり。



イメージ 18
やつとこさ竹藪から解放されたのが、こんな所。


鉱山なのか採石場なのか判らないが、上の写真のような所に飛び出した。ヤマ勘で右へ進むと、運よく車道にでた。車道を下ると民家が現れる。民家のオッサンに「大峰山に登る道はありますか」と聞くと、「知らないねぇ~」との事。

なおも下ると「小北入り口バス停」を発見。ここが小北地区である事を知る。一応、予定コース近くを歩いていたのだろう。


バスの時刻表を見ると、次のバスまで40分待ち。少し歩こう。



イメージ 19
道々にて。


矢ノ口バス停から、小川町の駅までバスに揺られる。


堂山から雷電山の尾根は、予想通り美しい尾根だった。

御岳山から大峰山のルートは、ゴルフ場の影響なのか、尾根通しに歩けず、鞍部付近が少し判りずらい。

大峰山の下りは、2.5万図記載の小道記号を辿る事はできなかった。むしろ真南に尾根上を小北集落方面に向かう方が余計な事を考えずに下れるかもしれない。



それにしても、ときがわ町のバスシステムはよろしいのである。「せせらぎバスセンター」を起点に、越生駅、明覚駅・武蔵嵐山駅、小川町駅に通じている。また「せせらぎバスセンター」からはさらに奥地の集落へ何本かの路線が通じている。乗り継ぎ料金は、わずかなものである。本数も山間路線としては不自由を感じない程度にある。

このバスシステムを永く継続していただきたいなぁ~。