山行日:2017.1.28
コース;下深沢取り付き・260m付近(8:00)~ワナの標示多数あり・撤退~上深沢(9:00)~主尾根350m付近(9;25)~(9:45)442m峰(10;00)~南西尾根に引き込まれる~復帰~(10:45)高峯(11;10)~高峯西方490m付近の林道様を北に下る~県道(11:30)~下深沢(11:50)


茂木町の高峯北尾根を辿ってみようと、茂木町石沢の南方1kmの下深沢地区から歩き始めた。駐車地の脇に「ワナあり」のビニールに入れられた紙がぶら下がっていた。歩く方向と違う位置にぶらさがっていたので、まぁ大丈夫だろうと思っていた。ヤブを掻き分け尾根上を目指した。すると左手にヤブの薄い所を発見し、そちらに向かう。と。


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またまた、「ワナ」の標示が。


う~ん、ど~すんべ。

目も悪いし、体の動きも鈍いし、おまけにボンヤリ歩いている事が多い。ずッ~と下を見ながら歩くのはツライではないか。今日も撤退じゃ~。


撤退といっても時間が早すぎる。
車に戻って、地図を見る。今日は予定コースの刷り出ししか持ってきていないので、この周辺しか歩けない。こうなると、あまり難解なコースには行く気がしない。単純明瞭がいいだろう。そんな訳で、より高峯に近い、上深沢地区からの破線道から高峯に向かってを歩く事にした。


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矢印のように歩いた。×は当初の予定コース。


上深沢地区は発見できたが、駐車地がみつからない。狭い車道を車で行ったり来たり。結局県道に出て、少し広めの路側に車を留めた。山靴を履いていると、軽トラックがスーッと停まって、中のオッサンがキビシイ顔つきで、「あんた、ここでなにやってんの」と聞いてきた。これまでの事情を説明すると、「高峯はもっと南から登るんだけどねぇ~」「えっ、あの辺に道無いっすか?」と指をさすと、「ああっ、昔の道ね。近頃、不審者が多いもので」との事。ムムムッ・・・、俺は不審者なのか!

とりあえず、オッサンからはお許しがでたようで、橋を渡って取り付きへ向かった。
しかし、2.5万図にある道は、民家の庭先に通じているように見える。さきほど来、地元の方に不審者として見られているようだ。ここで、民家の庭先に闖入する事は許されまい。などと思いつつ、躊躇していると、さっきのオッサンの軽トラが再びやってきた。一瞬、ヤバイと思ったが、オッサンは車の中から指をさして、「ソコソコ、そこだよ」と合図を送ってくれたのだ。俺は安心して、その道に闖入した。
オッサンありがとう。


てな、わけで、山に取り着く前に、イロイロと葛藤があったのだ。
結局、道は民家の庭先を通ること無く、奥へと続いていた。


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登り出し。こんな雰囲気。



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高峯北尾根の主脈に出た。こんな雰囲気が好きなのだ。



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少ない色ものなので。

442mの急登で、踏み跡を失うが、ヤブ薄く問題無し。ただ、上に歩けばよい。


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442m付近。あまり見かけない石祠の形状。丸みを帯びている。


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442m峰到着。平坦地。


442峰はyamasanpoさんの記録から、切り開きの平坦地である事を知っていた。が、その先に落とし穴がある事は知らなかった。
一服後出発。目の前に見える踏み跡を進む。ん、樹間の先に山が見えん。地図に磁石を当てると方向違い。どうやら南西に下る尾根に入り込んでしまったようだ。山腹をトラバース。かすかな尾根型に辿りつき磁石をあてる。鞍部に着いた所で踏み跡が現れる。442m峰からの下りは濃い踏み跡は無いかもしれない。


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やや急な斜面となって。


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高峯に到着。


前後して、3組が山頂に到着。栃木100の話をしているようだが、俺は不参加。


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お決まりですが、吾国山、難台山方面。


那須、高原方面の白い山が見えた。男体山も樹間からいつも以上に白く見えた。


自分以外の人々は皆様、雨巻山から来て、そちらの方へ戻るようだ。俺はどうしよう。朝のつまづきから、短いコースに変更した影響で、短時間で高峯に着いてしまった。地図を見る。どうするか決まらないうちに雨巻山の方へ歩き出してしまつたが、すぐ先の地図に乗っていない林道を見て、そちらに下る。林道としては急な道だったが、短時間で県道に出てしまった。


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林道を下った。


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県道にて。


県道を北上し、駐車地に戻った。



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右に高峯、左に442m峰。



駐車地にて、ササッと靴を履き替え、ササッと車を出した。不審者の嫌疑をかけられる前にこの地を去った。



余りにも、短い歩きだったが気持ちの良い尾根でもあった。

時間が早いので、下道で帰ろう。

そうだ、真壁城によってみようではないの。