山行日:2016.12.24
コース:東武東上線小川町駅=バス=落合バス停(8:40)~槻川を渡る~笠山に続く尾根に乗る~370m付近鉄塔(9;20)~393.2m地蔵岳(9;50)~観音山手前420m付近・通行止め(10;10)~420mをキープし南下を試みるも鉱山のヘリに出る・撤退(9:30)~地蔵岳~地蔵岳西方の尾根を下る~坂本バス停(11:40)~和紙の里バス停(12:30)=バス=東武東上線小川町駅
コース:東武東上線小川町駅=バス=落合バス停(8:40)~槻川を渡る~笠山に続く尾根に乗る~370m付近鉄塔(9;20)~393.2m地蔵岳(9;50)~観音山手前420m付近・通行止め(10;10)~420mをキープし南下を試みるも鉱山のヘリに出る・撤退(9:30)~地蔵岳~地蔵岳西方の尾根を下る~坂本バス停(11:40)~和紙の里バス停(12:30)=バス=東武東上線小川町駅
前回、タカハタ経由で笠山まで歩いてみた。その時、地図を見ながら気がついた尾根がある。大内沢川と槻川の合流点、落合地区から長々と笠山付近に伸びる尾根だ。ちなみに大内沢川の上流は「花桃の里」である。昭文社の地図を見ると観音山の先に「ケイ石採掘場」と点が打たれている。2.5万図を再確認すると、観音山の南に数百mにわたって人為的なガケ記号が標されていた。ここの通過に手間取る事があるかもしれないと思い、今回はクソッタレGPSを持参してのぞんだ。が、結果は撤退となった。ケイ石採取場は2.5万図よりはるかに広がっており、観音山北側に及んでいた。
いつも通り、小川町の駅でクソをして、コンビニの灰皿でタバコを吹かしてから「白石車庫行き」のバスに乗った。座れなかった。
落合バス停で下車。
落合バス停で下車。

落合バス停を少し南に歩き、小さな橋で槻川を渡る。
橋を渡って真っ直ぐ進むと、右上方に墓地が見えた。墓地の脇から藪入り。なんか、墓地の脇から藪入りする機会が多いのだが、俺だけ?
墓地から東側に斜上するとなだらかな尾根に出た。

なだらかではあるが、アオキかなんかの常緑樹がうるさい。
アオキを掻き分けつつ進むと10分ほどで、藪から解放された。さらに進むと西側から小道が合流し、以後道型がはっきりしだした。東電の黄色ポールがあり、土留め状の階段となり370m付近の鉄塔に出た。
坊庭地区方面への明瞭な尾根は要注意。道型ありとは雖も薄い。磁石を当ててクリア。少しばかりテープ類が散見される。
坊庭地区方面への明瞭な尾根は要注意。道型ありとは雖も薄い。磁石を当ててクリア。少しばかりテープ類が散見される。

地蔵岳393.2m峰に到着。ん、山名板は393.1mになっている。複数山頂標識があったが、いずれも393.1mになっていた。まぁ、いいか。
しばらく歩くと、

予定してから、どのくらいたったのだろうか。

どっか~ん。
ムムムッ・・・・。ずいぶんと早いおでましじゃぁないの!昭文社の地図では観音山の先に印がついていたのに。まだ観音山の姿すら拝んでいないのに。
上の写真の看板の先に少しだけ侵入してみると、

こんな景色が広がっていた。
すでに足下はケイ石採掘になっていたのだ。尾根通しに歩く事は「まかりならん」と言う事か!
看板に戻る。
看板に戻る。
GPSのスイッチを入れてみた。どうやら現在位置は420m圏。観音山までは200m足らずの距離だ。地図をみて、420mをキープしながら尾根の西側をトラバースし観音山方面に向かう事にした。
高度計を見ながらトラバース開始。すぐに急斜面の密林に突入。もがきながら進むと、すぐに、アレレレ・・・、密林が失せて、ケイ石採掘場のヘリに出てしまった。廻りを見回すも観音山の姿は無し、急な下りが進行すべき方向に続いている。
地図を見る。こんなヒドイ下りは地図には無いワサ。観音山は何処へ行っちゃったのか?開き直ってケイ石採掘場のヘリに沿って北上。すぐに元の看板に戻る事ができた。
高度計を見ながらトラバース開始。すぐに急斜面の密林に突入。もがきながら進むと、すぐに、アレレレ・・・、密林が失せて、ケイ石採掘場のヘリに出てしまった。廻りを見回すも観音山の姿は無し、急な下りが進行すべき方向に続いている。
地図を見る。こんなヒドイ下りは地図には無いワサ。観音山は何処へ行っちゃったのか?開き直ってケイ石採掘場のヘリに沿って北上。すぐに元の看板に戻る事ができた。
腰を降ろして一服。
どーすんべ~。
地図を再確認。もう一度再チャレンジして観音山を越えられたとしても、その先にも人為的ガケ記号が続いている。最早これまでだな。
どーすんべ~。
地図を再確認。もう一度再チャレンジして観音山を越えられたとしても、その先にも人為的ガケ記号が続いている。最早これまでだな。
撤退じゃぁ~。
どうやって帰ろうか。
最も楽に帰れる方法を考えた。
最も楽に帰れる方法を考えた。
どうやら地蔵岳西方の尾根が緩やかだ。途中から北進して沢筋に降りればいいだろう。
地蔵岳に戻る。
GPSのスイッチをまた入れた。
磁石をセットして西進。うまく尾根に乗れた。
磁石をセットして西進。うまく尾根に乗れた。

やや薮っぽいが大した事はない。

ここで、北へ転進すべきかな、
と思ってGPSを見ると、もう少し西進せよと言っている。そんなものかと思いさらに西進。斜面がいやに急なので、おかしいと思いGPSを確認。いいらしい。
このGPSは、クソッタレGPSだよ。信じちゃぁいけませんヨ。
このGPSは、クソッタレGPSだよ。信じちゃぁいけませんヨ。
と言う訳で、高度計を見ながら登れ直して、磁石を見て北へ転進。斜面が急になった所で東進。竹林となる。竹を掴みながら沢(沢向沢)に下ると、

こんな所があって、対岸に道があった。
広い道を下ると、東秩父村西小学校の脇に出て、車道には坂本バス停があった。
時刻表を見ると、なんと10分前にバスは行ってしまっていた。しかも次のバスは2時間待ちだった。
食堂でも無いものかと見まわしたが、何も無し。しかたがない、歩こう。
結局、「和紙の里」まで歩いた。ユネスコ文化遺産に登録された東秩父村・小川町の「細川和紙」にちなんだ施設なんだろう。ソバ屋は満席。ラーメンを食った。バスの時間はまだ先だ。物産販売所に行ってみた。特に物産には興味無し。
ところが、なぜか本が3冊置いてあって、それが俺のお好みの本であった。
ところが、なぜか本が3冊置いてあって、それが俺のお好みの本であった。
「戦国の境目 秩父谷の城と武将」2500円。
「北条氏邦と鉢形領支配」1800円。
「武蔵松山城主 上田氏」1800円。
「北条氏邦と鉢形領支配」1800円。
「武蔵松山城主 上田氏」1800円。
いずれも地元東秩父村出身の方の本だった。上記2冊を鼻息を荒くして購入。
ようやくやってきたバスに乗り込み、「戦国の境目~」を読みふける。気がつくと居眠りをしていて、小川町の駅に帰着。
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