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山行日:2016.6.19
目的地:都幾山
コース:小川町駅=バス=パトリア小川バス停(7:20)~槻川を渡る~車道を東へ200m・尾根取り付き~160m圏P~260.1m峰(8:15)~289.8m峰・士峰山・畠山重忠公お墓発見(9:00)~318m峰~338m峰(10;00)~328.4m峰~460m峰・八克山?(10:45)~林道(10:50)~539.5m峰・金嶽(11:10)~462m峰~(11:40)都幾山(11;55)~慈光寺観音堂~慈光寺~慈光寺入口バス停(12:45)=バス=せせらぎバスセンター=バス=武蔵嵐山駅


館川と金嶽川の間に長々と横たわる尾根がある。この尾根を辿って都幾山に登ってみようと思った。


ちなみに両川とも槻川に合流し、さらに下流で都幾川と合流する。この合流点に畠山重忠館跡と言われる菅谷館跡がある。


都幾山への道記号は、2.5万図にはあるが、昭文社の地図にはない。2.5万図にあって、昭文社に無い場合は、大抵廃道以下の状況の事が多いが、ここにはキッチリと道があった。その事は、あらかじめHIDEJIさんの記録を見て知っていた。
ただ、館川と金嶽川の間の尾根に道があるのかは知らなかった。結果としては、道はあったが、登りに使うにしても迷いやすい尾根道であった。


バスを「パトリア小川」で降りた。ここは入浴施設のようだが、俺は使った事がない。車道の向こうは腰越城榎戸口がある。ここは、歴史遺物の宝庫である。俺は道を左折。


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槻川を渡る。奥に笠山。少し上流で館川が、下流で金嶽川が合流しているはずである。


槻川をを渡って車道を左折。少し進んだ所で藪入り。お散歩中の老夫婦に見られたようだが、何食わぬ顔で斜面を登る。


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すぐに墓地に出くわす。


墓地の裏手の藪に突入。斜上して尾根に出る。一応本日最初のピーク160m圏を踏む。道らしきものはなし。ただし、藪は薄い。磁石をセットして出発。


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二つ目のピークを越した鞍部130m圏にて。ここから東西に踏み跡あり。進行方向の尾根にも踏み跡が現れる。


ピンクテープ、青リボンが濃厚に現れる。後で判ったが、登山道を示すものでは無く、作業用のものと思われる。

260.1m峰には三角点があり、高度計をリセット。
にもかかわらず、ここでルートミス。南側の尾根に引き込まれる。2.5万図に道記号がないのだが、明瞭な踏み跡とテープがあった。途中で磁石の方向と違う事に気が付き、260.1m峰に登り返した。あらためて慎重に磁石をセット。磁石の方向に道型見えず。仕方ない磁石を信じよう。藪の中を下る。尾根型が現れん。あたりを観察。ムムムッ・・・。両サイドに尾根型が見える。残り少ないニューロンを繋ぎ合わせた結果、左手の尾根を選択。踏み跡が現れた。

道ありと雖も、地図と磁石に首ったけ。斜度が緩いのが救いなのか。そして、暑い。


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いくつかのピークを越えて。



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289.8m峰に到着。士峰山とある。そして、なにやら背後に建物が。



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なんだ、なんだと正面に廻り込む。



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おおっ、畠山重忠公のお墓ではないか!



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お堂の中に、畠山重忠公の墓石があった。



畠山重忠公のお墓は埼玉県内、その他県外に何ヶ所かあるようだが、まさかここにもあるとは。
ここで、水をガブ飲み。またたく間にヘルシア茶540mlが消えうせた。汗ダクである。日射しが無いのは、せめてものナグサメか。

屈曲の多い尾根を慎重に進む。



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送電鉄塔台地より笠山。ここらへんでは、笠山が一番目立つ。



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338m峰に到着。



338m峰は、道迷いしやすそうだなと思っていた。現地に行ってみると、西側赤木地区に向かって明瞭な道が着いていた。しかし、植林で見通しが利き、磁石の方向にも明瞭な道があり、判り易い所であった。



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杉林は比較的少なく、雑木林もある。であれば秋にも来たい所。


明瞭だが、枝道と本道の区別がつきにくい尾根を磁石にたよって歩く。小さな登り下りがある。大岩を右から巻いたりして、460m圏のピークに辿り着いた。八克山○○と書かれたテープあり。○○が達筆過ぎて読めない。


八克山○○からわずかに降下すると林道に出た。


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タバコを吹かせていると、バイクの兄ちゃんが走り去って行った。



林道をわずかに東に行くと、尾根に戻れる踏み跡があった。


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本日の最高点539.4m峰には、金嶽の標識があった。ここからは、踏み跡完全明瞭化。


金嶽から東進。都幾山を目指す。


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いい道だ。



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冠岩の解説板。



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冠岩。



冠岩のすぐ先で、またもルートミス。階段の急降下となり、誤りに気がつく。戻る。このあたり、道はよいが、都幾山への道標はない。



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待望の都幾山に到着。


予想はしていたが、都幾山は何のヘンテツも無い所であった。「ときがわ町」が「ときやま町」と言わないのも何とはなしにうなずける。


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都幾山北面。でも秋は綺麗かもネ。


都幾山から東南東に伸びる尾根には、2.5万図、昭文社とも道記号は無いが、立派な道がある。HIDEJIさんの記事で道がある事は知っていたが、これほど明瞭な道だとは思っていなかった。


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東南東の尾根を下ると、慈光寺観音堂に着いた。


あとは、寺域の案内に従って、


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慈光寺に到着。


慈光寺はかなりの古刹であり、かつては広大な寺域を誇っていたという。秩父平氏河越氏の一族からも慈光寺に入った人もいる。

最近は、神社女子、お寺女子なる類いの人々が増えているらしいが、ここにもいらっしゃいました。汗みどろの俺は、居所も無く、スゴスゴと退散。



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慈光寺にて。



慈光寺より、車道を下る。



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道々にて。板碑群。




やはり、山は低い。30分足らずの車道歩きで「慈光寺入り口」バス停に着いた。小雨が降ってきた。折よくバスがすぐにやってきた。爺さんが一人だけ乗っていた。


「せせらぎバスセンター」でバスの乗り換え。ここは「小川町行き」「明覚・武蔵嵐山行き」「越生行き」の各バス路線が集中。乗り継ぎも良く、不便さは感じない。


10分の乗り継ぎ時間の間に、濡れた下着とシャツを取り換えた。やってきた「武蔵嵐山行き」のバスには俺以外だぁ~れも乗らなかった。