山行日:2015.4.19
目的地;一工場谷の山葵田、蕎麦粒山
コース:浦山大日堂バス停(7:10)~広河原・逆川林道~山葵田作業道(8:20)~下部山葵田~中部山葵田~上部山葵田~最上部山葵田~一工場谷枝沢に迷い込む~小尾根~蕎麦粒山北尾根1400m付近(11:10)~(11:20)蕎麦粒山(11:40)~仙元峠(11:55)~仙元尾根~浦山大日堂(14:10)
目的地;一工場谷の山葵田、蕎麦粒山
コース:浦山大日堂バス停(7:10)~広河原・逆川林道~山葵田作業道(8:20)~下部山葵田~中部山葵田~上部山葵田~最上部山葵田~一工場谷枝沢に迷い込む~小尾根~蕎麦粒山北尾根1400m付近(11:10)~(11:20)蕎麦粒山(11:40)~仙元峠(11:55)~仙元尾根~浦山大日堂(14:10)
今日もお気楽に、一工場谷から蕎麦粒山に登ろう。本コース、過去に2度程歩いて困難な所は無い事を知っていた。ここいら辺は春に歩いた事が少ないので、春の気分を味わう事と、昨年の大雪の被害をこうむったであろう一工場谷の山葵田の様子を伺う事を目的として出かけた。
まさか、途中でルートをはずし、冷や汗をかくはめになるとは思ってもいなかった。
出発地点の浦山大日堂に他の車が停まっているはずは無い。車を降りて、鼻をヒクヒクさせたが、正露丸の臭いはしなかった。かすかに焚き木の臭いは感じた。
広河原・逆川林道を上流に向かって歩く。所々に車が停まっていて、川の方をみると、釣り人がポツリポツリと見下ろせた。

広河原谷には桜が咲いていた。
林道沿いにあるオッチャンの小屋を遠目に覗くと、奥でオッチャンが握り飯を食っていた。ご挨拶しようかと思ったが、なんとは無しにはばかれて、通過してしまった。う~ん、俺は情けない人間だのぉ~。
取り敢えず、オッチャンは元気そうだった。
取り敢えず、オッチャンは元気そうだった。
山葵田作業道に入る。ここにも何人かの釣り人がいた。
途中の東電鉄塔巡視道用の橋は無くなっていた。対岸にむなしく東電の黄色いポールが立っていた。

二工場谷出会い。新しい橋が架けられていた。

一工場谷下部の難所。桟道は一部が新しくなっていた。

一工場谷最下部の山葵田には山葵が植えられていた。

山葵田からこぼれ落ちた山葵には花が咲いていた。

一工場谷中段の山葵田も健在であった。
オッチャン、ガンバッテいるねぇ~。
しかし、上段は乾燥していた。

谷には、ツツジが点在していた。

ここから山葵田作業道に倒木が目立ち、道の整備はされていない様子。

穏やかな一工場谷を登る。
最上部山葵田は、完全に放棄されたようだ。営々と築き上げられた石積みだけが残っていた。余りに悲しく、写真は撮らなかった。見上げれば、曇天に東電の高圧線が覗いていた。

変わって、こんな花がたくさん咲いていた。余りに地味な色合いは、永遠の秘密の花園かもしれない。
最上部山葵田からは、道は無くなる。おおよそ右岸に沿って歩いた。

おおっ、青空が広がったではないか!
呑気に歩いた。
すると、見慣れない渓相となり、上の方が登り難いように感じられた。しまったなぁ~。本谷をはずしてしまったようだ。仕方ない、左手に見える小尾根を登る事にしよう。
所が、この小尾根がとんでもない急斜面であった。二足歩行不可。両手を着いて進む。さらに急になり、柔らかい地面につま先を蹴り込んで何とか登る。

上の写真は緩斜面に映っているが、とんでもない急斜面。ここは朽木に掴まり登ろうとしたが、登り切れなかった。朽木にしがみ付き、ソロソロとバック。
鹿道を見つけ、何とか朽木の上に出た。そして、そこには鹿の角が転がっていた。
高度計を見ると1400m近い。ムムムッ、随分蕎麦粒山に接近してしまったようだ。予定では日向沢の峰との最低鞍部1360m付近に出るつもりだったのだが・・・・。

おおっ、上に都県境尾根が見える。ここも、とてつもない無い急斜面で、中々登り着かない。
やっとの思いで登り着いた尾根。右手に蕎麦粒山が見えるはずであったが、そんなものは無かった。

なんと、左手に蕎麦粒山らしきものが見えるではないか!
ナンダ、ナンダ、と頭が混乱する。
タバコを一本吹かして、ようやく気がついた。ここは蕎麦粒山北尾根ではないかと!
取り敢えず蕎麦粒山らしき山体に向かう。
取り敢えず蕎麦粒山らしき山体に向かう。
ゼーゼー言って登る。

そして、北尾根から5分で蕎麦粒山山頂に達した。疲れたぁ~。
山頂にはお一人。川乗山に行くと言っていた。
それにしても、随分大胆にルートをはずしたものだ。お気楽、呑気に歩いて、全然地図もコンパスも見ていなかった。初めて訪れた時は、地形図を見て、その等高線密度から、絶対に蕎麦粒山の北斜面に近づいてはいけないと注意して歩いたものだった。
それは、そうと、スズ竹の壊滅状態は驚くべきものであった。北尾根の上部などスズ竹の密生で急斜面を笹を掴みながら登ったものだが、一本たりとも無いのである。山頂から北尾根ルートも丸見えであった。
昨年までは、それでも白骨化したスズ竹が林立していたが、大雪の後に皆倒れてしまったのだろうか。
昨年までは、それでも白骨化したスズ竹が林立していたが、大雪の後に皆倒れてしまったのだろうか。
この変わりようは、異常過ぎる。花が咲いて枯れたのであれば、少しは発芽してチョボチョボ程度はあろうと思われる。鹿に食いつくされたのかねぇ~?そういやぁ~、鹿の角は落ちていたが、鹿は全然いなくなっちゃったねぇ~。糞は少しだけあったが・・・。
酉谷山も大平山も有間山も同じようで、広範囲でのスズ竹絶滅の原因はいったい何なのか?非常に気になるのですが!
酉谷山も大平山も有間山も同じようで、広範囲でのスズ竹絶滅の原因はいったい何なのか?非常に気になるのですが!
チョコパンを食って、お茶を飲んで、タバコを吹かせていたら、小雨がポツリ。さっきの晴れ間はとうに無くなっていた。あわてて、腰をあげる。

仙元峠。このはなさくや姫を祭る。このはなさくや姫ぐらい、一発変換しろよなぁ~。
仙元尾根を下る。この尾根もスッキリ、キッパリとスズ竹が全滅。

おいらのアイドル三つドッケ。そろそろ行かんとなぁ~。

桜が現れて、
例の急斜面を下ると、

浦山大日堂に降り着いた。
取り敢えず、一工場谷の山葵田は下部、中部は健在だった。次の機会には、必ずオッチャンに挨拶をしなければ・・・(汗)。
それと、地図と磁石をみなくちゃぁ~、いけませんよ。
いい年こいて、いまだに反省が多いなぁ~。
いい年こいて、いまだに反省が多いなぁ~。
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