山行日;2014.9.27~28
目的地:三条の滝、尾瀬ヶ原
コース;9/27 御池(9:50)~上田代(9:20)~ノメリ田代(9:30)~三条の滝(12:15)~平滑ノ滝~赤田代~ヨッピ橋~竜宮小屋(14:50泊)
9/28 竜宮小屋(6:30)~下田代十字路(7:00)~白砂峠(8:00)~白砂田代~沼尻(8:20)~浅湖湿原~大江湿原~沼山峠バス停(10:00)



裏那須の紅葉見物を目論んで、金曜日に三斗小屋温泉に電話をしたのだが、すでに満員との事。ガクッ。
あれこれ考えた結果、思い切って尾瀬に行く事にした。俺にとって尾瀬に行くのは一大決心であったのだ。


燧ケ岳はイヤと言うほど登った。至仏山しかりである。が、雪のある時期にしか行った事が無い。たった一度だけ、お付き合いで7月に尾瀬沼に行った事がある。沼山峠から行列に巻き込まれて、沼尻で引き返した事がある。以来全く行っていない。尾瀬ヶ原はアコガレの地であったのだ。(俺は湿原好きなのだ。)

桧枝岐スキー場の便所の前に車を止め、竜宮小屋に電話を入れたら、「泊まれますヨ」との事。う~ん、こうなったら行くしかあるまい。内心、「一杯でとまれませんヨ」のお言葉を期待していたのも事実である。


御池の駐車場は7ブの入りか。結構人が多そうで心配になる。

裏燧林道に入る。前後に人影は無く、一安心である。何にも増して、雲一つ無い青空が嬉しい。


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おおっ、紅葉だ。御池田代を過ぎて森に入ると、時として、信じがたい程に赤く紅葉した木が現れた。



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もう一丁。


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上田代。秋はこんなんだったんかい!


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たまりませんなぁ~。


上田代からノメリ田代を過ぎると、田代の連続攻撃は終わった。変わってジメついた木道が続いた。やや傾いた木道で足を滑らせた。瞬間、左肩に激痛が走った。

3ヶ月ほど前から左肩痛が始まり、日に日に痛みがひどくなっている。数年前に右肩が痛くなり、治るのに1年近くかかった。あれと全く同じ経過と痛みである。多分50肩というやつであろう。腕をダラリと下に垂らしている時は大した痛みは無いのだが、角度によって激痛が走るのである。下着の着替えなど泣きながらするのである。リュックを背負うのも背負うまでが悲惨である。リュックを背負って涙目で1分ほど立ちつくすのである。

木に足を滑らせて、どうしても腕でバランスをとってしまうのである。瞬間、激痛が走るのである。
それからと言うもの木道が怖くて、足の歩幅が極端に短くなってしまった。
それでも、足が滑り、うずくまる。そして、ジメついた薄暗い森の道が続いた。
また、足が軽く滑った。今度は左腕が動かなかった。そして、転んで手を着いた。グェ~。涙がとまらないヨ~。

悲惨な歩きが続いた。


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時折現れる真っ赤な紅葉になぐさめられて・・・。


木道が尽きて、下り坂となる。


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三条の滝はウワサ通りにスゴかった。この水量で、尾瀬の水は良く尽きないものた。


平滑の滝も期待していたが、その展望台からは、樹木が茂りスッキリとは見えなかった。ただ、その岩の膨大さは確認できた。


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やがて、傾斜が緩んできた。


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乾いた木道となり、涙目が収まった。


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そして、ついに尾瀬ヶ原の一角に出た。至仏山だぁ~。


喜びも束の間、再び森に入って、木道でズルっときた。ウウッ・・・。涙。

兎に角、ユックリ歩こうヨ、と自分に言い聞かせる。


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おおっ、もしかして景鶴山?与作岳?


つづく。