山行日:2014.3.22
目的地:ワサビ田、蕎麦粒山
コース:観光釣り場手前(7;40)~ワサビ田作業道入り口(8:00)~一工場谷~1360m都県境(10:30)~(11:00)蕎麦粒山(11:50)~一工場谷~ワサビ田作業道入り口(13:45)~観光釣り場(14:10)


2月の大雪は凄かった。秩父市内で98cmの積雪はただ事ではない事が容易に想像できる。テレビで秩父市内の様子が映し出された時は唖然としてしまった。
県西の各市町村が埼玉県に自衛隊の出動を要請したが、県は門前払いをするという大失態を演じてしまった。しだいに孤立集落が続出している事が明らかになっていった。

数日後、浦山のワサビ田経営者がヘリで救出された事が新聞に載った。

ワサビ田経営者とは、「広河原谷のおっちゃん」の事なのか!?


大雪の後遺症はあろうが、一応一段落したのではあるまいか、と考え、「広河原谷のおっちゃん」のワサビ田と一工場谷の様子をうかがいに出かけた。もしかしたら、おっちゃんに出会えるかもしれないし。その時は、ちゃんと声をかけよう。


浦山大日堂付近は除雪が終了しており、実際の所は不明だが、はた目には大雪の後遺症は感じられなかった。福寿草見物の車が一台もとまっていない事が、いつもと違うと言えば違うのだが。

観光釣り場手前の橋にドツカとブルドーザーが止まって道を塞いでいる。車から降りて、ブルのオッサンとお話。この先はまだ除雪していないそうだ。オッサンによると、2月の雪は、これまで経験した事の無い雪の量だったそうだ。

ここに車を止めて歩きだす。


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観光釣り場の先はこんな感じ。


3月末のこの辺りとしては、異常な光景である。所々で広河原谷が雪に埋まっている。この雪では、広河原谷のおっちゃんもバイク通勤はできないだろう。



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ワサビ田作業道に入って。オッチャンの作業小屋も半分埋まっていた。



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二工場谷出会い付近の橋はヘシ折れていた。本日はスノーブリッジが健在で、渡れた。



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桟道付近。手前に小規模雪崩の跡。


おっちゃんの桟道はかなりのダメージ。何とか持ちこたえている感じ。


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桟道より、下を見る。滝の流れが雪の下に吸い込まれていく。この桟道無しでは、ここは通過できない。大事な桟道なのである。


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最下部のワサビ田は雪の下。


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僅かに覗く一工場谷の流れ。


最下部のワサビ田より上流は、ワサビ田作業道の痕跡を追えなくなった。一工場谷は、ほとんど雪に埋め尽くされ何処でも歩ける状態。雪は硬く締まり、踏み抜き無し。アイゼンを着けた。


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時折、流れが顔をだす。


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雪に埋まった一工場谷。とても歩きやすかった。



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おおっ、都県境の尾根までもう少しだ。



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都県境1360m付近に到着。この付近はいつ来ても明るくさわやかである。



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樹間より、富士山。


アイゼンをはずし、蕎麦粒山に向かおう。