山行日:2013.1.6
目的地:三の宿、ヒノキガタァー
コース:滝ヶ原峠(8:10)~1051m峰(8:40)~1158m峰(9:30)~1188m峰(10:00)~三の宿山~三の宿(10:30)~大木戸山(11:10)~丸山(11:45)~1159m峰(12:30)~ヒノキガタァー(12:40)~薬師岳(14:00)~細尾峠(14:50)~国道(16:15)~細尾入り口バス停~清滝町バス停(16:50)

余り考えず、先週の続きで滝ヶ原峠から細尾峠を歩く事にした。

日光駅からタクシーに乗って、行き先を告げると「道、判りますか?」と聞き返された。ムムムッ・・。
「和の代温泉の上ですよ。」と答えると、「あ~ぁ、一度だけ行った事がありますよ。」との返事。滝ヶ原峠とは、それほどまでに人気(ニンキ)の無い所なのか・・・。

滝ヶ原峠の「落石注意」の黄色い看板の所から藪ぽっい踏み跡に入る。良く見れば踏み跡はある。少し登れば、尾根上に出てしっかりした道となる。


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滝ヶ原峠のすぐ上にある石祠。


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さらに少し上にある石祠。


1051mピークは確か巻けたはずであるが、巻き道を見逃し急勾配を木につかまりながら登る。下りもイヤな下り。下りきると右から巻き道が合流。
次の登りも急斜面。道型を失う。やや右にそれたのか、左に軌道修正すると薄い踏み跡が現れた。緩い登りとなり1158m峰和の代温泉分岐に到着。

御夫婦がおられた。地元の方であった。付近の山の様子などを伺う。御婦人は錫ヶ岳2回登頂との事。しかも1回は大岳経由との事。ムムムッ。お話では大岳北峰の藪は大した事が無かったそうだ。うーむ。考えなおさねば。夕日岳を見ながら蕗平の話になった。夕日岳新道は、かつては、今では考えられないくらい笹深かったそうである。どうやら、おいらは鹿のおかげで大分楽をして山に登っているようだ。
そして、おいらがかつて所属していた山の会の事務局長殿とお知り合いだって。なんと、まぁ~。

御夫婦が三の宿山に向かわれた。おいらはもう一服して、出発。
山に雪は殆どない。この辺りからは道がハッキリしている。

黄/赤の標識に宇都宮コンセーレのマジック書き。ムフフ・・・・。

1188mを越え三の宿山へ。


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三の宿山を越えると、少しだけ雪が現れ始めた。


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三の宿(佐の宿)到着。

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三の宿には2つの石祠が現存。

ここから、結構な登りで大木戸山に向かう。大小松尾根分岐から少しで、大木戸山手前の展望地に。

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大木戸山展望地から。女峰山黒岩尾根をどうしても目で追ってしまいますなぁ~。

大木戸山で御夫婦に合流。御夫婦はここからやしおの湯にお帰りになると言う。「事務局長殿に宜しく」とお願いした。

丸山辺りからはツツジ尾根となる。すでに新芽がついておった。

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少しづつ雪が増える。


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そして、ヒノキガタァーに到着。

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ヒノキガタァーのもう一つの石祠は壊れてしまっていた。前回見た時は健全だったような気がするのだが。組み直しを試みたが無理だった。

こうして、形あるものはいつかは壊れていくんだねぇ~。(と立松和平声が聞こえてきた。)

いつもの事ながら時間が押している。握り飯2つをガツガツと食う。


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ヒノキガタァーを振り返る。好いブナ木があるねぇ~。(これも立松和平声)

地図を見ると薬師岳まて゛まだあるねぇ~。
雪は少ないが、カチカチの雪が所々に現れ歩きにくくなってきた。


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かなりのバテバテ状態で薬師岳に到着。


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薬師岳山頂より。


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半月山と奥に皇海山。ヤバイねぇ~。すでに陽は傾き始めている。


時間が押している。掛合い宿に寄りたかったがパス。
タバコを2本吹かせてオサラバ。

凍結した道に苦労し下る。アイゼンを付けるほどではないのだが・・・。

切れた尾根の側面道が完全に凍結していた。アイゼンを付けようか迷ったが、そのまま進入。あらら・・・、テリテリじぁないの。脇にある木の根を掴みながら通過。冷や汗ものであった。薬師岳から細尾峠の下りは、法外な時間を要してしまった。


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降り着いた細尾峠は、完全に凍てついていた。

この先、ガードレールなどにつかまりながら下る。全然進まない。まいったねぇ~。
何とか国道まで歩いてきたら、目の前を日光市営バスが通り過ぎて行きやがった!あ~ぁ。

夕暮れ近い国道をトボトボと歩く。細尾入り口バス停でバスの時間を確認。まだまだ、バスは来ない。寒いので歩く。
清滝町でディダラボッチさん御用達のレンガya(ヤキソバ屋)を発見。至近の清滝バス停でバスの時刻を確認するとあと15分。微妙な時間である。おいらはこの世で一番好きな食べ物が焼きそばパンなのである。その次のバスとなると、1時間近くの待ちとなる。う~ん、今日の所はオアズケか・・・。

電車の乗り継ぎも悪く、家にはあきれるほど遅い時間に着いた。