山行日:2012.8.5
目的地:白根隠し山南東尾根
コース:弓張り峠の下(5:50)~遊歩道~1440mより藪入り(6:10)~1587m付近(6:45)~1702m(7:30)~2193m(9:20)~2268.3m(10:00)~(10:40)白根隠し山(11:50)~前白根(12:40)~五色山(13:20)~国境平(13:40)~湯元バス停(15:20)


寝不足気味で5:30のハイブリッドバスに乗った。いっそ、雨でも降ればいいのにとも思ったりした。弓張り峠を下った所で降車ボタンを押した。「ここで、いいんですか?」今日も運転手に念を押された。
熊に出会った時の注意書きのある遊歩道に入った。ひとしきり登ってトラバース気味に尾根の先端に出た所で藪入りをする。とは言え、藪など無く、やや急な斜面を登るだけ。尾根が西に折れた所で磁石をセットし直し、1587m標高点を目指す。

イメージ 1
ガ~ん!いきなり石楠花藪か!!

それは思いすごしで、左から簡単に回避できた。


1587mは平坦地のはず。やや緊張気味の歩きとなる。僅かな凹凸の平坦地に出る。前方の微妙に小高い所に行ってみる。その先は一段下がった棚部が見えた。

イメージ 2
ここを1587mとし、磁石を北に向けた。

少し進むと前方は下がり地形。西に尾根状があった。しだいに顕著な尾根となり斜面がやや急になってきた。右手には樹間からすごい急斜面の湖上山の尾根が見える。

イメージ 3
1702m付近で初めて前方の高みが見えた。う~ん、なかなか厳しそう。

この辺りより太めのピンクリボンが目立ち始める。秩父ではピンクリボンは林業関係と相場が決まっている。しかし、このピンクリボンは登山者用のように感じる。
傾斜がきつくなる。下を見るととんでもない。尾根型など見えない。上を見ると尾根である。そんな急斜面に延々とピンクリボンが連なる。このピンクリボンは下り用の道標としては役にたちそうである。取りあえず藪の煩さは感じない。2193mまでこの急斜面を耐えなければならない。頭上僅かに見える天井は真っ青だ。すでに汗だく。この青空が続いてチョウ~ダイ。


イメージ 4
少しずつ、密林の度合いが薄まってきた。

ピンクリボンが右手にトラバースしていく。高度計を確認すると2180m。尾根を忠実に詰めると石楠花が現れ、それを掻き分けると小ピーク2193m峰に辿り着いた。
やれやれ感が漂う。この先は緩傾斜になるはずである。水をたらふく飲む。

二重山稜となる。東側の方が高そうなので窪地のヌタ場を通り抜け尾根を変えると、2268.3m三角点標石があった。

イメージ 5
2268.3m三角点は二重山稜の東側にあった。

ここより、細身の針葉樹藪や石楠花藪が現れたが、ゲキ藪ではない。

イメージ 6
おおっ、稜線の一角が見える。空は青い。何とかもってくれ~。

イメージ 7
そして、開けた。

イメージ 8
夏の日だ。

イメージ 9
おおっ、錫ヶ岳ではないか!

イメージ 10
男体山もくっきりと。

イメージ 11
ムムッ。でも簡単に登れた。

イメージ 12
あと一息だ。

山頂らしきピークが3つ見える。どれにしようかな?

取り敢えず真ん中を目指す。

イメージ 13
そして、快晴の白根隠し山に着いた。

つづく。