山行日:2012.1.2~3
目的地:酉谷山
コース:1/2三峰神社(10:30)~(12:00)霧藻ヶ峰(12:50)~白岩山(14:20)~大ダワ(15:15)~雲取山荘(15:40泊) 
1/3雲取山荘(6:15)~芋の木ドッケ(7:30)~長沢山(9:00)~(11:30)酉谷山(12:10)~小黒~大血川下降点(13:10)~東谷林道(15:10)~大日向(15:50)=車に乗せてもらう=西武秩父駅(16:30)

雲取山から長沢背稜を辿り、酉谷山までを計画した。酉谷山から先は、状況次第と言う事にした。
①道が凍結するなど悪条件の場合は三つドッケ~ヨコスズ尾根~東日原。
②酉谷山に11:00までに着いたら、小黒~熊倉山~武州日野駅。
③酉谷山に11:00以降に着いたら、小黒~東谷林道~国道140号。

②は、恐らく無理であろうと思われた。せめて③に行きたい。そんな気持ちででかけた。

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三峰神社でバスを降りる。登山者は思いのほか少ない。前回はバスで1時間余り立ちっぱなしであったが、今日は全員平和に座れた。
大半は初詣客か。リュックを担いでいる者は数人だった。タバコを吹かせて出発。イヤに風が強い。空は北と東は青空。南と西が曇り空。ここは、晴れたり曇ったり。

妙法ヶ岳の分岐でオッサンに追いつかれる。オッサンは妙法ヶ岳に向かった。いつもながら、クソ寒い道である。ヒートテック2枚重ねが効いてか胴体は寒くないのだが、指先と頬の辺りが冷たい。タバコの吸い過ぎで、末梢の血管が収縮しているようだ。当然脳ミソの血管も収縮しているはずである。

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霧藻ヶ峰に到着。両神山を望む。

霧藻ヶ峰に着くと、小屋の爺さんがおいでおいでをするので、フラフラと入室。金300円なり。コーヒーを注文。コーヒー代は300円。入場料を支払ったのでコーヒー代は無料だとさ。
ついでなので、ここで昼飯とする。後続のオッサンとアンチャン二人組が入場。コーヒーを飲んでいた。ここで、小屋の爺さんと長話をする。オッサン・アンチャンは先に小屋を出て行った。
寒いが歩かない事には、進まない。イヤイヤ外に出る。前白岩山の登りでバテル。この登りでここまでバテたのははじめてだ。

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おおっ、目指す酉谷山(右)と小黒(左)が並んで見えるではないか!

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白岩小屋に到着。

霧藻ヶ峰の爺さんの話では、白岩小屋は廃業との事。小屋の戸はあいた。中には布団が積んであった。枯れ葉が舞っていた。ガラス窓が割れていた。
白岩山は直ぐだと思ったが、中々着かない。どうも調子がでんなぁ~。やっとの思いで白岩山着。ザックをほったり投げる。タバコを吹かす。にわかに風が強まり横殴りの雪が降ってきやがった。フリースがみるみる真っ白になった。腰を上げるか。
芋の木ドッケを巻き終わる頃、雪はやんだ。にわか雪で助かった。和名倉山ほうは霞んでいるワ。


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芋の木ドッケの巻き道。雪は少ないが、いやらしく凍結していた。

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大ダワ付近。

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大ダワの先より、不人気の芋の木ドッケ。雲取山とともに2000m越えの山なのに人は殆ど来ない。

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ゼーゼー言いながら雲取山荘に到着。

雲が多いので、雲取山には行かず、即入場。恒例の樽酒秩父錦を茶碗で5杯飲む。ストーブ前で雑談にいそしむ。霧藻ヶ峰で先行したオッサンに滝子山を推薦された。同部屋の方からは毛勝山を推薦された。毛勝山はいいねぇ~。是非一度行って見たいものだ。猫又谷からの雪渓歩きが登り易いとの情報を得る。

樽酒の次は、甘酒を頂く。こちらは小屋の甘酒奉行が差配なさっておる。

部屋に入るとオッチャンがコタツで寝ていた。おいらがゴソゴソ整理していると起きてきて、またしても情報交換となった。オッチャンは長沢背稜からタワ尾根を下ると言っていた。おおっ、いいコースだ!おいらも狙っていたコースだ。マニアックな方々で満ち溢れておるなぁ!

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酒の飲みすぎか、手振れがひどかった。

夜な夜な、食堂に入り樽酒をもう二杯頂き、御就寝。


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朝飯を5:30に食って、未明に出発。気合は入っていたが、芋の木ドッケの登りで敢え無くバテル。

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芋の木ドッケの登りの途中で初日の出を見る。下界より10分位早い日の出か?

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芋の木ドッケに到着。すでにバテていた。

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長沢背稜も雪が少ない。

長沢背稜も雪が少なかったが、氷化する事無く、パックされた圧雪のような感じで問題なし。順調な歩きとなる。桂谷の頭付近の岩場には全く雪は無し。

長沢山の登り手前の日溜りで休憩していると、オッチャンがやってきた。長沢背稜にイタク感動していた。大倒木帯が凄かったと。確かに。
お先に失礼し、長沢山に向かう。長沢山からは富士山が見えたが、大ピンボケで写真無し。

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長沢山を下ると、秩父側を巻く。地図と異なる所だ。

オッチャンには長沢山の下りと天祖山分岐が判りずらい事を夕べ説明しておいた。今日は、雪の上に踏み跡がしっかり着いているので大丈夫だろう。

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天祖山分岐を過ぎると日原側の明るい巻き道となる。これなら、11:00前に酉谷山に着けるかも。そんな期待を抱かせた。

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途中、両神山とその後は浅間山か?

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おいらのアイドル三つドッケが近づいた。

所がそうは問屋が卸さなかった。気持ち良さそうなタワ尾根(多分)を乗り越すと光輝く氷が現れた。クソッタレ。バランス感覚の悪いおいらは急ブレーキ。モタモタと歩を進めるしかない。氷の道が断続的に続く。酉谷山の登りに差し掛かった時にはすでに11:00を回っていた。

酉谷山で昼飯。富士山が良く見えるが、ここでも何故かピンボケ。
もう熊倉山は無理である。ノンビリとした。前回はここで、ジュースが凍ってしまっていたが、今日は大丈夫。たらふく飲み食いをした。

さすがに指先がジンジンしてきたので、潮時とした。小黒から大日向にくだろう。25000図、磁石、高度計をザックから引っ張り出し、下降開始。なんと雪の上に古い踏み跡があった。大血川峠にはアッサリ到着。小黒の登り返しもスズ竹がげんなりしており、簡単に到着。

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無愛想な小黒山頂。

ここより全く雪無し。ここから主尾根に乗るのが難しい所。左側に注意して歩いていると簡単に私製の標識が見つかった。

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昭和57年とある。随分古いなぁ。方向はまるで逆である。恐らく一度脱落した物を誰かが、吊るし直したのだろう。

ラッキーとばかりに下る。しかし、異常な急斜面である。前回通過時とは様子が違う。そう言えば、ネットで時々「小黒の急斜面」が出てくるな。この事だったのか!つまり、おいらは前回別コースを歩いてた事になる。急斜面はドンドン下る。ロープまで垂れ下がっていやがる。右手に主尾根らしきものが見え始める。たまらず主尾根に向かう。主尾根に立つと、そこにも赤テープがあった。どうやらこの辺り2本のルートがあるのではあるまいか?
少し主尾根を下ると、先ほどの道が合流してきた。

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やがて、ドハデな標識が。残念だが、時間切れ。今日は東大・大血川へ下る事にする。

東大とは、東大演習林の事か。または、川沿いの建物の事か?
ここまで来ればもう安心。と思ったら大間違いであった。何故か、道が荒れていた。軽い土砂崩れが多数あり。以前より道型が斜めに傾いでいる所多数あり。尻を地面に着き何とか通過と言う場面の連続となる。

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崩落地。

また、このルート単純に尾根を下っていないので、実際には磁石は使い物にならない。いくつかの谷をトラーバスし尾根を乗り換えながら道が続いている。道が途中で見えなくなると困るのである。幸いテープの数が増えたようなので何とか下る事ができた。しかし、主尾根の下降点から東谷林道まで2時間を要してしまった。
このルート、はっきり言って現状では登り以外使わない方が無難であると思う。

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東谷林道ドン突きのクイナ沢に辿り着く。ヤレヤレ感が漂う。

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こんな氷や、

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こんな氷を見ながら、東谷林道を下る。

ようやく大日向、観光釣り場に到着。もう歩きたくない。観光釣り場に掲示されていたタクシー会社に連絡しようとしたら、アンテナ立たず。ソフトバンクは山に弱い。途方にくれかかっていた時、一台の車がスーとやって来て停まった。「下に行くなら乗せてあげるよ」なんとまぁ。まさかの天恵か!感謝感謝で乗せて頂いた。氷ばくの写真撮りの方だった。西武秩父駅まで送って頂いた。深深の頭を下げた。


終わり良ければ全て良し。としたいところだが、またしても体力不足、鈍足を露呈した2日間であった。