山行日:2011.12.24
目的地:三つドッケ~大平山周回
コース:浦山大日堂(6:30)~シゴー平(7:20)~グミの滝(8:40))~破れ小屋へ戻る(9:00)~都県境(10:30)~(11:00)三つドッケ(11:40)~(13:10)仙元峠(13:30)~浦山大日堂(16:30)


以前、たそがれオヤジさんが、グミの滝から三つドッケ、大平山を周回していた。おいらも是非行って見たいコースだった。七跳山も以前素通りしているのでこちらも楽しみにしていた。ただ、コースが長く日が短いので、鈍足のおいらに実現できるのか、最初から見通しは暗かった。昭文社の地図からもグミの滝~三つドッケのルートが消えていた。10:30までに三つドッケ到着を実行の条件とした。

未明の浦山大日堂の駐車場には一台の車が停まっていた。めずらしい事だ。まさかたそがれオヤジさんではあるまいか。ナンバープレートを確認してしまった。大宮ナンバーであった。
薄暗い中を歩き出す。木の燃える臭いとともに、今日もシッカリと正露丸の臭いがした。浦山川を渡り、細久保谷の林道を進む。工事車両が一台、林道ゲートを開け通過していった。
シゴー平の寒暖計は-4℃を指していた。思ったほどの寒さではなかった。

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この標識で、山道に入る。マジックでグミの滝→が書き加えられている。

山道に入ると、杉の間伐がされたようで、明るい道になっていた。


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おかげで、展望も宜しくなっていた。仙元尾根の下部が見える。

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こんな感じの道がある。

道は明るくなったが、小規模な土砂崩壊が何箇所かで見られた。凍った道を恐る恐るだどる。名物の渡れない橋の通過は、沢筋が凍りつき少々てこずる。

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凍りかけた沢を右岸に渡ると、グミの滝は近い。

最初のワサビ田の破れ小屋の前にザックを置き、グミの滝へ向かった。雪が多くなるが5cmもあるかなしか。

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グミの滝到着。

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前回も思ったのだが、修行僧に見えてしまう。

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破れ小屋に戻り、沢を渡る。この橋も途中で折れており、橋の下を渡渉しなければならない。幸い、足を濡らす事はなかった。

ここから、グミの滝の大高巻きのルートとなる。沢を渡ると、沢を戻る方向で斜上する薄い踏み跡があり、これを辿る。途中赤テープを探しながら、方向転換。細かい礫の道を行く。小尾根に出てほんの少し登り、左下の涸れた沢に降りる。ここが、僅かだが、悪い。涸れた沢を少し登る。左手にあるはずの赤テープを探しながらの登りである。赤テープを見つけ一安心。ここからは道がはっきりしている。下にグミの滝を確認すると上部のワサビ田跡に出る。

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上部ワサビ田跡。すぐに沢の右岸に渡る。ムム、人の足跡があるではないか。

上部ワサビ田跡からは雪が増え、ルートが判りずらい。幸い先行の古い足跡があり助かる。但し、雪はカチカチで足元が不安定である。速度が上がらんワイ。

上部ワサビ田の先で、前回鹿道にはまったが、今回はアッサリクリア。しかし、道が凍て付きサッパリピッチが上がらん。アイゼンを着ける程ではなく、まことに中途半端な雪である。ワサビ田の先の小尾根に取り付くが、足が滑る。へんな力を使っているのか、異常にバテル。

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やがて、鹿道が縦横に現れる。

鹿道は、人ミチよりも鮮明である。むしろ鹿道のほうが歩きやすい。ルートも鹿道が合理的。鹿は馬鹿ではなかったのだ。

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人ミチの先がようやく明るくなってきた。

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都県境尾根にようやく着いた。

10:30ようやく都県境に着いた。う~ん、すでに三つドッケに着いていなければならない時間だ。都県境の尾根筋は刈り払いが見事にされており、以前の面影は無くなっていた。尾根沿いに三つドッケを目指す。
途中、人が降りてきて声をかけられた。環境省のアンケートだった。アンケート用紙を見ると、おいらが登ってきたルートは記載されていなかった。当然だろうが、残念でもある。やはりグミの滝ルートは消滅するのだろうな。そんな気がした。

三つドッケⅠ峰の登りで完全にバテた。Ⅱ峰本峰には転がり込むように到着。先客お一人。晴れているのだが、富士山は見えなかった。先客によると先ほどまで見えていたらしい。

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雲取山、芋の木ドツケ

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仙元峠、蕎麦粒山、奥に川乗山。

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三つドッケ山頂には、天目山の山銘板が4つもあった。にもかかわらず、三つドッケの標示は0である。ムムッ。許しがたい現実である。三つドッケは完全に奥多摩に召捕られてしまっている。埼玉からの道は廃道寸前。環境省のルート図からも消えている。そして、環境省のルート図には「天目山」とあった。クヤシイねぇ~。なんとかせねば・・・。おいらのアイドル三つドッケを東京に取られるわけにはいかないのだ~ッ。

とかなんとか、ほざいてもどうにかなる訳でもあるまい。さて、これからどうすんベー。
大平山山中で日暮れたら一大事である。たそがれオヤジさん流に天目山林道を大日堂まで歩く手はある。が、バテ過ぎている。潔く諦めよう。仙元尾根を下る事にした。
そうと決まれば、ここでゆっくりしよう。風も無いし、寒くも無い。さっきの先客が去ったら誰も来なくなった。飽きるほど景色を堪能した。

小一時間もボーッと過ごし下山開始。
一杯水避難小屋前にも人は居なかった。一杯水はチョロチョロと流れていた。コップのトッテは大きな氷がへばりついていた。
歩き出して、やはりバテている事が判った。1時間程で仙元峠に着くはずであるが、全然着かない。ウッカリ巻いてしまったのか?と思うほどであった。

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1.5倍の時間を要し、仙元峠に着いた。バテバテであった。バテ方は女峰山クラスであった。

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驚いた事に、仙元峠山頂名物のブナの古木が倒れていた。悪いことに、仙元尾根の道を塞いでいた。

折れ口は空洞化していた。寿命なのかな。温暖化で寿命をチジメたのかな。

そして、天候が俄かに急変した。黒雲が石尾根の方から押し寄せてきた。風が強くなった。小雪が舞いはじめた。
湯を沸かしカップ麺を食おうとしたのだが、麺は完全に柔らかくならなかった。やたらに寒くなった。手袋をし、毛糸の帽子を被りおさらば。
ブナの倒木で塞がれた道は、新しい切り開きがあり、難なく通過できた。

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しかし、北面の仙元尾根は、ガリガリに凍りついていた。道には獣の足跡だらけ。人の足跡は一人分だけのように見えた。


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今日辿ろうとした七跳山あたりか?

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三つドッケでは無く、四つドッケに見える。

またしてもすぐにバテる。大楢で一服しようとしたが、風が強く諦めた。幸い大楢を過ぎると雪は減った。

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変わって、巨大な霜柱が。

雪が無くなっても、相変わらずノソノソと歩く。ノソノソとしか歩けない。

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鉄塔にようやく到着。やっぱり三つドッケはいいねぇ~。

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左三つドッケ。右大平山。今日、辿れなかった尾根筋。

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左仙元峠。右三つドッケ。中央の谷を登った。

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ガクガクしながら浦山大日堂に帰着。

精根尽き果てた。16:30だった。大平山に向かっていたら容易ならざる事態となっていたはずである。
それにしても、体力不足を露呈した一日であった。鈍足、体力不足を補う作戦を考えなければなるまい。