山行日:2010.8.16
目的地:根名草山
コース:金精峠下(7:00)~金精峠(7:30)~温泉が岳分岐(8:20)~温泉が岳(8:30)~旧念仏平避難小屋(9:30)~新念仏平避難小屋(9:40)~(10:20)根名草山(10:40)~(11:20)新念仏平避難小屋(11:40)~金精峠(12:40)~金精峠下(13:10)

今年も、お盆休みに錫ヶ岳を計画したが、天候不良を理由に中止した。もうそろそろ強行的に行かないと行かず仕舞いになりそうな雰囲気が漂い始めた。
お盆休み最終日、根名草山に大量に買い込んだ食糧の一部を背負って出かけてみた。

根名草山行きはトイレの便座で座りながらようやく思いついた。とりあえず、行っておこう。

根名草山は何年か前に実行する段取りができていた。日光沢温泉に予約を入れたが、旅館のオッサンが、大雪が降ったので、金精峠から来るのは無理と云って来た。どうしても行くと言ったら、電車とバスではなおさら無理と一喝されたのだ。

今回は、夏山でマイカー利用。天気予報は晴れに変わっていたので全く問題なし。但し、マイカーなので日光沢には抜けられない。

朝靄の中イロハ坂を登ると天気は上々。金精トンネル直前の駐車地に車を停めた。オサッンと若者が出発した。おいらも少し間をおいて出発。いきなりの木段で5分ともたずバテる。段差が大きすぎる。それだけ急傾斜と云うことか。薙ぎの押し出しにより登山道が埋まったのか、新しい道に行くように指示板がある。最後は固定ザイルに掴まって登る。菅沼側から登った方がはるかに楽だった。

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峠の登りより金精様。


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またまた、金精様。峠へはここからやや下り気味に行く。


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さらに金精様。温泉が岳の登りより。金精様が好きなのだ。


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金精様と白根山。このあたりまで、天気は良かった。


温泉が岳分岐の標識で、温泉が岳に向かう。笹が道を覆っている。下半身ずぶ濡れとなる。


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温泉が岳山頂の池。いや、水溜り。


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温泉が岳山頂より根名草山方面。平たい頂の後ろにチョコンと頭を出しているのが根名草山。


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表日光連山は、すでに霞みはじめた。

山頂には、
平成21年9月吉祥日
熊野修験道
の木の札が置かれていた。

この木の札は、日光山中でよく見かける。
細尾峠付近・女峰山、そして温泉が岳。夏峯復活か?


温泉が岳は昨年の残雪期に訪れていた。雪の温泉が岳山行を教えてくれたのは、おいらがブログを始めた頃いつも暖かいコメントを寄せてくれた「蓼の湖」さんだった。「蓼の湖」さんのブログは突然更新されなくなった。なにかあったのか。少々心配している。お元気ならばそれでよいのだが。

そんな、思いを抱きながら、先へ進む。温泉が岳北側の平坦地は小さいながら草原の気持ちの良い場所だった。傾斜の緩い尾根道を呑気に歩いた。


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そして、金田峠へ繋がる尾根が見えた。

金田峠に繋がる尾根の入り口を捜しながら歩いたが見つからなかった。大谷川流域の尾根筋で、おいらが最も恐れている区間だ。いつかは、この尾根を辿ってみたいのだが・・・。


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ほんの少しの下りではあったが、沢型に水が流れていた。尾根から離れていないのに不思議だ。

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水場から1分とかからず旧念仏平避難小屋跡に出た。惜しいなぁ。絶好の位置にあったのに。

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旧避難小屋から約10分で新念仏平避難小屋に着く。備え付けのノートを見ると、本日黒岩山経由で鳩待峠へ向かった人がいた。

去年、丹後山避難小屋のノートにはやはり平が岳経由で鳩待峠を目指す事が書かれていた。みんな凄いねぇ~。そして、山は繋がっているんだねぇ~。

時計を見ると随分時間が経っている。夕方野暮用があるので14時には駐車地点に戻りたかった。呑気に歩きすぎたワイ。ここより、スピードアップに努める。緩やかな登り下りで、鈍足のおいらでも何とかなった。

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根名草山到着。昭文社のコースタイム通り。これは、悲しむべき事実でありました。

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根名草山山頂の少し手前の笹の丘より日光の山々を見る。怪しげな雲が湧いている。手前の低く横長の尾根は難山高薙山か。群馬側は、もう少し明るかった。

一服後、往路を戻る。道々気になっていたのだが、キノコがやたらに多い。キノコに関して全く無知。食えるものなら採ってみるのだが。

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キノコ①

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キノコ②

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キノコ③

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キノコ④

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キノコ⑤

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キノコ⑥

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キノコ⑦

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キノコ⑧ 左はシメジぽくて食ってみたい。右のヤツは食いたくない。

道を急ぎ、おっかなびっくり金精峠を下る。次回は菅沼から上がろうと決意する。


とうとう、お盆休みの山もショボクなってしまった。根名草山がショボイという訳ではなく、山行形態や規模のこと。来年は、気持ちを改めなければ・・・。(この気持ち、来年まで覚えているのかねぇ~。)