山行日:2010.5.1
目的地:石跳川
コース:月山リフト(12:10)~姥が岳(12:40)~金姥~装束場~石跳川~月山荘前(14:00)

葉山・小僧森から余りにも早く下山してしまったので、月山リフトを使い石跳川を滑ろうと思い当たった。

弓張平で制服の方に車を止められた。「姥沢駐車場が満車なので、ここからシャトルバスをご利用ください。」「ムムッ。」
おいらの頭の中は真っ白になった。そして、当ても無いのに
「月山荘までいけますか?」
「月山荘までならいいですよ。」
「月山荘からバスに乗れますか?」
「判りません。定期バスなら乗れますが・・・。」
「ムムッ・・・。では、月山荘まで行きます。」
と、言ってしまった。

月山荘入り口には今まで気がつかなかった駐車場があった。ここからバスに乗れれば絶好の場所だ。なにせ、下山地点なのだから。
シャトルバス 11:00 志津発 とある。何とタイミングの良いことか!大慌てでスキー靴を履きリュックを背負った。しかし、シャトルバスに乗れるのか?

時をおかず、バスがやってきた。運転手と目が合った。バスは通過しそうになったが、バス停5Mを過ぎ、停まり、扉が開いた。超満員のバスに乗り込んだ。

最後に乗ったので、最初にバスから降りた。
すぐに歩き出すと、日焼けしたオッサンが、「スキーをお運びします。」「ムムッ・・・。」「いえ、無料ですから。」と。おいらは、ためらわずにスキーを渡した。バス停からリフト乗り場までは、結構な高低差と距離があるのだ。スキーは雪上車に放り込まれた。
スキーを担いでいないので、楽にリフト乗り場まで歩けた。が、いつまでたっても雪上車は来ない。ゾロゾロと空身のスキーヤーが集まってくる。ようやく雪上車のお出ましだ。おいらのスキーはなかなか出てこない。結局一番最後に掘り出された。

とはいえ、リフト待ちも無く上に上がる。

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ゲーッ。雪が少ない。純白でなければ月山らしくない。神々しさは感じられない。ウーム、無残!

姥が岳までロープ塔を使う気だったが、スノーボーダーが列を成しているので気後れしスキーにシールを貼った。登るつもりの無いところを登ると疲れる。
姥が岳は、大勢の人が居た。若者に、月山をバックに写真をたのまれた。シャッターを押しながら、「こんなもんじゃないんだよ。」と思った。

そのまま、金姥に向かう。金姥には山形弁の女性が佇んでいた。野太いスキーを履くと、華麗なテレマークターンで下っていった。
そういやー、最近のスキーはかなり太いなぁ。カービーングスキーがさらに太くなっているのか?おいらのスキーは15年前の秀山荘オリジナル激安セットスキー。今のスキーの横に置くとノルディックスキーと勘違いするほど細い。そろそろこのスキー、ブチ折れないものかと時に思うことがある。

金姥から一旦、四谷川側に少し滑り込み、柴灯森との鞍部に回りこんだ。

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金姥、柴灯森の鞍部へ滑り込む。

装束場への夏道近くをトラバース気味にスキーを滑らす。

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少し、下りすぎたようだ。小さな雪庇を越える。

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雪庇を越えると湯殿山を正面に極楽斜面が現れる。

喝采を叫びスキーを回す。

下にスノーボーダーが巨大な雪穴のヘリで曲芸を楽しんでいる。時代は変わったのだ!

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装束場到着。石跳川入り口でもある。


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石跳川に入るとブッシュが現れた。信じられない!無残!

石跳川を緩く下る。爺さんが一人、湯殿山を眺めていた。少し離れて、おいらも一服。雲量が増してきた。毛髪の無い頭頂部にポツリと雨粒が当たったような気がした。急いでスキーを着け下る。

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水流が現れ、左岸を行くとネイチャーセンターに着いた。

車道を渡り、再びスキーを付け滑り出す。雨が本降りとなる。月山荘前に帰着。

着替えていると、雨が上がった。明日は一日よい天気でありますように。
明日の出発地、湯殿山スキー場に向かった。