山行日:2009.7.20
目的地:於呂倶羅山
コース:山王峠付近(8:00)~(9:20)於呂倶羅山(9:40)~山王峠付近(11:30)

先週、梅雨が明けたそうな。
もう、もう三週間も山に行っていない。

金曜日の晩、喜び勇んで食料などを買い込んで帰宅。カビ臭いテントなどをヒッパリ出しながら天気予報を見ると、土日は雨。ガックリ。

土・日は、買い込んだ食糧の一部を食って家でゴロゴロ。雨の予報が出たら山には行かないのだ。

日曜の晩に天気予報を見ていると、栃木に晴れのマークが出た。
どこかの山に行こう。
暑いので、あまり低い山は厭だ。
於呂倶羅山に行ってみよう。

於呂倶羅山は以前から気になっていた。山名が変わっているからだ。道が無いのも良い。
ただ、今年買った昭文社の地図には小道の記号が付いていた。13年前に買った地図には小道の記号は無かったのだが。はたして道はあるのか?

今日も寝坊して、歩き出しは8:00になってしまった。梅雨が明けたのか、明けていないのか、雲が多く部分的に青空がある程度の天気だ。

日光側から涸れ沼の入り口を過ぎ、少し行くと送電線がある。電線の真下に登山道入り口があった。


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見事な登山道があった。標識はなし。


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山王峠付近から見える鉄塔と小岩峰。まずは、ここを目指す。


刈払われ階段もある。至れり尽くせりの道だ。すぐに鉄塔に着く。


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良い道はここまでだった。鉄塔巡視道だったようだ。鉄塔の右側に笹に埋もれた踏み跡を見つけ、これを辿る。

間も無く、岩峰の基部に着いた。岩峰にはあっさり登れた。

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岩峰(1789m)からは白根山が見えた。

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これから登る於呂倶羅山の斜面。鬱蒼としている。

岩峰を下ると、赤いテープが尾根の北側に導いている。取り敢えずこれに従う。沢型に出て、すぐに尾根に登り返す。どうやら尾根どうしでも行けたようだが、赤テープに従う。

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こんな感じのルート。道はある。赤テープもやたらにある。密林だ。


笹の深い尾根を登る。凄い急登になる。
尾根形が無くなる。赤テープに従う。
ようやく急斜面が緩み、広い尾根となる。


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広い尾根の南端に笹を漕ぐと、白根山が見えた。


ルートに戻り、やや下り、再び登ると、於呂倶羅山山頂に着いた。


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山頂にある立派な標識。


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山頂からの展望はよくないが、少し藪を下ってみたりすると景色が広がっていた。


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男体山には雲がかかり始めていた。


山頂から金田峠方向に少しだけ行ってみた。先人の痕跡が僅かに感じ取られた。基本的にはこの先踏み跡は無いものと思った方が良さそうだ。ただ、赤リボンを2つ見付けられた。
金田峠に向かいたい気持ちをどうにか抑え、もと来た道を下った。金田峠には、もう少し気力を充実させてから行こう。


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男体山と中禅寺湖。中禅寺湖南岸尾根は雲に覆われていた。


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三岳。この山は、相当手強そうだ。おいらの実力では登れそうも無い山だ。


広く緩やかな尾根では、ルートを失いやすい。あれほどあった赤テープが見えない。磁石で方向を確認して進むと、赤テープが現れた。
ヤマネらしき小動物が、足元を横切る。

急斜面の下りは、笹をワシ掴みにして凌いだ。

尾根通しに岩峰に戻った。


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三岳と涸沼がよく見える。


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太郎山を裏側から見る。


岩峰で早い昼飯を食い、山王林道に下った。



行ってみれば、かなりアッサリとした登山だった。
道は昭文社の道記号で云えば、赤い破線とグレーの破線の中間程度。赤テープが多く道迷いの心配は比較的少ないと思う。ただし、コンパス必携。
笹の深さは、腰程度が主体。胸までは極僅か。背丈を越えるような所は無かった。石楠花無し。
金田峠への踏み跡は、痕跡程度。無しと思った方がよい。また、石楠花があり、困難度は高そう。

時間があったので、立木観音に寄って見た。


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立木観音から。この三連休で行きたかった山々が見えた。