山行日:2009.3.21
目的地:大白森山(福島県天栄村)
コース:羽鳥湖スキー場トップ(8:40)~アンテナ~林道終点(9:10休)~鎌房山(9:40)~大白森山(11:10休)~鞍部(11:50大休)~鎌房山(13:20休)~羽鳥湖スキー場下(14:00)
目的地:大白森山(福島県天栄村)
コース:羽鳥湖スキー場トップ(8:40)~アンテナ~林道終点(9:10休)~鎌房山(9:40)~大白森山(11:10休)~鞍部(11:50大休)~鎌房山(13:20休)~羽鳥湖スキー場下(14:00)
昨日は、那須連峰に雲がかかり恐れをなして登山をやめた。今日は朝から天気がよい。ただ風は強い。
羽鳥湖スキー場のリフト運転は8:30だった。ガラガラのリフトに乗ると精悍なオッサンが隣に座ってきた。スキー講習の指導員だった。話を聞くと、昨日の朝は雨だったそうだ。おいらのスキーを見て、「山に登るのかい。」と聞いてきた。「大白森山まで」と言うと、今日は結構上がるかもしれないな」と。
羽鳥湖スキー場のリフト運転は8:30だった。ガラガラのリフトに乗ると精悍なオッサンが隣に座ってきた。スキー講習の指導員だった。話を聞くと、昨日の朝は雨だったそうだ。おいらのスキーを見て、「山に登るのかい。」と聞いてきた。「大白森山まで」と言うと、今日は結構上がるかもしれないな」と。
スキー場トップでシールを着け、緑の網をかいくぐり密林に分け入る。やや右手にコースをとるとすぐに林道に出た。

林道はガチガチに凍り付いていた。スノーモービルの跡で雪面はデコボコだ。帰りが思いやられる。
まずは、アンテナを目指す。なんとなくアンテナの本数が増えたような気がする。

アンテナをやり過ごすし、上り詰めると林道終点だ。今日はガチガチの氷でスキーが潜らないので、ここまで楽にこられた。
ここより南西に向けて登る。森の中、いくらか雪が柔らかくなる。すぐに村界尾根に出る。強風に見舞われる。

村界尾根に出た所で、帰りの目印に赤布を木に縛り付けた。赤布は強風にあおられた。

少し行くと、すばらしい展望が得られた。左から赤面山、スダレ山、三本槍ヶ岳、須立山。

潅木の緩やかな尾根をガリガリと登ると僅かで鎌房山に着く。鎌房山からはこれから登る大白森山の東面が見える。実は頂上はこの三角ピークの奥にある。
鎌房山からは明瞭なルートは無くなる。山頂から僅かな潅木の切れ目を西に進む。

この雪提は南を巻く。
巻き終わりると、下りになる。今日はガリガリの雪面でいやな所だが、シールのままボーゲンで何とか凌ぐ。
下り終わりはなだらかな平坦地で、前方の尾根を右に唐松林の中を巻くと楽だ。
巻き終わりの次も右へ巻き、次は左を巻く。
そして登りが始まる。ブナから白樺へ。そして、石楠花が現れると急斜面となり、純白の斜面となる。
真っ白の三角形の左端に沿って登った。そして気が付いた。風が無くなっていた。ガリガリのはずの雪面にいくらか柔らか味を感じる。東南向きのこの急斜面は、風さえ収まれば緩むのも早いのだろう。電光形に快適に登る。
下り終わりはなだらかな平坦地で、前方の尾根を右に唐松林の中を巻くと楽だ。
巻き終わりの次も右へ巻き、次は左を巻く。
そして登りが始まる。ブナから白樺へ。そして、石楠花が現れると急斜面となり、純白の斜面となる。
真っ白の三角形の左端に沿って登った。そして気が付いた。風が無くなっていた。ガリガリのはずの雪面にいくらか柔らか味を感じる。東南向きのこの急斜面は、風さえ収まれば緩むのも早いのだろう。電光形に快適に登る。

遠くに安達太良山が見える。

三角形の頂点まであと僅か。旭岳、別名赤崩れ山がまぶしい。

小さな歯ブラシ樹氷。

三角形の頂点に到着。歯ブラシだらけ。再び風が強くなる。

三角頂点付近からの展望。二股山の雌岳は見えない。ここから西進する。

本当の山頂が近づく。雪が少なくなり腐ると、山頂へは行けなくなる。

山頂に到着。強風に鼻水が吹き飛ばされる。今日来た方向に矢印は無い。
山頂からの展望は、今までの中で最も透明感があった。那須の山々、ヒウチ岳、会津駒、三つ岩、窓明、分からない会津、越後の山々。

磐梯山と右に猪苗代湖が見えた。

そして、旭岳。大白森山に来るのは旭岳の雪景色を見るためだ。
さすがに、山頂の風は強く長居はできなかった。
ガリガリの尾根を伝わり、三角形頂点に戻る。
ここに戻り、一段下がると風は皆無となった。シールをはずして、無木立ちの急斜面に滑り出す。雪は極上のザラメとなり、最低スキーヤーのおいらでも連続ターンが決まる。喝采を叫び白樺林に突入。密林を掻き分け、ボーゲンに苦しむ。
ガリガリの尾根を伝わり、三角形頂点に戻る。
ここに戻り、一段下がると風は皆無となった。シールをはずして、無木立ちの急斜面に滑り出す。雪は極上のザラメとなり、最低スキーヤーのおいらでも連続ターンが決まる。喝采を叫び白樺林に突入。密林を掻き分け、ボーゲンに苦しむ。
鞍部で昼飯とする。ここまで、下り僅か5分。いかにコンディションが良かったか。
めずらしくコーヒーなどを飲む。
めずらしくコーヒーなどを飲む。
再びシールを付け往路を戻る。

大白森山を振り返る。肉眼では、おいらのシュプールが醜く刻まれているのが見えた。

小さな雪庇に怯えながら登り返す。おいらは雪庇恐怖性なのだ。

めずらしい白樺?の大木などを見ながら登り返す。

鎌房山に戻り、シールをはずす。
緩やかな尾根を快適に滑り、赤布を回収し、森を快適に滑る。デコボコ・ガチガチの林道も程よく緩み快適に滑る。羽鳥湖スキー場に着き、快適に滑るつもりが、砂のようなザラメ。山のザラメは滑りよいが、スキー場のてんこ盛りのザラメはうんざりだ。誤魔化しながら滑り降り、今日のスキーが終わった。
スキー場はともかく、良い一日であった。そう言えば、山では誰とも会わなかった。
コメント