山行日:2008.12.30
目的地:棒ノ折山
コース:白谷沢登山口(9:40)~岩茸石(休)~棒ノ折山(11:20休)~槇ノ尾    山~落合(13:30)~白谷沢登山口(14:20)

青空ではあったが、初雁橋を越えても奥武蔵の山の輪郭はぼやけていた。ややガッカリ。
白谷沢の登山口に着くと、すでに駐車スペースは満車だった。少し道を戻り、駐車場所を確保。
白谷沢左岸の登山道を登りだすと、すぐにふくらはぎが痛む。アキレス腱伸ばしの体操をし再び歩き出すと、最初の小滝が現れた。

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最初の滝、藤懸けの滝



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藤懸けの滝を過ぎると、ゴルジュ状となる。


次々に滝が現れる。

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天狗の滝

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白孔雀の滝


白孔雀の滝を過ぎると、谷は平凡となり、林道に飛び出す。ここまで、一時間足らずで核心部を終えてしまう。
林道を突っ切ると、木段道となり、苦しい。
木段が終わり、尾根をからむと岩茸石だ。


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岩茸石のベンチで一服する。


ここから再び木段の急登となる。あっさり、老人に抜かれる。
嫌気がさしたころ、権次入峠(ゴンジリとうげ)に着く。

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権次入峠からは、有間湖と金毘羅尾根がよく見える。

再び木段道をあえぐと、棒ノ折山山頂に着いた。


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棒ノ折山頂からは奥武蔵の山々がよく見える


山頂には大勢の人がいたが、片隅のベンチで昼飯とした。
棒ノ折山からは奥武蔵の山々がよく見えたが、奥多摩側は見えない。東京や飯能の街も霞んで見えない。北関東の山々も霞んで見えない。

棒ノ折山の先は道が細くなる。

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道は不鮮明だが、明るい雑木林は心地よい。それに今日は全く寒くない。



地図にある槇ノ尾山との鞍部付近から落合に下る道は見つからなかった。
道が暗くなると槇ノ尾山だ。
山頂にある「落合へ」の標識の先には、落ち葉と薄く積もった雪で踏み跡を見つけることはできなかった。磁石で方向を定め下る。すぐに「落合」への標識がみつかった。ここからは踏み跡は不鮮明ながら仙岳尾根の小尾根に乗り、迷うことは無い。

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槇ノ尾山下の標識を見つければ、ルートがはっきり分かる。


やがて「見晴らし」の標識があるが、「見晴らし」に行かず、右後方下に向かうと林道に出る。


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「見晴らし」からの見晴らし  見晴らしに出てしまったら「見晴らし」の標識まで戻る


林道を突っ切るように山道に入る。やがて防火帯のような切り開きのルートとなるが、異常な急坂となる。部分的には防火帯を絡むように、ジグザグの道もあるが、これがかえって、ルートを見つけるのに厄介な原因となる。

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写真では表現できない異常な急坂  スキーの横滑り状態で下った


観光釣り場が、見えれば落合は近い。が、有間川目前で道を失う。少し引き返し、かすかな踏み跡を見つけ、有間川に降り立った。




仙岳尾根は、何箇所か迷いやすい所があるので、下りに使うには明るい内に限ったほうがいいと思います。


権次入

「入」は入間川上流域の沢名に多い。「~入」
東京側に権次入沢があるが、入間川側からみると、「入」と「沢」が重複しているように思える。権次入沢は、「ゴンジリ」なのか「ゴンジイリ」なのか。
この辺の事情はどうなっているのであろうか。