山行日:2022.4.8
コース:五丈の滝駐車場(9:20)~林道分岐付近にて岳ノ山東尾根末端に取り付く~すぐにあきらめる~普通コースに切り替え~滝見の松(9:50)~東尾根(10:50)~(11:00)岳ノ山(11:10)~624m峰(11:50)~(12:20)大鳥屋山(12:40)~下山路分岐(12:50)~五丈の滝駐車場(13:30)


岳ノ山は一度登りに行って、いきなり道を間違え、登りなおして倒木に嫌気が指して敗走している。
そんな事をブログに載せたところ、ふみふみぃさんより375m峰経由の東尾根で楽に登れたとの書き込みを頂き、気を取り直して今回改めて出かけてみた。

五丈の滝駐車場を出て、すぐに林道分岐だ。3本の道(地図では2本。実際は3本)の右側へチョット入って375m峰へ繋がる尾根末端に取り付いた。見るからに急だ。山仕事の仕事道だろうか薄い踏み跡を辿って登る。チョット登って、ヒェ~。まずいねぇ~。セミになっちゃうよ。諦めよう。ふみふみぃさんとはレベルが違うのだ。無理は禁物。しかし、降りるのにえらく手間取った。無事に林道へ降り立って、仕方ない、倒木道を突破するかぁ~。たそがれさんが十数年前に歩いた記録を見るに、かなりアッサリ歩けるように書かれていた。倒木が無ければそういう山なのかもしれない。

途中未練がましく375m峰への尾根に乗れないか観察しながら歩いた。登れそうな所はあったが、運動靴で来ているし、なんか不安がよぎってやめておいた。よく「山は逃げない」と言うけれど、「山は逃げるのだ」 それが俺の実感である。

五丈の滝は、脇の沢の水流が乏しいのでパス(少々下に行かなくてはならないので)。

そして倒木。
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滝見の松を過ぎると、さらにひどくなる。前回はここで敗走した。
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今回はがんばった。倒木帯を突破した。一旦、沢床の道となる。
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なにか窯のようなもの。
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やや、またしても倒木が。
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ここも。またぐのも疲れるし、腰の悪い俺にはくぐるのもつらい。
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こんなものを見てほっとする。杉林ばかり見ているから。あっ、くしゃみが出ない。
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沢を離れて、急登となる。ふくらはぎが悲鳴をあげるすんでで、前方に青空を見る。
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岳ノ山東尾根に出た。こちらは登ってくる予定だった方向。平和に見える。枯れ枝が積まれ、「入っちゃいけませんよ」のようだ。
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樹間から男体山。いつもより雪が多いように見える。
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石祠が現れた。
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もう一基。
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二つ目の石祠の裏が岳ノ山の山頂だった。ようやく杉林から解放される。
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展望が悪いとの事だったが、男体山と微妙に女峰山様が見える。(写真クリックで拡大してみてね)
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そして、一輪のアカヤシオが。山頂付近を見回すと、赤いツボミがあった。
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そして、明るい北東の尾根筋にピンク色が見えた。


あった、あった。山頂から北東にチョット下ると、咲き始めとおぼしきアカヤシオが。
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点在していた。
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ムフフッ・・・・。来たかいがあった。
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アカヤシオに満足し、岳ノ山とオサラバ。
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やや、噂の崖地帯。
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ロープ頼りに何とか降りた。ほッ。
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そこには、アカヤシオが目線で咲いていた。
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盆栽型の松。
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ヒヒヒッ・・・。来たかいがあるってもんだ!
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あれが大鳥屋山か?
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そんな事より、アカヤシオが優先する。
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ロープ地帯は終わったものと思っていたが、その後もしつこく続く。右足に力が入らないので、つらいのぉ~。


624m峰を越え、急登に悲鳴をあげる。
急登が終わり杉林に入ると石祠が現れ、次いでなんか宗教っぽい石碑を過ぎると、
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杉で薄暗い平坦地に「大鳥屋山」の真新しい標識があった。陰気なので、
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手前の明るい露岩地帯に戻って昼飯とする。
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そこには、こんなものが。「野生動物調査中」とあった。
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昼飯を食ってオサラバ。急な来た道を下り、570m付近から山腹を下る。ここは急斜面と思っていたが、意外にも緩やかな下りで助かった。道も岳ノ山の登りより分かりやすい。
いきなり道幅が広くなって、沢筋に降り立つと、前回迷って来てしまった所に出た。


前回道間違いで最終的に引き返した所。
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そこには「大鳥屋山」を指し示す道標は無かった。沢筋をもう少しだけ奥に行ける。
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何回か来ている人でなければ、GPSでも持っていなければここが大鳥屋山に向かう分岐とは容易に判断できまい。

などと、感じつつ、さらに広くなった道をボチボチ下ると、駐車地に帰着した。

今回は、プチバリルートに蹴飛ばされ、杉林と倒木に悩まされ、かなり疲れた。アカヤシオが僅かだが咲いていて救われた気がした。