古い話ですが
目的地:恩原三国山
山行日:1999.2.6
コース:中津河最奥の集落(8:30)~岩井滝P~林道分岐~右俣=敗走
    林道分岐(11:45)~左俣林道終点(12:30)~三国山曲?複隠粥В魁   。亜法畴堊?礎翊点邵捻錥戸遏複隠供В隠機

前年、倉敷に転勤し、早速「岡山の山 百選:平成8年度版」を買い、岡山の山々を歩いてみたが、予想外に手ごわいものであった。5月に恩原スキー場Pから登ったときは、下部で道に迷い、牧場の先からは根曲がり竹の海に埋没し、ギラガ仙にもたどり着けなかった。そんな訳で1/2.5万図をヨクヨク眺め、中津河川右俣をスキーで詰めればなんとかなると思い、出かけてみた。

   地名は1/2.5万図に殆ど記載されていないので、便宜上勝手に名づけた。
     三国山本峰:1/2.5万図の三国山
     三国山曲?本峰西側約500m
     三国山景?Л曲?明沼μ鵤横娃娃蹐裡隠横隠械蹈圈璽
     ギラガ仙 :本峰南側1247.7mピーク(岡山の山百選より)
     大杉台地 :三国山曲?鄒礁鵤械娃娃蹐凌銈慮徒擇一本立っている台地
     大杉尾根 :大杉台地に収斂する3本の尾根
             南側から大杉吉?、業?、携?
     中津河川右俣、左俣:中津河川に沿う林道が標高800m付近で左右にわかれ               る。その右側の谷と左側の谷

中津河集落最奥の民家の前で除雪は終わっていた。準備していると、老人が家から出てきて、「どこへ行くのか」と聞くので、「三国山です」と答えたら、「誰も行かないから、やめたほうがよい。3月半ばになれば長靴でも行ける。」と言う。「とりあえず、行けるところまで行ってみます。」と言って出発。
雪は1.5mぐらいの軟雪で初めからスキーをつけて歩いた。膝下程度のラッセルだが雪が重く、アット言う間に疲れる。中津河川はゴーゴーと音をたてて流れている。岩井滝の分岐で一服。
杉の幼木の広場で林道が左右に分かれていた。右俣に入るとすぐに林道はなくなった。相変わらず中津河川は音をたてて流れている。谷の左斜面に沿って登ろうとするが、潅木の密林でスキーが引っかかりなかなか前に進めない。前進をあきらめ林道分岐に戻る。
地図を見直し左俣谷を詰め大杉携?からのルートに変更。林道終点は杉の幼木がびっしりと植林されていたが、杉を掻き分け尾根に取り付く。すぐに植林は終わり、すっきりとした尾根に。西側から雪つぶての歓迎を受ける。やがて広い台地に飛び出した。右手に杉の巨木が孤独に立っていた。近い過去、皆伐されたのだろうが、さすがにこの巨木を切ることは気が引けたのだろう。
大杉台地の前にある高みに向かって登るが、風が強く、視界が悪くなってきた。登り付いた所は三国山曲?隼廚錣譴襦視界が悪く、コンパスで方向を確かめる。針の方向は急斜面を示していた。霧で下が見えない。地図ではなだらかな尾根のはずだがと思う。雪も激しく降ってきたので、ここまでとする。
シールを外し、トレースが消えないうちにと、一目散に下る。大杉台地を小さく上り返し、携?を快適に下る。尾根下部から左手に下ると林道に出た。ここまでわずか15分の下りだった。林道は重い湿雪で全く滑らない。とぼとぼと歩くようにスキーを動かして中津河集落に帰着。
2回目の三国山も登頂ならず敗走。

イメージ 1

イメージ 2

山行日:2008.6.18
コース:歌ヶ浜(9:15)~阿世潟~阿世潟峠(休)~社山(11:10休)~凹地の広い尾根(12:35休)~黒桧岳(13:20)~千手ヶ浜(15:10)~菖蒲ヶ浜(16:30)

パソコン音痴のおいらが、初めて投稿。うまくできるのか。

週間天気予報で明日から曇りと雨が続きそうなので、急遽出発。

歌ヶ浜はややじっとり。空気が濁っていた。阿世潟付近まで来ると快晴となった。

うるさいほどのセミの声の中、阿世潟峠に登り付くと一人のご婦人がいらっしゃった。聞くと、これからのルートの状況が不安で幕営道具一式持参とのこと。不明瞭ポイントを教えたが、とりあえず一緒に出発。ご婦人は巨大なザック。おいらは弁当、水筒、雨具の軽装、結局千手ヶ浜まで同行することに。おいらの足は遅いのだ。 

ここから社山までは急登だ。岩のピークに着くといよいよ大展望の尾根道だ。表日光の連山、白根山、錫ヶ岳、足尾の山々・・・。中禅寺湖が群青色にたたずむ光景は圧巻だ。
社山をやり過ごし、30mほど先の小岩が散りばめられた笹原で休憩。皇海、鋸、袈裟丸の山々がはっきりと分かる。ただ松木川流域の荒れた山体が痛々しい。
ここで黒桧岳への道がわかりずらい。目の前の笹原の尾根に入り込まないことだ。よく観察すると右側の潅木の中に踏み跡が見つけられる。明るい鞍部まで下れば安心だ。
笹原と疎林の小道となり、快適な尾根歩きだ。小山に上がれば、黒木に覆われた黒桧岳がよく見える。道は右に左に屈折する。またトラバースの踏み跡(獣道?)があるが、入らないほうがよい。崖に出てしまうことがあるからだ。それにこんな好展望を見過ごす手は無い。

12時をだいぶ回ったので、広い尾根の窪地の草原で昼飯とする。鹿が現れたが、こちらの姿を確認すると森の中に跳ねていった。
ゆるく上って、大平山との別れ(大平山への踏み跡は見えないが)に至ると暗い森、広い尾根となり道は不鮮明になる。幸い、「赤/黄」の目印があり、注意すれば大丈夫だ。

暗い黒桧岳に着くと、先客の鹿がいた。こいつは人を恐れず、こちらにやってくる。目と目は合っている。だけどこちらに来る。とうとう2mの至近距離に。奈良の鹿じゃあるまいし。こちらが怖くなり、ガバット立ち上がる。それでも鹿は2~3mのそのそと後ずさりしただけ。早々に退散。

ご婦人の厳冬期茂倉岳登山の話に恐れ入りながら、千手ヶ浜に到着。底抜けに明るい男体山と中禅寺湖が迎えてくれた。おまけに九輪草が満開であった。
      

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